【要約&レビュー】『生きるぼくら』ひきこもり青年が米作りで再生する——原田マハが描く人生の希望
生きるぼくら
著者: 原田マハ
ジャンル: 小説
試し読みもできます
Amazonで『生きるぼくら』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- いじめからひきこもりになった24歳の青年・人生の再生の物語
- 蓼科の自然の中で米作りを通して人と出会い直す
- 原田マハが描く人生のやり直しの希望と優しさ
この本はこんな人におすすめ
- 原田マハ作品のファン
- 主人公が成長する物語が好きな方
- 田舎・自然を舞台にした再生の物語に惹かれる方
- 疲れた心を優しく癒やされたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| ストーリーの引き込み力 | ★★★★☆ |
| キャラクターの魅力 | ★★★★★ |
| 自然描写の美しさ | ★★★★★ |
| 読後のあたたかさ | ★★★★★ |
要約・内容紹介
ひきこもり青年・人生(じんせい)
主人公の麻生人生(じんせい)は、学生時代のいじめが原因でひきこもりになった24歳。頼りだった母が突然家を出て行き、一人残された彼は途方に暮れます。
残されたのは年賀状の束。その中に「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」と書かれた一枚があり——それが祖母からの便りでした。
蓼科で米作りと出会う
人生は重い腰を上げて、祖母が住む蓼科へと向かいます。そこで出会ったのは、認知症を抱える祖母と、同じく事情のある少女・つぼみ。三人で始めた米作りを通じて、人生は少しずつ自分を取り戻していきます。
自然の中で汗を流し、種をまき、雑草を抜く。その地道な営みが、ひきこもりだった人生に「生きること」の実感を取り戻させていくのです。
原田マハの優しい筆致
『本日は、お日柄もよく』『たゆたえども沈まず』などで知られる原田マハさん。本作は美術小説とはテイストが異なる、現代日本を舞台にした再生物語です。
蓼科の自然の美しさ、そこに生きる人々のあたたかさ。読後に心が洗われるような優しさが広がる一冊です。
読んだ後に残ったこと
僕はこの本を読んで、息子と一緒に田舎暮らしをしたくなりました。土に触れ、自然を感じる経験を、子供時代にどれだけ積めるか——。
また、人生が再生していく姿に励まされました。ひきこもりの経験はなくても、誰しもどこかでつまずくもの。「人はやり直せる」というメッセージが胸に刺さる一冊です。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー894件超え、評価4.25と高評価。「泣きながら読んだ」「原田マハの優しさが詰まった一冊」「蓼科に行きたくなる」という声が多いです。
「展開がやや予想通り」「主人公の変化が早すぎる」という意見もありますが、読後のあたたかさで高く評価されています。
良い点
- 蓼科の自然描写の美しさ
- 祖母・つぼみ・人生の三人の絆が魅力的
- 読後に心があたたまる優しい物語
注意点
- 展開は比較的予想しやすい
- 重いテーマを扱うが過度な暗さはない
- 田舎暮らしへの理想化がある
この本の前後に読む本
前に読む本: 『本日は、お日柄もよく』。原田マハの代表作。本書の前に読むと著者の優しい文体に慣れます。
後に読む本: 『たゆたえども沈まず』。原田マハの美術小説。本書の後に読めば違う角度で著者を楽しめます。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約352ページ |
| 読了時間の目安 | 4〜5時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
『生きるぼくら』は、ひきこもりの青年が蓼科の米作りを通して再生していく、原田マハが描く人生のやり直しの物語です。自然のあたたかさと人との出会い。疲れた心を優しく包んでくれる一冊です。
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Amazonで『生きるぼくら』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。