【要約&レビュー】『ドミノ』東京駅で27人と1匹の運命が連鎖する恩田陸の爽快群像劇

レビュアー: ゆう
ドミノ

ドミノ

著者: 恩田 陸

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#恩田陸#エンタメ#群像劇

3行で分かるこの本のポイント

  • 東京駅を舞台に27人と1匹の人生がドミノ倒しのように連鎖する群像劇
  • 一億の契約書、下剤を盛られた子役、推理大会の大学生——バラバラの物語が一気に交差
  • 笑いと興奮が止まらない——恩田陸の痛快エンタメ小説

この本はこんな人におすすめ

  • 群像劇が好きな方
  • テンポの良いエンタメ小説を読みたい方
  • 恩田陸の意外な作風を知りたい方
  • 読後にスッキリする小説を探している方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★★
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★★★★
エンタメ度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

昼下がりの東京駅。一億の契約書を待つ生保会社のオフィス。下剤を盛られた子役の麻里花。推理力を競う大学生。別れを画策する青年実業家。見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが倒れ始めます。

27人と1匹の登場人物の人生が、一つの出来事をきっかけに連鎖反応を起こし、東京駅は大パニックに。

ドミノ倒しの快感

一つの出来事が次の出来事を引き起こし、それがまた次を引き起こす。まるでドミノ倒しのように物語が加速していく。バラバラだった物語がひとつに収束していく瞬間の快感は、映画のクライマックスのようです。

笑いとカオス

本書は恩田陸にしては珍しくコメディタッチ。子役の麻里花のトイレ問題から始まるカオスは、笑わずにはいられません。シリアスな恩田陸とは全く違う、エンタメ全開の一冊です。

読んだ後に残ったこと

東京駅を通るたびに、この本を思い出します。あの大きな駅の中で、何百人もの人がそれぞれの人生を生きている。その人生が、もしかしたら隣の人と連鎖しているかもしれない。そう考えると、駅の風景が少し違って見えます。

純粋にエンタメとして楽しい一冊。深いテーマはないけれど、読んでいる間は笑顔になれる。疲れた時に読みたい小説です。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,030件超え、評価3.87。「テンポが最高」「群像劇の教科書」「恩田陸の意外な一面」「映画を観ているよう」という声がある一方、「登場人物が多すぎて混乱する」「軽すぎる」という声も。

エンタメとしての完成度は高く、恩田陸の入門書としても推奨されています。

良い点

  • 群像劇としての構成力が圧巻
  • テンポが良く一気読みできる
  • 笑えるシーンが多い

注意点

  • 登場人物が27人と多いので整理が必要
  • 深いテーマを求める方には物足りない
  • 恩田陸の幻想的な作風とは異なる

この本の前後に読む本

前に読む本: 『マリアビートル』。同じく群像劇のエンタメ小説。伊坂幸太郎の群像劇と比較すると面白いです。

後に読む本: 『六番目の小夜子』。同じ恩田陸。エンタメとは全く違う幻想的な恩田陸を体験できます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約390ページ
読了時間の目安 4〜5時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(登場人物は多いが読みやすい)

まとめ

『ドミノ』は、東京駅を舞台に27人と1匹の運命がドミノ倒しのように連鎖する恩田陸の爽快群像劇です。バラバラの物語が一気に交差する快感。笑いと興奮が止まらない、恩田陸のエンタメ最高峰の一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。