【要約&レビュー】『星を編む』愛を失った後もつながり続ける人々の物語
星を編む
著者: 凪良 ゆう
ジャンル: 小説
試し読みもできます
Amazonで『星を編む』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 本屋大賞受賞『汝、星のごとく』のその後を描くスピンオフ3編
- 愛する人を失った後、残された人々がどう生きるかを描く
- 凪良ゆうの透明感のある文体で紡がれる「つながり」の物語
この本はこんな人におすすめ
- 『汝、星のごとく』を読んだ方
- 凪良ゆうの作品が好きな方
- 「喪失と再生」をテーマにした小説を読みたい方
- 静かで深い物語を探している方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| ストーリーの引き込み力 | ★★★★☆ |
| 再読したい度 | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
| 感動度 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
あらすじ
『汝、星のごとく』で描かれた物語のその後。残された人々は、愛と喪失を抱えながらも前に進もうとしています。
3つの編で描かれるのは、それぞれ異なる「つながり」のかたち。失ったものは取り戻せない。でも新しいつながりを編むことはできる。タイトルの「星を編む」は、散らばった星を一つの星座に見立てるように、バラバラの人生をつなぎ合わせていくことを意味しています。
スピンオフの意味
本書は単なる「続編」ではありません。前作で主役だったキャラクターの周辺にいた人々にフォーカスし、彼らの人生を深く掘り下げます。脇役だと思っていた人の物語を知ることで、前作の見え方が変わる。スピンオフだからこそ描ける世界があります。
喪失と再生
凪良ゆうが描く「喪失」は、決して劇的ではありません。日常の中にじわじわと広がる空白。朝起きた時に隣にいない人。一緒に食べるはずだった夕食。その小さな喪失感が、読者の心に静かに沁みていきます。
読んだ後に残ったこと
前作『汝、星のごとく』を読んだ時には脇役だと思っていた人たちに、こんなに深い物語があったとは。人は誰でも自分の人生の主人公であるということを、改めて実感しました。
「つながり」は失われても、新しく編み直せる。フリーランスになって以前の職場の人間関係が薄くなった時、寂しさを感じたことがあります。でもこの本を読んで、新しいつながりを作ることは、古いつながりを否定することではないと思えました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー1,490件超え、評価4.00。「前作と合わせて完璧」「脇役の人生に泣いた」「凪良ゆうの世界観が好き」という声が多数。前作ファンからの支持が厚い作品です。
「前作を読んでいないと入りにくい」「前作ほどのインパクトはない」という声もありますが、前作のファンにとっては必読の一冊です。
良い点
- 前作の世界観を深く掘り下げている
- 「喪失と再生」の描写が繊細
- 脇役の物語を知ることで前作の見え方が変わる
注意点
- 前作『汝、星のごとく』を先に読む必要がある
- 前作ほどのインパクトは期待しない方がいい
- 静かな物語なので派手な展開を求める方には不向き
この本の前後に読む本
前に読む本: 『汝、星のごとく』。本書の前作で本屋大賞受賞作。必ず先に読んでください。
後に読む本: 『流浪の月』。同じ凪良ゆうの本屋大賞受賞作。「世間の常識」と「個人の幸せ」の対立を描いた傑作。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約360ページ |
| 読了時間の目安 | 4〜5時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★★☆☆(前作の知識が必要) |
まとめ
『星を編む』は、『汝、星のごとく』の世界を深く掘り下げるスピンオフです。愛する人を失った後、残された人々がどう生きるか。散らばった星を新しい星座に編み直すように、人と人のつながりを紡いでいく美しい物語です。
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Amazonで『星を編む』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。