【要約&レビュー】『白ゆき姫殺人事件』SNSの噂が人を殺す——湊かなえが暴くネット社会の闇
白ゆき姫殺人事件
著者: 湊 かなえ
ジャンル: 小説
試し読みもできます
Amazonで『白ゆき姫殺人事件』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 化粧品会社の美人社員殺害事件をめぐる群像劇
- ネットの憶測と週刊誌報道が暴走する現代社会の闇
- 井上真央主演で映画化された湊かなえのSNS時代の傑作
この本はこんな人におすすめ
- 湊かなえの多視点ミステリーが好きな方
- SNSや週刊誌報道の問題に関心がある方
- 井上真央主演の映画の原作が気になる方
- イヤミスが好きな方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| ストーリーの引き込み力 | ★★★★☆ |
| 社会派要素 | ★★★★★ |
| 多視点構成の巧さ | ★★★★☆ |
| 現代性 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
化粧品会社の美人社員殺害事件
物語は、化粧品会社の美人社員が殺害される事件から始まります。容疑者として浮かび上がったのは同僚の女性。しかし真相は明らかではなく、ネット上では様々な憶測が飛び交います。
ネットと週刊誌の暴走
本作の核となるのは、事件そのものではなく、事件をめぐる「報道」と「噂」。週刊誌記者の取材、同僚たちの証言、SNS上の書き込み——。
それぞれの情報は少しずつ食い違い、真相は見えにくくなっていく。噂話の矛先が誰に向かうのか、その過程そのものが怖い。
湊かなえが暴く「現代の闇」
湊かなえさんの多視点ミステリーの真骨頂が発揮された一作。複数の人物の証言から、読者が真相を組み立てていく構成。
2014年に井上真央主演で映画化され、ネット社会の怖さを描いた作品として話題になりました。SNS全盛の今、さらに切実なテーマ性を持つ一冊です。
読んだ後に残ったこと
僕はこの本を読んで、SNSで情報に接する姿勢を改めました。一次情報かどうか、憶測か事実か——それを見極めることの大切さを痛感します。
息子がSNSを使い始める頃には、本書を薦めたい。「何を信じ、何を疑うか」の判断力は、これからの時代を生きる子供にとって必須のスキル。本書はそのための教科書にもなる一冊です。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー915件超え、評価3.44。「SNS時代の怖さを描いた傑作」「映画も良かった」「多視点の構成が巧い」という声があります。
「真相が物足りない」「湊かなえの中では弱い」という意見もありますが、社会派ミステリーとしての完成度は高い一作です。
良い点
- ネット社会の闇を鋭く描く現代性
- 多視点構成で真相を組み立てる面白さ
- 湊かなえらしいイヤミス的な読後感
注意点
- 事件のトリック自体はシンプル
- SNS描写がやや古く感じる部分も
- 湊かなえの代表作と比べると印象が弱い
この本の前後に読む本
前に読む本: 『告白』。湊かなえのデビュー作。多視点ミステリーの代表作として本書の前に読むと世界観に入りやすいです。
後に読む本: 『Nのために』。湊かなえの多視点ミステリー。本書と同じく複数の視点から真実を浮かび上がらせる構成です。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約320ページ |
| 読了時間の目安 | 4〜5時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
『白ゆき姫殺人事件』は、化粧品会社の美人社員殺害事件をめぐる、ネット社会の闇を暴く湊かなえの多視点ミステリーです。SNS時代の怖さと、噂話が人を殺す現実。映画と合わせて現代人に刺さる一冊です。
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Amazonで『白ゆき姫殺人事件』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。