【要約&レビュー】『ライオンのおやつ』人生最後に食べたいおやつは何ですか?

レビュアー: ゆう
ライオンのおやつ

ライオンのおやつ

著者: 小川 糸

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#小川糸#グルメ#人生

3行で分かるこの本のポイント

  • 余命わずかの女性がホスピス「ライオンの家」で過ごす最後の穏やかな日々
  • 毎週日曜日に叶えられる**「人生最後に食べたいおやつ」のリクエスト**が切ない
  • 「食べること」は「生きること」——生と死を温かく描く小川糸の感動作

この本はこんな人におすすめ

  • 「食べること」と「生きること」について考えたい方
  • 静かで温かい物語を読みたい方
  • 小川糸の作品が好きな方
  • 人生を見つめ直すきっかけが欲しい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★★★☆
感動度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

33歳の雫は、若くして余命宣告を受けます。残された時間を過ごすために選んだのは、瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」。

ライオンの家では、毎週日曜日に入居者の「人生最後に食べたいおやつ」のリクエストが叶えられます。雫は穏やかな島の暮らしの中で、残りの人生と向き合いながら、自分にとっての「最後のおやつ」を考え続けます。

おやつの記憶

入居者たちがリクエストするおやつには、それぞれの人生の記憶が詰まっています。母が作ってくれたプリン、初デートで食べたパフェ、子どもの頃に駄菓子屋で買ったラムネ。おやつを通じて、人生の大切な瞬間が蘇ります。

穏やかな死

本書が描く「死」は、恐ろしいものではありません。島の美しい自然の中で、美味しいものを食べ、優しい人に囲まれて過ごす最後の日々。死を前にしてなお「食べること」を楽しむ姿に、「生きること」の本質を見せられます。

読んだ後に残ったこと

「人生最後に食べたいおやつは何?」。この質問を自分にしてみました。考えてみると、高級なフレンチでもステーキでもなく、母が作ってくれた素朴なおはぎでした。食べ物の記憶は、大切な人の記憶と結びついている。

3歳の息子と一緒に食べたホットケーキが、彼にとっていつか「人生のおやつ」になるかもしれない。そう思うと、日々の食事が少し特別なものに感じられました。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,380件超え、評価4.15。「泣きました」「おやつの概念が変わった」「死が怖くなくなった」という声が多数。本屋大賞ノミネート作品です。

「設定が重い」「展開がゆるい」という声もありますが、「死」を穏やかに描くことで逆に「生」の輝きが増す作品です。

良い点

  • 「食べること」と「生きること」のつながりが深い
  • 死を穏やかに描いていて救われる
  • おやつの記憶を通じた人生の振り返りが秀逸

注意点

  • テーマが「死」なので避けたい方もいる
  • ストーリーの起伏は控えめ
  • 涙なしには読めない

この本の前後に読む本

前に読む本: 『食堂かたつむり』。同じ小川糸の「食」をテーマにした作品。先にこちらを読むと著者の世界観に馴染めます。

後に読む本: 『BUTTER』。同じく「食」をテーマにした小説ですが、全く異なるアプローチで描かれています。

読了データ

項目 内容
ページ数 約260ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい文体)

まとめ

『ライオンのおやつ』は、「人生最後に食べたいおやつ」を通じて生と死を温かく描いた小川糸の感動作です。死を前にしてなお美味しいものを食べ、穏やかに過ごす姿が、「今日を大切に生きよう」と思わせてくれます。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。