【要約&レビュー】『BORN TO RUN 走るために生まれた』クリストファー・マクドゥーガル——「どうして私の足は走ると痛むのか」から始まる、超人ランナーとの冒険
BORN TO RUN 走るために生まれた
著者: クリストファー・マクドゥーガル/近藤隆文
ジャンル: スポーツ・筋トレ
3行で分かるこの本のポイント
- 「どうして私の足は走ると痛むのか?」——たった一つの疑問から、世界最強の長距離ランナー・タラウマラ族へと辿り着く冒険ノンフィクション
- ランニングシューズが足の怪我を増やしている——「高機能シューズ」への疑問から生まれたベアフットランニング革命のきっかけとなった名著
- 走ることへの喜びを取り戻す——「人間は走るために生まれた」という生物学的事実と、走ることの純粋な喜びを伝える傑作
この本はこんな人におすすめ
- ランニングが好きな方・始めたい方
- 足の怪我に悩んでいるランナー
- 冒険・探検のノンフィクションが好きな方
- 「走ることが嫌い」を変えたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 冒険ノンフィクションとしての面白さ | ★★★★★ |
| ランニング科学への洞察 | ★★★★★ |
| 走ることへの情熱の伝わり方 | ★★★★★ |
| 実践への示唆 | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
一つの疑問から始まる冒険
本書はジャーナリスト・クリストファー・マクドゥーガルが「どうして私の足は走ると痛むのか」という疑問を抱くところから始まります。この疑問を追いかけた結果、メキシコの秘境に住む「世界最強の長距離ランナー」タラウマラ族へと辿り着きます。
単なるランニング本を超えた、スケールの大きい冒険ノンフィクションとして楽しめます。
タラウマラ族という奇跡
タラウマラ族はメキシコ・コッパーキャニオンに住む先住民族で、サンダルに近い薄い靴で100マイル以上を走れる人々です。「走ることは苦痛ではなく喜び」という彼らの走り方が、著者の「走ることへの考え方」を根本から変えます。
「人間は走るために生まれた生き物だ」という本書の主張が、タラウマラ族の存在によって説得力を持ちます。
ベアフットランニング革命
本書は出版後に「ベアフットランニング(裸足ランニング)」ムーブメントの火付け役となりました。「高機能ランニングシューズが足の怪我を増やしている」という主張は当時議論を呼びましたが、足本来の機能を活かす走り方への関心を高めたことは確かです。
科学的な議論は今も続いていますが、「走り方を問い直す」きっかけとして本書の価値は色あせません。
実際に試してみた
フリーランスになってから運動不足を感じ始め、ランニングを始めました。最初は「走ると膝が痛い」という悩みがありましたが、本書を読んでフォームを意識するようになってから痛みが減りました。
「人間は走るために生まれた」という本書のメッセージが、走ることへの向き合い方を変えてくれました。3歳の息子と将来一緒に走れる体を作りたいと思っています。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー248件前後、評価4.2前後と高評価。「読んで走りたくなった」「ランニングへの見方が変わった」「冒険小説みたいに面白かった」という声が多数。
「科学的な主張に疑問がある」という批評もありますが、ノンフィクションとしての面白さは疑いようがない傑作です。
良い点
- 冒険ノンフィクションとして純粋に面白い
- 走ることへの情熱が伝わってくる
- ランニングへの向き合い方が変わる
注意点
- ベアフットランニングの科学的根拠には賛否がある
- ランニングの実用技術書ではない
- 翻訳書のため文体に慣れが必要な部分がある
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。ランニングを始めたい・ランニングへの情熱を取り戻したい時に読むのが最適です。
後に読む本: 特になし。本書でランニングへの興味が高まったら、正しいフォームや練習法の実用書に進むことをおすすめします。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約440ページ |
| 読了時間の目安 | 5〜6時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
『BORN TO RUN 走るために生まれた』は、「なぜ走ると足が痛むのか」という疑問から世界最強のランナー・タラウマラ族を追いかけたクリストファー・マクドゥーガルの冒険ノンフィクションです。走ることの喜びと「人間は走るために生まれた」という事実——読めば走りたくなる、ランニング文学の傑作です。
この記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。