【要約&レビュー】『星を編む』愛を失った後もつながり続ける人々の物語

レビュアー: ゆう
星を編む

星を編む

著者: 凪良 ゆう

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#凪良ゆう#恋愛#人間ドラマ

3行で分かるこの本のポイント

  • 本屋大賞受賞『汝、星のごとく』のその後を描くスピンオフ3編
  • 愛する人を失った後、残された人々がどう生きるかを描く
  • 凪良ゆうの透明感のある文体で紡がれる「つながり」の物語

この本はこんな人におすすめ

  • 『汝、星のごとく』を読んだ方
  • 凪良ゆうの作品が好きな方
  • 「喪失と再生」をテーマにした小説を読みたい方
  • 静かで深い物語を探している方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★☆
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★☆☆☆
感動度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

『汝、星のごとく』で描かれた物語のその後。残された人々は、愛と喪失を抱えながらも前に進もうとしています。

3つの編で描かれるのは、それぞれ異なる「つながり」のかたち。失ったものは取り戻せない。でも新しいつながりを編むことはできる。タイトルの「星を編む」は、散らばった星を一つの星座に見立てるように、バラバラの人生をつなぎ合わせていくことを意味しています。

スピンオフの意味

本書は単なる「続編」ではありません。前作で主役だったキャラクターの周辺にいた人々にフォーカスし、彼らの人生を深く掘り下げます。脇役だと思っていた人の物語を知ることで、前作の見え方が変わる。スピンオフだからこそ描ける世界があります。

喪失と再生

凪良ゆうが描く「喪失」は、決して劇的ではありません。日常の中にじわじわと広がる空白。朝起きた時に隣にいない人。一緒に食べるはずだった夕食。その小さな喪失感が、読者の心に静かに沁みていきます。

読んだ後に残ったこと

前作『汝、星のごとく』を読んだ時には脇役だと思っていた人たちに、こんなに深い物語があったとは。人は誰でも自分の人生の主人公であるということを、改めて実感しました。

「つながり」は失われても、新しく編み直せる。フリーランスになって以前の職場の人間関係が薄くなった時、寂しさを感じたことがあります。でもこの本を読んで、新しいつながりを作ることは、古いつながりを否定することではないと思えました。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,490件超え、評価4.00。「前作と合わせて完璧」「脇役の人生に泣いた」「凪良ゆうの世界観が好き」という声が多数。前作ファンからの支持が厚い作品です。

「前作を読んでいないと入りにくい」「前作ほどのインパクトはない」という声もありますが、前作のファンにとっては必読の一冊です。

良い点

  • 前作の世界観を深く掘り下げている
  • 「喪失と再生」の描写が繊細
  • 脇役の物語を知ることで前作の見え方が変わる

注意点

  • 前作『汝、星のごとく』を先に読む必要がある
  • 前作ほどのインパクトは期待しない方がいい
  • 静かな物語なので派手な展開を求める方には不向き

この本の前後に読む本

前に読む本: 『汝、星のごとく』。本書の前作で本屋大賞受賞作。必ず先に読んでください。

後に読む本: 『流浪の月』。同じ凪良ゆうの本屋大賞受賞作。「世間の常識」と「個人の幸せ」の対立を描いた傑作。

読了データ

項目 内容
ページ数 約360ページ
読了時間の目安 4〜5時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★★☆☆(前作の知識が必要)

まとめ

『星を編む』は、『汝、星のごとく』の世界を深く掘り下げるスピンオフです。愛する人を失った後、残された人々がどう生きるか。散らばった星を新しい星座に編み直すように、人と人のつながりを紡いでいく美しい物語です。

読書好きならKindle Unlimitedがおすすめ

月額980円で200万冊以上が読み放題。30日間の無料体験あり

Kindle Unlimitedを無料で試す

この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。