【要約&レビュー】『祖母姫、ロンドンへ行く!』90代の祖母との英国珍道中——笑って泣ける孫と祖母の旅行記
祖母姫、ロンドンへ行く!
著者: 椹野 道流
ジャンル: エッセイ
試し読みもできます
Amazonで『祖母姫、ロンドンへ行く!』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「一度でいいからお姫様のような旅でロンドンへ」という90代祖母の夢——孫娘がその夢を叶えるべく英国へ連れていく珍道中
- 笑えるのに泣ける、祖母と孫娘のロンドン旅行記——世代を超えた家族の絆と老いの愛おしさが詰まった一冊
- 英国留学経験者の孫が「お姫様扱い」で祖母を案内——異文化と老いと愛情がぶつかる笑いと涙の旅
この本はこんな人におすすめ
- 祖父母との関係や思い出を大切にしている方
- 海外旅行エッセイが好きな方
- 笑えるのに心が温まるエッセイを探している方
- 老いた親・祖父母との時間を大切にしたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 笑える度 | ★★★★★ |
| 感動できる度 | ★★★★☆ |
| 旅行記としての面白さ | ★★★★☆ |
| 家族への愛情を感じる度 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
「ロンドンへ行きたい」一言から始まった旅
正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘・椹野道流さんに、祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことが本書の始まりです。
その言葉を真に受けた椹野さんが本当に祖母をロンドンへ連れていく——このシンプルな前提から生まれる笑いと感動が詰まった旅行記エッセイです。
90代の祖母との珍道中
「お姫様のような旅」を演出しようとする孫娘と、期待に満ちた祖母のやりとりは笑えるエピソードの連続です。英語が通じない場面、体の不自由さとの戦い、文化の違いからくるすれ違い——旅とは予定通りにいかないものだということを、高齢者との旅は特に教えてくれます。
それでも楽しそうな祖母の姿が、読む者の心を温めます。
老いと生きることへの静かなまなざし
笑いで包まれながらも、本書には「老いた祖母と一緒に過ごせる時間の大切さ」という静かなテーマが流れています。
「この旅が祖母にとって最後の海外旅行になるかもしれない」という意識が、孫娘の祖母への接し方を特別なものにしています。老いた家族との時間をどう生きるかを考えさせてくれます。
実際に試してみた
読みながら自分の祖父母のことを思い出しました。3歳の息子を連れて祖父母の家に行くたびに、「いつまでこんな時間が続くだろう」と感じることがあります。
本書を読んで、「今度祖父母を旅行に連れていけないかな」と自然に思いました。笑えるエッセイなのに、読後には大切な人への行動を促してくれる——そういう力がある一冊です。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー385件、評価4.39と高評価。「笑いながら泣いた」「祖母が思い浮かんだ」「プレゼントにしたい」という声が多数。
「ロンドン旅行の情報としては使えない」という意見もありますが、旅行ガイドとしてではなく家族の絆の物語として読めば大満足です。
良い点
- 笑えるのに泣けるバランスが絶妙
- 祖母と孫娘の関係性が自然に伝わってくる温かさ
- 老いた家族との時間の大切さを改めて気づかせてくれる
注意点
- ロンドンの旅行情報を期待すると違う内容
- 祖父母との思い出がない方には響きにくいかも
- 感情移入しすぎて泣けてしまう場面がある(覚悟を)
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。家族エッセイの入口として最適です。
後に読む本: 『九十歳。何がめでたい』。90代の視点から老いを語る佐藤愛子さんの本と読み比べると、老いへの向き合い方の違いが面白いです。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約224ページ |
| 読了時間の目安 | 3〜4時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『祖母姫、ロンドンへ行く!』は、「お姫様のような旅でロンドンへ」という90代祖母の夢を孫娘が叶える英国珍道中エッセイです。笑えるのに泣ける、家族の絆と老いの愛おしさが詰まった一冊です。
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Amazonで『祖母姫、ロンドンへ行く!』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。