【要約&レビュー】『眠りの森』バレリーナの美しくも哀しい秘密——加賀恭一郎シリーズ第2弾

レビュアー: ゆう
眠りの森

眠りの森

著者: 東野 圭吾

ジャンル: 小説

★★★☆☆(3/5)
#小説#東野圭吾#ミステリー#加賀恭一郎

3行で分かるこの本のポイント

  • バレエ団のレッスン場で起きた殺人事件を青年刑事・加賀恭一郎が追う
  • 美しきバレリーナに魅かれる加賀が直面するプロとしての葛藤
  • 華麗なバレエの世界の裏に隠された哀しい秘密——加賀恭一郎シリーズ第2弾

この本はこんな人におすすめ

  • 加賀恭一郎シリーズのファンの方
  • バレエを題材にした物語に興味がある方
  • 恋愛要素のあるミステリーが好きな方
  • 東野圭吾の初期作品を読みたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
再読したい度 ★★★☆☆
初心者おすすめ度 ★★★★☆
切なさ ★★★★☆

要約・内容紹介

あらすじ

名門バレエ団のレッスン場に侵入した男が殺害されます。正当防衛を主張するバレリーナ。しかし捜査を進める加賀恭一郎は、事件の裏に何かが隠されていることに気づきます。

そして加賀は、事件に関わるバレリーナの一人に惹かれていきます。刑事として事件を追いながら、一人の男として恋に揺れる加賀。タイトルの「眠りの森」はチャイコフスキーのバレエ作品でもあり、事件の真相を象徴するモチーフでもあります。

バレエの世界

華やかなステージの裏にある厳しい世界。怪我と老いとの戦い、限られたポジションを巡る競争。バレエ団という閉鎖的な世界が、事件の背景を形作っています。

加賀恭一郎の恋

本書は加賀恭一郎シリーズの中でも、加賀の恋愛が描かれる珍しい作品。鋭い刑事でありながら不器用な恋をする加賀の姿に、人間味を感じます。

読んだ後に残ったこと

バレリーナたちが守ろうとした「秘密」の正体が分かった時、切なくなりました。美しいものの裏には、必ず犠牲がある。バレエの世界はまさにその象徴です。

加賀恭一郎というキャラクターの魅力が、この初期作品ですでに発揮されている。鋭い洞察力と、人間への温かいまなざし。シリーズを通して成長していく加賀の、若き日の姿を見ることができます。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,030件超え、評価3.70。「バレエの世界が美しい」「加賀恭一郎の恋が切ない」「東野圭吾の初期の良作」という声がある一方、「トリックが弱い」「後の作品に比べると見劣りする」という声も。

初期作品ゆえの荒さはありますが、加賀シリーズのファンには外せない一冊です。

良い点

  • バレエの世界の描写が美しい
  • 加賀恭一郎の恋愛が見られる貴重な作品
  • 切ない結末

注意点

  • トリックの完成度は後の作品に劣る
  • 初期作品ゆえのぎこちなさがある
  • 加賀シリーズ第1弾を読んでいる方が楽しめる

この本の前後に読む本

前に読む本: 『卒業』。加賀恭一郎シリーズ第1弾。加賀の学生時代から読むとシリーズの流れが分かります。

後に読む本: 『マスカレード・ホテル』。東野圭吾の別シリーズ。刑事ものとして加賀シリーズと比較すると面白いです。

読了データ

項目 内容
ページ数 約330ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすいミステリー)

まとめ

『眠りの森』は、バレエ団で起きた殺人事件と加賀恭一郎の恋を描いた東野圭吾のミステリーです。華麗なバレエの世界の裏に隠された哀しい秘密と、刑事として恋する男としての葛藤。加賀恭一郎の若き日の姿を見られる、シリーズファン必読の一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。