【要約&レビュー】『論理的思考力を鍛える33の思考実験』北村良子——「どう考えるか」を問い続けるパズル本

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

論理的思考力を鍛える33の思考実験

論理的思考力を鍛える33の思考実験

著者: 北村良子

ジャンル: 心理学

★★★☆☆(3/5)
#心理学#思考法#北村良子#論理思考#思考実験

3行で分かるこの本のポイント

  • トロッコ問題・テセウスの船など古典的思考実験から独自の問いまで——33の思考実験を通して「どう考えるか」を問い続ける論理思考トレーニング本
  • 正解がない問いこそが思考力を鍛える——「答えを出す」ことより「どう考えるか」の過程が大切という著者の哲学
  • 哲学・倫理・論理学のエッセンスを思考実験という形で——難しい専門書に入る前の思考力入門として最適な構成

この本はこんな人におすすめ

  • 論理的思考力・批判的思考を身につけたい方
  • 哲学・倫理学に興味があるが難しい本は苦手な方
  • 思考実験・パズルが好きな方
  • 就活・資格試験の論述対策に思考力を鍛えたい学生

こんな人には合わないかも

  • 哲学の専門書をすでに読んでいて深い考察を求めている方
  • 思考実験に慣れていて易しい問題では物足りない方
  • 論理的思考力を「すぐ使える技術」として学びたい方(本書は習慣形成が目的)

独自5段階評価

項目 スコア
内容の濃さ ★★★☆☆
読みやすさ ★★★★★
実践のしやすさ ★★★☆☆
初心者向き度 ★★★★☆
コスパ(満足度) ★★★☆☆

要約・内容紹介

著者の北村良子はパズル・論理問題の作家として活動し、思考力トレーニングの書籍を多数執筆しています。本書は「正解がないかもしれない問いを考えることが論理的思考力を鍛える」という前提に立っています。

トロッコ問題・テセウスの船・中国語の部屋など哲学の古典的思考実験を中心に、独自の問いも交えながら33問が収録されています。「5人を救うために1人を犠牲にするか」という問いに唯一の正解はありません。しかし正解を出そうとする過程で、自分の価値観・論理・前提の矛盾に気づきます。著者はこの気づきこそが論理的思考力の正体だと主張します。

1問1問に向き合い、自分なりの答えを出そうとするうちに「なぜ?」「本当に?」と問い続ける習慣が身につく——これが本書の教育的な目標です。哲学・倫理の専門知識なしに取り組める入門レベルの難易度で、思考力トレーニングへの最初の一歩として設計されています。

実際に試してみた

パズルや思考問題は好きなのですが、「正解がない問い」系は少し苦手意識がありました。読んでみると、「自分はこう考えるけどなぜそう考えるんだろう」と立ち止まる場面が何度かあって、思考の癖に気づけました。自分がいかに「多数派の意見に流されやすい」かを発見したのは、ちょっとした収穫でした。

正直、ここが物足りなかった

解説がやや薄い問題があり、「もう少し深く掘り下げてほしかった」という欲求不満が残ります。思考実験の提示と著者の考え方の紹介で終わっているものが多く、哲学的な背景や論理学的な整理まで踏み込んでいないのが惜しいです。入門としては良いですが、それ以上を期待すると物足りなさを感じます。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー多数、評価3点台後半。「思考力を鍛えるきっかけになった」「考えることが楽しくなった」という声がある一方、「解説が浅い」「哲学の専門書で学ぶべき内容」という批評も見られます。論理思考・哲学に関心を持ち始めた方に支持されており、思考実験の入門書として使いやすいという評価が多いです。

良い点

  • 古典的思考実験から独自の問いまで幅広い33問で考える楽しさを提供
  • 正解がない問いを通して自分の論理・価値観を発見できる構成
  • 哲学・倫理の専門知識なしに取り組める入門レベルの難易度

注意点

  • 解説の深さが物足りないと感じる読者も多く、哲学の専門書には及ばない
  • 思考実験への慣れがある人には易しすぎる問題も含まれる
  • 「論理的思考力が上がった」という実感を得るには継続的な実践が必要

似た本と比べると

マイケル・サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』と比較すると、本書は圧倒的に読みやすく入門的です。サンデルは政治・倫理の深い議論を展開しますが、本書は思考実験を楽しみながら「考える習慣」を養うことに特化しています。深さより手軽さを重視するなら本書が最初の一冊として適しています。

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。論理思考・思考実験の入門として最初に手に取れます。

後に読む本: マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』——本書で思考実験への関心が深まったら、倫理・哲学の専門書で思考をさらに深めるのがおすすめです。

読了データ

項目 内容
ページ数 約250ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト 図解あり
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい)

まとめ

『論理的思考力を鍛える33の思考実験』は北村良子が古典的思考実験から独自の問いまで33問を通して「考える習慣」を養う思考トレーニング本です。解説の深さには限界がありますが、正解がない問いに向き合う面白さを体験できる入門書として価値があります。哲学・論理思考への最初の一歩を踏み出したい方に薦めます。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。