【要約&レビュー】『自閉症の僕が跳びはねる理由』東田直樹——13歳の自閉症の少年が「なぜそうするのか」を自ら語った奇跡の一冊

レビュアー: ゆう
自閉症の僕が跳びはねる理由

自閉症の僕が跳びはねる理由

著者: 東田直樹

ジャンル: 健康

★★★★★(5/5)
#自閉症#東田直樹#発達障害#理解#家族

3行で分かるこの本のポイント

  • 養護学校中学2年・東田直樹が「なぜ目を見て話さないのか」「なぜ手をひらひらさせるのか」を自ら答える——自閉症当事者が自分の内側を語った、世界40カ国以上で翻訳された奇跡の一冊
  • 「分からない」が「分かる」に変わる——自閉症の家族・支援者・教育者に「当事者の視点」という革命的な理解の扉を開く
  • 「正直に生きる」東田直樹の言葉——障がいを持ちながら社会に言葉で橋を架け続ける著者の姿勢が深く心に残る

この本はこんな人におすすめ

  • 自閉症のお子さんを持つ親御さん
  • 自閉症・発達障害への理解を深めたい方
  • 支援者・教育者として自閉症の方と接している方
  • 「当事者の声」から学びたい全ての人

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
当事者視点の希少性と価値 ★★★★★
自閉症への理解の深まり ★★★★★
東田直樹の言葉の力 ★★★★★
読後の余韻 ★★★★★

要約・内容紹介

50以上の質問への誠実な答え

本書は「どうして目を見て話さないのですか?」「手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?」など50以上の質問に、東田直樹が自ら答える構成です。

「外から見れば理解できない行動」の一つひとつに「こういう理由がある」という答えが示されることで、読者の「自閉症の謎」が次々と解けていく体験が本書の読みどころです。

「自分の意思とは違う体」という苦しみ

本書を読んで最も印象に残るのは「自分の意思と体の動きが一致しない」という苦しさです。「話したいのに言葉が出てこない」「やめたいのに同じ行動を繰り返してしまう」——この内側の苦しみは、外から見ているだけでは想像できません。

東田直樹の誠実な言葉が、自閉症への理解を「知識」から「共感」に変えます。

世界40カ国以上への翻訳

本書は世界40カ国以上で翻訳され、「自閉症当事者が自分の内側を語った」初めての本として世界的な反響を呼びました。著者の作家・デイヴィッド・ミッチェル(クラウド・アトラスの作者)が英語版の前書きを書いたことで欧米でも注目されました。

実際に試してみた

3歳の息子がいる親として、「発達」というテーマが身近になってきました。本書を読んで「自閉症の方の内側にはこんな世界がある」という理解が、子育ての視点を広げてくれました。

「理解できない行動」には必ず「理由がある」——この視点は、自閉症に限らず子育て全般に大切な姿勢だと思います。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー247件前後、評価4.6前後と非常に高評価。「泣きながら読んだ」「自閉症の息子への理解が深まった」「全ての人に読んでほしい」という声が多数。

「内容が薄い」という声もありますが、中学2年生の著者が書いたという文脈での言葉の密度は極めて高いです。

良い点

  • 当事者が自ら語る唯一無二の視点
  • 読みやすい構成で自閉症への理解が深まる
  • 世界中で読まれた普遍的な価値を持つ内容

注意点

  • 自閉症の方の個人差が大きく、著者の体験が全員に当てはまるわけではない
  • 感情的に深く響くため、読む場所・タイミングを選ぶ
  • 専門的な医学・療育情報は別途必要

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。自閉症・発達障害の基礎知識がある方が読むとより深く理解できます。

後に読む本: 特になし。本書で興味を持った方は東田直樹の続著や自閉症に関する専門書にも進むことをおすすめします。

読了データ

項目 内容
ページ数 約170ページ
読了時間の目安 2〜3時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『自閉症の僕が跳びはねる理由』は、養護学校中学2年の東田直樹が自閉症について「なぜそうするのか」を自ら答えた世界的ベストセラーです。当事者の言葉で自閉症の内側が見える——自閉症の家族・支援者・そして全ての人に読んでほしい、奇跡の一冊です。

読書好きならKindle Unlimitedがおすすめ

月額980円で200万冊以上が読み放題。30日間の無料体験あり

Kindle Unlimitedを無料で試す

この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。