【要約&レビュー】『80歳の壁』和田秀樹——健康寿命を延ばす「我慢しない老い方」の医師の処方箋
80歳の壁
著者: 和田秀樹
ジャンル: 健康
試し読みもできます
Amazonで『80歳の壁』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「80歳の壁を越えることが最初の難関——でも越えれば長生きできる」——老年医学の専門医が語る・80歳を元気に生きるための逆転発想の健康術
- 「我慢すれば長生きできる」は間違い——好きなものを食べ・好きなことをする方が健康寿命が延びる理由
- 薬・健診・検査のやりすぎが元気を奪う——現代医療の落とし穴と「賢い患者」の作り方
この本はこんな人におすすめ
- 自分や親の老後の健康が心配な方
- 「我慢して長生き」より「楽しく元気に老いたい」方
- 高齢者医療・老年医学に関心がある方
- 人生100年時代の生き方を考えたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 「我慢しない老い方」の説得力 | ★★★★☆ |
| 医療への向き合い方への示唆 | ★★★★☆ |
| 親世代・自分自身への応用のしやすさ | ★★★★☆ |
| 老後への不安解消効果 | ★★★☆☆ |
要約・内容紹介
「80歳の壁」という概念
本書の出発点は「80歳という壁が人生に存在する」という観察です。「統計的に見ると・80歳前後で体の機能が大きく変わる節目がある——この壁を元気に越えられた人は・その後も長く元気でいられる可能性が高い——逆に言えば・80歳まで元気に生きることが・長生きの最初の関門だ」という視点が本書の骨格です。
「日本の高齢者医療は『長生きのために我慢させる』方向に傾きすぎている——塩分制限・糖質制限・コレステロール管理——これらが高齢者の食の楽しみを奪い・かえって元気を失わせているケースが多い」という著者の主張が本書の核心です。
「我慢しない」方が長生きできる理由
本書の最も反響を呼んだメッセージは「我慢すれば長生きできるという考え方は間違いだ」という主張です。「食事の楽しみ・外出・人との交流——これらを制限することで生まれるストレスと意欲の低下が・体をかえって老化させる——好きなものを少し食べて・外に出て・人と話す方が健康寿命は延びる」という逆転の発想が読者に衝撃を与えました。
「老年医学の専門医として35年以上高齢者を診てきた著者の言葉には・数字や統計だけでない・人間の生きる意欲への深い理解がある」という評価があります。
「薬・検査のやりすぎ」への警告
本書は「過剰な医療管理への警告」という側面も持ちます。「血圧・コレステロール・血糖値——これらの数値を管理するためだけに多くの薬を飲み続ける高齢者が多い——しかし高齢者の体は若者と違う基準で考えるべきだ——薬が元気を奪っている場合もある」という医療への批判的な視点が本書の特徴です。
実際に試してみた
本書を読んで、実家の両親(70代)に対する見方が少し変わりました。「食べすぎ」「外出しすぎ」と心配するより、「楽しんでいるか」を気にかける方が大切かもしれないと。
「我慢させることが子の親への愛情ではない」という本書のメッセージは、中年になり始めた自分にも刺さりました。将来の自分自身の老い方についても考えるきっかけになりました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー158件前後、評価4.1前後と高評価。「親に贈った」「目から鱗だった」「老後への不安が少し和らいだ」という声が多いです。
「根拠が少ない部分がある」「著者の主張が強すぎる」という声もありますが、老後の医療への考え方を変えるきっかけとして評価する読者が多いです。
良い点
- 「我慢しない老い方」という逆転発想が新鮮
- 老年医学の専門医ならではの具体的な視点
- 読後に老後への不安が少し和らぐ効果
注意点
- 医療への批判的な視点が強く、過剰に解釈すると危険な場合も
- 個人差が大きいため、全ての高齢者に当てはまるわけではない
- 著者の主張に偏りがある部分もある
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。老後・健康寿命の入門として本書から始めても問題ありません。
後に読む本: 特になし。本書で老年医学に興味が出た方は他の関連書にも進んでみてください。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約200ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『80歳の壁』は、老年医学専門医の和田秀樹が「我慢せずに楽しく老いる方が長生きできる」と語る逆転発想の健康書です。「80歳の壁」を元気に越えるための考え方と、現代医療への向き合い方が、自分や親の老後を考えるきっかけになります。
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Amazonで『80歳の壁』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。