【要約&レビュー】『店長がバカすぎて』書店員の叫びが止まらない!——早見和真の痛快お仕事小説

レビュアー: ゆう
店長がバカすぎて

店長がバカすぎて

著者: 早見 和真

ジャンル: 小説

★★★☆☆(3/5)
#小説#早見和真#お仕事#書店

3行で分かるこの本のポイント

  • 吉祥寺の書店で働く契約社員・京子とバカすぎる店長の日常を描くお仕事小説
  • クレーマー、万引き、出版業界の裏側——書店員のリアルな悩みが詰まった一冊
  • 笑いながらも**「本を届ける仕事」の尊さ**が胸に沁みる——本屋大賞ノミネート作

この本はこんな人におすすめ

  • 書店や出版業界に興味がある方
  • お仕事小説が好きな方
  • 笑えて元気が出る小説を探している方
  • 本屋さんで働いたことがある方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
再読したい度 ★★★☆☆
初心者おすすめ度 ★★★★★
笑える度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

谷原京子、28歳。吉祥寺の書店「武蔵野書店」の契約社員。薄給で超多忙、クレーマー対応は日常茶飯事。そして何より頭を悩ませるのが、店長の山本猛。人を苛立たせる天才で、名前ばかり勇ましい「非」敏腕店長。

「ああ、店長がバカすぎる!」。京子の心の叫びが響く中、書店では次々と事件が起こります。

書店員のリアル

本書の魅力は書店の裏側がリアルに描かれていること。返品作業、棚割り、フェアの企画、出版社の営業との駆け引き。華やかに見える書店の裏に、こんな世界があったのかと驚きます。

京子の本への愛

京子は文句を言いながらも、本を愛している。お客さんに合う一冊を選ぶ時の真剣さ、新刊の棚を作る時のこだわり。バカな店長に振り回されながらも辞めないのは、本を届ける仕事が好きだから。

読んだ後に残ったこと

書店に行くのが楽しくなりました。棚の並びを見ると「この配置、書店員さんが考えたんだな」と思うようになったし、POPを見ると「京子みたいな人が書いたのかな」と想像してしまいます。

フリーランスの僕は、書店の契約社員の苦労とは縁遠い立場ですが、「好きなことを仕事にする」喜びと苦しみは同じです。クライアントに振り回される日々も、結局この仕事が好きだから続けている。京子の気持ちがよく分かりました。

タイトルのインパクトがすごいですが、読み終わると店長への印象が少し変わります。バカはバカなんですが。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー990件超え、評価3.72。「書店員あるある」「笑いが止まらない」「本好きなら絶対読むべき」という声がある一方、「軽すぎる」「深みがない」「続編は蛇足」という声も。

軽い読み物として楽しむのが正解。読後に書店に行きたくなること間違いなしです。

良い点

  • 書店の裏側がリアルに描かれている
  • テンポが良く笑える
  • 本への愛情が伝わってくる

注意点

  • 深いテーマは求めない方がいい
  • 京子の毒舌が苦手な方もいる
  • 続編もあるが本書だけで完結する

この本の前後に読む本

前に読む本: 『ドミノ』。同じくテンポの良いエンタメ小説。笑えるモードで本書に臨めます。

後に読む本: 『アルプス席の母』。同じ早見和真。痛快な書店小説の後に、親の愛を描いた感動作へ。

読了データ

項目 内容
ページ数 約300ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『店長がバカすぎて』は、書店員の日常を笑いとリアルさで描いた早見和真の痛快お仕事小説です。バカな店長に振り回されながらも、本を愛する京子の姿に元気をもらえます。読後に書店に行きたくなる一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。