【要約&レビュー】『生きのびるための事務』坂口恭平/道草晴子——「創作を続けるための事務力」、クリエイターのための経営入門
生きのびるための事務
著者: 坂口恭平/道草晴子
ジャンル: ライフスタイル
試し読みもできます
Amazonで『生きのびるための事務』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「事務が苦手なクリエイター」への処方箋——お金・税金・スケジュール——「苦手なこと」を片付けることで「創作の時間」が増えるというパラドックス
- 漫画形式という最高の設計——道草晴子の漫画と坂口恭平の言葉が組み合わさった、読みやすく実践的なフリーランス生存術
- 「事務は創作の基盤だ」——「事務から逃げるアーティスト」が最終的に創作を続けられなくなる理由と、その解決策
この本はこんな人におすすめ
- フリーランス・クリエイターで確定申告・お金管理が苦手な方
- 「好きな仕事で食べたい」が具体的な方法が分からない方
- 坂口恭平の世界観・生き方に興味がある方
- 「創作×事務」のバランスを学びたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 「事務の解説」の分かりやすさ | ★★★★☆ |
| 坂口恭平の世界観の魅力 | ★★★★★ |
| フリーランスへの実用度 | ★★★★☆ |
| 漫画形式という設計の効果 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
「事務から逃げると創作も逃げる」
本書の出発点は「事務を嫌がるクリエイターが創作から離れていく」という逆説の観察です。「確定申告が面倒・お金の管理が苦手」——この「逃げ」が積み重なると、「創作で食べること」の持続が難しくなります。
「事務は創作の敵ではなく、創作の守護者だ」——この発想の転換が本書の核心です。
お金・税金・スケジュールの「最低限の知識」
本書は難しい事務知識を「フリーランスが最低限知っておくべきこと」に絞って解説します。確定申告の仕組み・経費の考え方・収入の管理方法——これらを「計算の専門家でない人向け」に漫画形式で説明します。
「完璧にやろうとしない・最低限を確実にやる」——この現実的なアドバイスが、事務アレルギーのあるクリエイターに届きます。
坂口恭平という「生きたモデル」
本書の説得力は著者・坂口恭平が「実際に創作で生きている人物」だという事実から来ています。建築・アート・小説・音楽——複数の分野で創作しながら、事務を自分で管理し続けている著者の実体験が、「これは本当に使える」という信頼感を生みます。
実際に試してみた
フリーライターとして確定申告は毎年の悩みでしたが、本書を読んで「経費の記録を日次でつける」というシンプルな習慣を始めました。「後でまとめてやる」から「毎日少しずつ」への移行が、確定申告の苦しみを大幅に減らしてくれました。
「事務の最低限」を知ることで、「創作に集中できる時間」が増えた実感があります。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー246件前後、評価4.1前後と堅実な評価。「事務が怖くなくなった」「フリーランスに必読」「坂口恭平の言葉が刺さった」という声が多数。
「内容が浅い」という声もありますが、「最低限を分かりやすく」という目的には最適です。
良い点
- 漫画形式で読みやすく事務への抵抗が下がる
- 「最低限の事務知識」に絞った実用性
- 坂口恭平の実体験が説得力を生む
注意点
- 事務の「深い知識・高度なテクニック」は扱わない
- 経理・税務の専門的な内容は税理士への相談が必要
- フリーランス以外の方には刺さりにくい部分がある
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。フリーランスを始めた・始めようとしているタイミングで読むのに最適です。
後に読む本: 特になし。本書で事務の基礎を理解したら、より詳細なフリーランス実務書にも進むことをおすすめします。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約200ページ |
| 読了時間の目安 | 1〜2時間 |
| 図解・イラスト | あり(漫画形式) |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(漫画で非常に読みやすい) |
まとめ
『生きのびるための事務』は、坂口恭平と道草晴子がフリーランス・クリエイターのための「最低限の事務術」を漫画形式で解説した一冊です。「事務を片付けることで創作の自由が生まれる」——事務アレルギーのあるクリエイターへの最良の処方箋です。
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Amazonで『生きのびるための事務』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。