【要約&レビュー】『聞く技術 聞いてもらう技術』東畑開人——「聞かれることで人は変わる」カウンセラーのコミュニケーション論
聞く技術 聞いてもらう技術
著者: 東畑 開人
ジャンル: 心理学
試し読みもできます
Amazonで『聞く技術 聞いてもらう技術』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「聞かれることで人は変わる」という発見——ただ話を聞くだけで相手が変わる——カウンセリングの現場から生まれた「聞く」の本質
- 「聞く」と「聞いてもらう」の二つの技術——話を聞くだけでなく・自分の話を聞いてもらう力も同じくらい重要だという視点
- すぐに実践できる革新的なコミュニケーション論——「居るのはつらいよ」の著者が、日常会話から職場まで使える技術を平易に解説
この本はこんな人におすすめ
- 人の話をもっとうまく聞けるようになりたい方
- 自分の話を聞いてもらえないと感じている方
- コミュニケーションの本質を知りたい方
- 東畑開人のファン・臨床心理学に興味がある方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 「聞く」技術の具体性 | ★★★★☆ |
| 実践への落とし込みやすさ | ★★★★☆ |
| コミュニケーション論の深さ | ★★★★☆ |
| 東畑開人の語り口の魅力 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
「聞くこと」の本質——ただ黙っていることではない
本書の最初の問いは「聞くとはどういうことか」です。東畑開人は「聞くことは黙っていることではない——存在として受け取ること・相手の言葉が届いていることを示すこと」だと言います。
「うんうん」と頷くだけでも・「そうなんですね」という短い言葉でも——「あなたの話を受け取っている」という態度が、相手を変える力を持つのです。
「聞いてもらう」技術の重要性
本書が他のコミュニケーション本と異なるのは「聞いてもらう技術」を同等に重要視していることです。「話を聞けない人は多いが・聞いてもらい方を知らない人も多い——相手に聞いてもらえるような話し方があるのだ」という視点が新鮮です。
「上手に話すことよりも・聞いてもらえる状況を作ること」——これが本書の実践的なメッセージの核心です。
「ひとは変わる」という希望
本書を貫くメッセージは「聞かれることで、人は変わる」というものです。誰かに本当に話を聞いてもらった体験が・人を動かし変えていく。カウンセリングの現場で東畑開人が見てきたことが、本書の言葉に命を吹き込んでいます。
実際に試してみた
フリーライターとして取材やインタビューをする機会がある中で、「本当に聞けているか」を意識するようになりました。本書を読んで、相手の話に対して「そうなんですね」「それはどういう意味ですか」という小さな反応を意識的に増やしました。
驚いたのは、相手が話してくれる量が明らかに増えたことです。「聞く態度が相手の言葉を引き出す」——これが本書の最大の発見でした。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー200件前後、評価4.0前後と好評。「カウンセリングとは何かと合わせて読むと良い」「仕事の対話が変わった」という声が多数。「具体的なテクニックが少ない」という声もあります。
東畑開人の著作の中で最も実用的・日常的な内容として評価されており、コミュニケーション改善を求める幅広い層に読まれています。
良い点
- 「聞く」と「聞いてもらう」の両面を扱う独自の視点
- カウンセリングの現場から生まれた言葉の重さ
- 東畑開人の読みやすく温かい文体
注意点
- 具体的なノウハウ・テクニック集ではない
- コミュニケーション技術本として期待すると物足りない場合がある
- 東畑開人の前著を読んでいた方がより楽しめる
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。東畑開人の入門として本書から始めても問題ありません。
後に読む本: 特になし。本書でさらに深く知りたい方はカウンセリングとは何かにも進むことをおすすめします。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約170ページ |
| 読了時間の目安 | 2時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(平易だが内容は深い) |
まとめ
『聞く技術 聞いてもらう技術』は、東畑開人がカウンセリングの現場から「聞くこと」と「聞いてもらうこと」の本質を語った一冊です。「聞かれることで人は変わる」——このシンプルな発見が、日常のコミュニケーションを根本から変えてくれます。
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Amazonで『聞く技術 聞いてもらう技術』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。