【要約&レビュー】『流星ワゴン』亡き父と過去をやり直す父子の感動物語
流星ワゴン
著者: 重松 清
ジャンル: 小説
試し読みもできます
Amazonで『流星ワゴン』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 人生に絶望した38歳の男が亡き父と一緒にワゴンで過去の転機をめぐるファンタジー
- 「やり直したい過去」に戻っても結局変えられるのは「今の自分」だけという深いテーマ
- 重松清の代表作、父親として読むと号泣必至のドラマ化もされた感動作
この本はこんな人におすすめ
- 父親との関係に悩んでいる方
- 「人生をやり直したい」と思ったことがある方
- 父親になって自分の親の気持ちが分かるようになった方
- 重松清の作品を初めて読む方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| ストーリーの引き込み力 | ★★★★★ |
| 再読したい度 | ★★★★★ |
| 初心者おすすめ度 | ★★★★☆ |
| 感動度 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
あらすじ
38歳の一雄は、妻の不倫、息子の不登校、リストラと、人生のどん底にいます。「死んでもいいかな」と思った瞬間、一台のワゴンが目の前に止まります。
ワゴンには、交通事故で亡くなった父子が乗っていました。父・忠雄は一雄と同じ38歳の姿。ワゴンは一雄の「人生の転機」を巡り、過去の自分に会いに行きます。あの時、違う選択をしていたら。
「やり直し」の意味
過去に戻っても、人生は思い通りにはならない。でも「やり直す」ことの本当の意味は、過去を変えることではなく、今の自分が変わること。このメッセージが、物語のクライマックスで明かされます。
父と息子
一雄は父・忠雄との関係に苦しんできました。でもワゴンの旅で、父が自分と同じ年齢だった時の姿を見ることで、父の不器用な愛に気づいていきます。「父親」は最初から「父親」だったわけではなく、自分と同じように悩みながら父親になったのだと。
読んだ後に残ったこと
3歳の息子を持つ父親として、号泣しました。
一雄と忠雄の関係を見ていると、将来の自分と息子の姿が重なります。僕もきっと不器用な父親で、息子に嫌われることもあるでしょう。でもこの本を読んで、「不器用でも息子を想う気持ちがあればいい」と思えました。
自分の父のことも考えました。父とは色々あったけれど、この本を読んだ後に電話しました。大したことは話せなかったけれど、「元気?」と聞いた時の父の嬉しそうな声が忘れられません。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー1,700件超え、評価4.11。「父親として泣いた」「父に会いたくなった」「重松清の最高傑作」という声が多数。TBSドラマ化もされています。
「ファンタジー設定に抵抗がある」「長い」という声もありますが、父と子の物語としての感動がすべてを補います。
良い点
- 父子の関係を深く描いている
- 「やり直し」の意味が深い
- 父親として読むと強烈に響く
注意点
- ファンタジー設定が苦手な方もいる
- テーマが重く読後感もやや重い
- 父子関係に問題がない方にはピンとこないかもしれない
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。重松清の入門として最適です。
後に読む本: 『そして、バトンは渡された』。同じく「親子の絆」を描いた本屋大賞受賞作。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約470ページ |
| 読了時間の目安 | 5〜6時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい文体) |
まとめ
『流星ワゴン』は、父と子の絆を描いた重松清の代表作です。「やり直したい」と思う過去があるすべての人に。そして、不器用ながらも子どもを想うすべての父親に。読後に、自分の親に連絡したくなる一冊です。
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Amazonで『流星ワゴン』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。