【要約&レビュー】『大学4年間のデータサイエンスが10時間でざっと学べる』久野遼平——文系でも読めるDS入門

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

大学4年間のデータサイエンスが10時間でざっと学べる

大学4年間のデータサイエンスが10時間でざっと学べる

著者: 久野 遼平/木脇 太一

ジャンル: テクノロジー

★★★☆☆(3/5)
#データサイエンス#機械学習入門#統計学#データ分析#久野遼平

3行で分かるこの本のポイント

  • 大学4年間のデータサイエンス教育を10時間でざっと俯瞰できる超入門書
  • 統計・機械学習・プログラミングの基礎概念を平易な言葉で網羅
  • データサイエンティストの仕事のイメージを掴んでからより深く学ぶための最初の一歩

この本はこんな人におすすめ

  • データサイエンスに興味があるが何から始めればいいか分からない方
  • 文系出身でも理解できるデータ分析の入門書を探している方
  • データサイエンティストという職種に転職・就職を考えている方
  • 部下や社内のDX担当者に「まず読んでほしい一冊」を探している管理職

こんな人には合わないかも

  • すでにPythonや統計学の基礎を学んでいる方(内容が薄く感じる)
  • 実際にコードを書きながらデータ分析を実践したい方
  • 数式や統計手法の詳細まで踏み込んで理解したい方

独自5段階評価

評価軸 評価
内容の濃さ ★★☆☆☆
読みやすさ ★★★★★
実践のしやすさ ★★☆☆☆
初心者向き度 ★★★★★
コスパ(満足度) ★★★☆☆

要約・内容紹介

データサイエンスの「地図」を描く本

本書は「ざっと学べる」というタイトル通り、大学4年間で学ぶデータサイエンスの内容を概観することを目的とした入門書です。統計学の基礎(平均・分散・確率分布)、機械学習の代表的な手法(回帰・分類・クラスタリング)、データ分析に使うプログラミング(Python・Rの概念)、さらにデータ収集・可視化・モデル評価まで、幅広いトピックが一冊に収まっています。数式はなるべく使わず、図と言葉で概念を伝えるスタイルで、データサイエンス未経験者にとっての「全体地図」を描くことを優先しています。

数学を使わずに概念を理解させる工夫

本書の特徴は、数式を極力排除して直感的なイメージで概念を伝えようとしている点です。例えば線形回帰を「データの点に最も近い直線を引く」と表現したり、クラスタリングを「似たもの同士をグループ分けする」と説明するなど、難しい数式なしに何をやっているかのイメージを伝えようとしています。数学が苦手な方や文系出身の方が「自分でも分かるかも」と感じられる書き方は好感が持てます。

この本の位置づけと使い方

本書はデータサイエンスを本格的に学ぶための前段階、いわば「この分野にどんな知識の山があるか」を知るための地図です。本書を読んで「面白そう」と感じたトピックについて、より詳しい専門書やオンライン講座で深掘りするという使い方が最も効果的です。1冊でデータサイエンスを習得しようとするのではなく、学習の羅針盤として活用するのが向いています。

実際に試してみた

読む前のぼくは「データサイエンス=Pythonが書けないと無理」という先入観を持っていました。機械学習という言葉は知っていても、何がどうつながっているのかのイメージが全くなかった状態です。

本書を読んで良かったのは、データサイエンスの各分野の「名前と役割の整理」ができたことです。教師あり学習・教師なし学習・強化学習の違い、分類と回帰の使い分け、特徴量エンジニアリングの意味など、言葉として知っていたものが概念として繋がるようになりました。

読んだ後に変えた行動としては、Courseraのデータサイエンス入門コースを始めたことです。本書で全体像を把握していたおかげで、オンライン講座の各レクチャーが「地図のどこに位置する内容か」が分かり、学習の手ごたえが増しました。

正直、ここが物足りなかった

「ざっと学べる」を売り文句にしている通り、各トピックの深掘りは一切ありません。概念の説明が浅く終わることが多く、「これって結局どういう仕組みなの?」という知的な欲求は満たされません。また、実際にコードを書いたり、データを触ったりする実践的な演習がないため、読んだだけでは「できる気がしない」という感覚も残ります。タイトルの「10時間」というキャッチコピーが過度な期待を生む可能性もあります。

読者の評判・口コミ

楽天レビューでは評価2.89と、シリーズ他書に比べてやや低めの評価です。レビュー21件のうち「全体感を掴むには良かった」という声がある一方、「薄すぎて使えない」「この値段でこの内容は」という批判的な意見が目立ちます。シリーズの他書(統計学・機械学習版)と比べると、内容の密度差があると感じる読者も多いようです。

良い点

  • 数式なしで読めるため、文系・初心者のハードルが低い
  • データサイエンスの全体像を短時間で把握できる
  • 次に何を学べばいいかの羅針盤になる

注意点

  • 内容が浅く、本格的な学習には別途教材が必要
  • 実践・演習がないため「分かった気になる」にとどまりやすい
  • 評価(2.89)からも分かるように、期待値との乖離が起きやすい

似た本と比べると

同シリーズの『大学4年間の統計学が10時間でざっと学べる』(西内啓)は評価が高く内容も充実しており、本書よりも満足度が高いとの声が多いです。データサイエンス全体を俯瞰する目的なら本書でも良いですが、統計学の基礎から始めたいなら統計学版の方がおすすめです。

この本の前後に読む本

前に読む本:『統計学が最強の学問である』(西内啓)——データで世界を読み解く面白さをまず感じてから本書で体系を掴む流れが有効です。

後に読む本:『Pythonではじめる機械学習』(Aurélien Géron)——本書で概要を掴んだ後、Pythonを使った実践的な機械学習の実装に進むことで知識が生きてきます。

読了データ

項目 内容
読了時間の目安 約8〜10時間
ページ数 約280ページ
難易度 初級
出版年 2019年

まとめ

『大学4年間のデータサイエンスが10時間でざっと学べる』は、入門の入門として「何を学べばいいか分からない」という人の最初の一冊になれる本です。深くは学べませんが、全体地図を手に入れてから次のステップに進む使い方が向いています。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。