【要約&レビュー】『2020年6月30日にまたここで会おう』瀧本哲史——伝説の東大講義、若者への最後のメッセージ
2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義
著者: 瀧本 哲史
ジャンル: ライフスタイル
3行で分かるこの本のポイント
- 2019年に夭逝した瀧本哲史が若者に残した最後のメッセージ——「君たちは自分の力で世の中を変えていけ」という魂の言葉
- 2012年の東大講義を完全再現——「武器としての決断思考」で知られる著者が放った伝説の一夜
- 「2020年6月30日にまたここで会おう」というタイトルの意味——死を前に未来の若者に託した希望と覚悟
この本はこんな人におすすめ
- 「これからどう生きるか」を真剣に考えている方
- 瀧本哲史の思想に触れたい方
- 社会を変えたいと思っているが何から始めたいか分からない方
- 東大講義録・リーダーシップ論に興味がある方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| メッセージの力強さ | ★★★★★ |
| 著者の独自性 | ★★★★★ |
| 実践への示唆 | ★★★☆☆ |
| 時代を超える普遍性 | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
伝説の東大講義
本書は、2012年に瀧本哲史が東京大学で行った深夜0時からの特別講義を書籍化したものです。「本物の勉強をしたいなら深夜0時に集まれ」——その呼びかけに集まった学生たちに向けて、瀧本氏は惜しみなく自分の思想を語り続けました。
「君たちは、自分の力で、世の中を変えていけ!」——この言葉が、本書全体を貫く主張です。
「エンジェル投資家」が見た世界
著者の瀧本哲史は、マッキンゼー出身でエンジェル投資家として活躍し、京都大学で教鞭をとった異色の人物です。彼が若者に語るのは「正解を求めるな、仮説を立てて動け」「組織に頼るな、個人として力をつけろ」という思想です。
「なぜ今の若者に危機感があるのか」「どうすれば変化の時代を生き残れるか」という問いへの答えが、講義形式の読みやすい文体で語られます。
タイトルの意味
「2020年6月30日にまたここで会おう」というタイトルは、講義の締めの言葉です。8年後の2020年に、今日ここにいる学生たちが何者になっているかを見たい——という瀧本氏の約束でした。
しかし2019年、瀧本氏は47歳でこの世を去ります。その約束が果たせなかったことを知って読むと、本書の言葉の重さは倍増します。
実際に試してみた
フリーライターとして独立してから「自分で考えて動く」ことの重要性は身に染みています。本書を読んで、瀧本哲史が語っていた「正解に依存せず仮説を動かし続けること」が自分の仕事のやり方と重なると感じました。
「死ぬ前に何を残したいか」——そういうことを考えるきっかけになった一冊です。47歳で逝った著者が若者に向けて放ったメッセージは、36歳の自分にも刺さりました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー278件前後、評価4.34前後と高評価。「瀧本哲史の死後に読んで泣いた」「若者に勧めたい」「圧倒的なメッセージ」という声が多数。
「具体的な行動指針が少ない」という批評もありますが、本書は「やり方」より「心のあり方」を変える本として評価されています。
良い点
- 「世界を変えろ」という強烈なメッセージが読後に響き続ける
- 講義形式で読みやすく一気に読める
- 著者の死という文脈が言葉の重みを増している
注意点
- 具体的なHow-to書ではなく精神論・思想書に近い
- 「エリート向け」と感じる読者もいる
- 2012年の講義なので情報が古い部分もある
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。「これからの生き方を変えたい」という動機があれば自然に入れます。
後に読む本: 特になし。本書を読んだ後は、瀧本哲史の他の著作(「武器としての決断思考」等)に進むのがおすすめです。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約200ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『2020年6月30日にまたここで会おう』は、2019年に夭逝した瀧本哲史が若者に残した最後のメッセージです。2012年の伝説の東大講義——「君たちは自分の力で世の中を変えていけ」という言葉は、著者の死という文脈を経て、時代を超えて響き続ける魂の一冊です。
この記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。