【要約&レビュー】『本を読む本』〜「読み方」を知ることが真の読書力を育てる〜
※本記事はAIを活用して作成しています。
本を読む本
著者: モーティマー・J・アドラー/チャールズ・V・ドーレン/外山 滋比古/槇 未知子
ジャンル: 自己啓発
試し読みもできます
Amazonで『本を読む本』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 読書には「初級」「点検」「分析」「シントピカル」の4段階があり、ほとんどの人は第1段階止まりと著者は指摘する
- ただ文字を追うだけでなく、著者との対話として能動的に読む技術を体系的に教えてくれる
- 1940年の米国刊行から世界各国で翻訳され読み継がれてきた、読書論の最高峰とも言える古典
この本はこんな人におすすめ
- 本を読んでいるのに内容が頭に残らないと感じている方
- 難解な本に挑戦したいが読み方が分からない方
- 読書の質を上げたいと思っているビジネスパーソン
- 読書術・学習法に関心があり原典にあたりたい方
こんな人には合わないかも
- 小説やエンタメ本を気軽に楽しみたい方
- 「速読で大量に読む」テクニックを求めている方
- 実用書というよりアカデミックな文体が苦手な方
独自5段階評価
| 評価項目 | 点数 |
|---|---|
| 内容の濃さ | ★★★★★ |
| 読みやすさ | ★★★☆☆ |
| 実践のしやすさ | ★★★☆☆ |
| 初心者向き度 | ★★★☆☆ |
| コスパ | ★★★★★ |
要約・内容紹介
1940年に米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳されて読み継がれてきた本書は、「読書の技術」を正面から論じた古典中の古典です。著者のモーティマー・アドラーは、読書に習熟するための手引きとして本書を書きましたが、その内容は単なるハウツーをはるかに超えた、知的行為としての読書論になっています。
本書の核心は読書を4つのレベルに分けた体系化にあります。最初の「初級読書」は文字を読み意味を理解するレベル、次の「点検読書」は本全体を素早く見渡して構造を把握するレベルです。多くの読書術書が扱うのはここまでです。本書が特に深く論じるのは第3レベルの「分析読書」で、著者が何を主張しているのかを的確に把握し、それに対して自分の意見を持つという能動的な読み方です。そして最高レベルの「シントピカル読書」は、同一テーマの複数の本を比較しながら読む手法で、研究者や高度な知的作業をする人向けと言えます。
特に印象的なのは「読書とは著者との対話である」という考え方です。受動的に情報を受け取るだけでなく、著者の主張に対して「それは本当か」「根拠は何か」と問い返し、同意・不同意を明確にすることが真の読書だと著者は主張します。鉛筆を手に傍線を引き、余白に書き込みながら読む行為を積極的に勧めているのは、この哲学に基づいています。
翻訳は外山滋比古氏が監訳しており、難解になりすぎない日本語に仕上がっています。ただ内容自体が濃いため、さらっと読めるタイプの本ではありません。少しずつ咀嚼しながら読むのに適しています。
実際に試してみた
この本を最初に読んだときは正直、内容の密度に圧倒されました。「分析読書」の章を読んでいるときに「自分はこれまで本当の意味で本を読んでいなかったのかもしれない」という感覚になったのを覚えています。
実践してみたのは「点検読書」のパートです。まず目次・まえがき・各章の冒頭だけを読んで本全体の構造を把握してから、改めて精読するという方法を試しました。すると、どこが重要でどこが補足かが事前に分かるので、読む速度と理解の精度が同時に上がる感覚がありました。
ただ全ての本に分析読書を適用しようとすると時間がいくらあっても足りません。情報収集用の本と深く向き合う本を使い分けるという意識が生まれたのが、実践を通じての一番の収穫でした。
正直、ここが物足りなかった
本書は学術的・哲学的なアプローチで書かれているため、現代の読書環境(電子書籍、音声読書、SNSでの読書コミュニティなど)は一切カバーされていません。また「点検読書」や「分析読書」の具体的なステップは分かりやすいのですが、実際にどう書き込みをすればいいかのサンプルがほしいと感じました。読書技術の哲学書として素晴らしい一方、即実践できるマニュアル本としての機能は弱めです。
読者の評判・口コミ
楽天レビューでは473件・評価4.05という評価を得ています。「読書の本質を教えてくれる」「繰り返し読む価値がある」という声が多い一方で、「難しくて読み切るのに時間がかかった」「現代の読書スタイルとはギャップがある」という意見もあります。
良い点は以下の3つです。読書という行為を体系的に整理した唯一無二の視点を持っていること、一度読めば読書への向き合い方が根本から変わること、そして50年以上読み継がれてきた内容の普遍性です。
注意点としては、量よりも質を重視する読書スタイルへの転換が必要になること、全4段階を実践するには相当な時間と根気が必要なこと、そして電子書籍・デジタル時代への対応は読者が自分で補う必要があることです。
似た本と比べると
同じ読書術系の本として『読書力』(齋藤孝)と比べると、齋藤氏の本が読書の重要性と精神論を語るのに対し、本書は読書の方法論を体系化しています。また『読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑)が「アウトプット」を中心に据えているのと異なり、本書は「インプットの質」にフォーカスしています。深く読む力を養いたいなら本書が最適です。
この本の前後に読む本
本書を読む前には読書への関心を高めるために『読書する人だけがたどり着ける場所』(齋藤孝)を読むと入りやすくなります。本書を読んだ後は、体系的な思考法を深めるために『知的生産の技術』(梅棹忠夫)や、アウトプット面を補強するために『読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑)を組み合わせるのが効果的です。
読了データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 読了時間の目安 | 約6〜8時間 |
| ページ数 | 約400ページ |
| 難易度 | 中級〜上級 |
| こんな場面で | 読書の質を本気で上げたいとき |
まとめ
『本を読む本』は、読書という行為を「技術」として体系化した、他に類を見ない一冊です。楽天レビュー473件・評価4.05という長年の評価が、本書の価値を示しています。今すぐ使えるハウツーを求めているなら向かないかもしれませんが、「なぜ本を読むのか、どう読めばいいのか」を根本から問い直したい方には、必読の古典です。
試し読みもできます
Amazonで『本を読む本』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。