【要約&レビュー】『かがみの孤城 下』本屋大賞受賞作の感動フィナーレ——辻村深月渾身の完結編

レビュアー: ゆう
かがみの孤城 下

かがみの孤城 下

著者: 辻村 深月

ジャンル: 小説

★★★★★(5/5)
#小説#辻村深月#本屋大賞#青春

3行で分かるこの本のポイント

  • 本屋大賞受賞作『かがみの孤城』感動の完結編
  • 7人の中学生が迎える切なくも希望に満ちたラスト
  • 辻村深月が描く**「学校に居場所がない子」への最大限のエール**

この本はこんな人におすすめ

  • 上巻を読んで結末が気になっている方
  • 不登校・いじめなど居場所の問題を考えたい方
  • 感動できるファンタジー小説を読みたい方
  • 青春の痛みに寄り添う物語が好きな方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
感動度 ★★★★★
伏線回収の快感 ★★★★★
青春の痛みの描写 ★★★★★
涙腺への攻撃力 ★★★★★

要約・内容紹介

鏡の中の城に集う7人

学校での居場所をなくした「こころ」。部屋の鏡が突然光り、くぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物でした。そこには、こころと同じように学校に行けない7人の中学生が集められていました。

上巻では彼らが城で過ごす日々と、「願いを叶えてくれる鍵」をめぐる謎が描かれました。下巻では、ついにその謎の正体と、7人の関係の真相が明かされます。

張り巡らされた伏線が一気に回収

上巻で「気になる違和感」として提示された数々のヒント——それらが下巻で見事に回収されていきます。7人の共通点、城の正体、オオカミさまの謎。読者は「そういうことだったのか」と膝を打つこと間違いなしです。

「閉じ込められた者たちの連帯」

辻村深月さんの真骨頂である「居場所のない者たちの連帯」のテーマ。学校に行けなかった7人が、城という仮の居場所で出会い、互いに支え合う。

本書は中学生への応援歌であると同時に、かつて学校で辛い思いをした大人にも届くメッセージが込められています。

読んだ後に残ったこと

僕はこの本を読みながら、何度も涙を拭いました。特に終盤の展開は、親の立場で読むと号泣もの。「子供たちに居場所を与えられる大人でありたい」と強く思いました。

息子が大きくなって、もし学校で辛い思いをしたら——そのとき僕は「学校に行かなくていい」と言える親でありたい。本書は、子を持つ大人にこそ読んでほしい一冊です。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー960件超え、評価4.54と非常に高い。「本屋大賞納得の感動作」「上下巻で長いが一気読み」「大人も泣ける」という声が圧倒的多数です。

「ファンタジー要素が合わない人には不向き」という意見もありますが、青春小説としての完成度は辻村作品随一です。

良い点

  • 上巻の伏線を完璧に回収するラスト
  • 学校に行けない子への最大限のエール
  • 大人も子供も泣ける普遍的な感動

注意点

  • 上巻を読まないと理解できない
  • ファンタジー要素に好みがある
  • 泣ける本なので電車内で読むのは要注意

この本の前後に読む本

前に読む本: 『かがみの孤城 上』。本書の上巻。必ず上巻から読んでください。

後に読む本: 『ツナグ』。辻村深月の感動作。死者と会える青年を描く、本書と同じく「居場所のない者」へのエールが込められた一冊です。

読了データ

項目 内容
ページ数 約384ページ
読了時間の目安 5〜6時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(中学生でも読める)

まとめ

『かがみの孤城 下』は、本屋大賞受賞作の感動の完結編です。7人の中学生が迎える切なくも希望に満ちたラストは、読者の涙を誘わずにはいられません。大人にも子供にも「居場所」の大切さを教えてくれる、辻村深月の最高傑作です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。