【要約&レビュー】『マリアビートル』新幹線の中で殺し屋たちが激突する伊坂幸太郎の最高傑作

レビュアー: ゆう
マリアビートル

マリアビートル

著者: 伊坂 幸太郎

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#伊坂幸太郎#ミステリー#エンタメ

3行で分かるこの本のポイント

  • 東北新幹線の中で複数の殺し屋たちの思惑が交錯するノンストップ・エンタメ
  • ブラッド・ピット主演『ブレット・トレイン』としてハリウッド映画化された話題作
  • 不運な殺し屋「天道虫」を中心に伊坂幸太郎の伏線回収が炸裂する最高傑作

この本はこんな人におすすめ

  • 伊坂幸太郎の作品が好きな方
  • テンポの良いエンタメ小説を読みたい方
  • 映画『ブレット・トレイン』の原作が気になる方
  • 複数の視点が交錯する群像劇が好きな方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★☆
ストーリーの引き込み力 ★★★★★
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★★★☆
エンタメ度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

東北新幹線「はやて」の中に、それぞれの目的を持った殺し屋たちが乗り込みます。不運続きの殺し屋「天道虫」こと七尾は、トランクを奪って降りるだけの簡単な仕事のはずでした。

しかし車内には、中学生でありながら恐ろしい知性を持つ「王子」、陽気なコンビ「蜜柑」と「檸檬」、復讐に燃える元殺し屋など、一癖も二癖もある面々が。七尾の「簡単な仕事」は、瞬く間にカオスへと変わっていきます。

殺し屋たちの群像劇

本書の魅力は、個性的な殺し屋たちのキャラクター造形です。トーマス・ザ・タンクエンジンが大好きな殺し屋「檸檬」、文学的な比喩を使う「蜜柑」。殺し屋なのにどこか人間味があって、読んでいて楽しくなります。

伏線の交差

伊坂幸太郎の真骨頂は、一見無関係に見える出来事が全てつながる瞬間です。「なぜこの殺し屋たちは同じ新幹線に乗っているのか」という謎が、物語の終盤で鮮やかに解き明かされます。

読んだ後に残ったこと

新幹線に乗るたびにこの本を思い出してしまいます。僕自身、よく東京から東北方面に出張で新幹線を使いますが、隣の席の人がもし殺し屋だったら……なんて妄想をしてしまうようになりました。

伊坂幸太郎の「悪人なのに憎めないキャラクター」を書く力は本当にすごい。殺し屋たちを応援してしまう自分がいる。エンタメ小説の醍醐味を詰め込んだ一冊です。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,210件超え、評価4.27。「伊坂幸太郎の最高傑作」「一気読み必至」「映画も面白いが原作はもっと面白い」という声が多数。伊坂作品の中でも特に人気の高い一冊です。

「登場人物が多くて混乱する」「前作『グラスホッパー』を先に読むべき」という声もありますが、単独でも十分楽しめます。

良い点

  • 殺し屋たちのキャラクターが魅力的
  • 新幹線という密閉空間での緊張感が抜群
  • 伏線回収の見事さに鳥肌が立つ

注意点

  • 登場人物が多いため最初は整理が必要
  • 暴力描写があるので苦手な方は注意
  • 前作『グラスホッパー』を先に読むとより楽しめる

この本の前後に読む本

前に読む本: 『グラスホッパー』。同じ殺し屋シリーズの前作。先に読むと「マリアビートル」の世界観がより深く分かります。

後に読む本: 『カラスの親指』。同じ伊坂幸太郎の痛快エンタメ。詐欺師たちの物語で、伊坂の伏線回収をさらに楽しめます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約460ページ
読了時間の目安 5〜7時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★★☆☆(登場人物が多いが読みやすい)

まとめ

『マリアビートル』は、東北新幹線を舞台に殺し屋たちの思惑が交錯する伊坂幸太郎のノンストップ・エンタメです。個性的なキャラクターと見事な伏線回収、そしてハリウッド映画化の実力。伊坂幸太郎の真骨頂を味わえる最高傑作です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。