【要約&レビュー】『「発酵」のことが一冊でまるごとわかる』〜味噌・醤油・納豆の科学をゼロから理解〜

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

「発酵」のことが一冊でまるごとわかる

「発酵」のことが一冊でまるごとわかる

著者: 齋藤 勝裕

ジャンル: 科学・サイエンス

★★★☆☆(3/5)
#科学#サイエンス#齋藤 勝裕

3行で分かるこの本のポイント

  • 味噌・醤油・納豆・チーズ・パンなど身近な発酵食品の仕組みを化学的に解説
  • 微生物の働きをわかりやすい言葉で解説し、発酵の全体像がつかめる
  • 日本食と西洋食の発酵技術を横断的に学べる、網羅性の高い入門書

この本はこんな人におすすめ

  • 発酵食品が好きで、その仕組みを科学的に知りたい方
  • 料理や食品への興味から化学や生物学を学び直したい方
  • 食育や栄養学に関心があり、基礎知識を広げたい方
  • 理系の教養書を探している文系の方

こんな人には合わないかも

  • すでに食品化学や発酵工学の専門知識がある方(内容が易しすぎる可能性があります)
  • 実際に自家製発酵食品を作るためのレシピを求めている方
  • イラストやビジュアルが豊富な読みやすい本を期待している方

独自5段階評価

評価項目 点数
内容の濃さ ★★★★☆
読みやすさ ★★★☆☆
実践のしやすさ ★★☆☆☆
初心者向き度 ★★★☆☆
コスパ ★★★☆☆

要約・内容紹介

本書は発酵という現象の全体像を化学的な視点から解説した入門書です。著者の齋藤勝裕氏は名古屋工業大学名誉教授で、有機化学・生化学の専門家。難しくなりがちな発酵の仕組みを、一般読者向けにかみ砕いて説明しています。

まず発酵と腐敗の違いから始まり、乳酸菌・酵母・麹菌・納豆菌といった代表的な微生物がそれぞれどのような働きをしているかが丁寧に説明されています。味噌・醤油・納豆といった和食の発酵食品だけでなく、パン・チーズ・ヨーグルト・ワイン・ビールといった世界各地の発酵食品にも触れており、発酵が人類の食文化にいかに深く根ざしているかがわかる構成になっています。

さらに日本酒・焼酎の製造過程や、みりん・酢の発酵の仕組みまで幅広くカバーしているため、読後には「食卓に並ぶものの多くが微生物の働きによって生まれている」という新鮮な実感を持つことができます。化学反応の概略図なども適宜入っており、文系の読者でも全体像を把握しやすい設計です。

一方で化学記号や反応式も登場するため、完全な文系読者には少し難しく感じる場面もあります。それでも専門書のような堅苦しさはなく、教養書として日常の食生活と結びつけながら読み進められます。

実際に試してみた

読む前は発酵食品を「なんとなく体に良いもの」として食べていました。味噌汁や納豆は毎朝食べていましたが、なぜそれが体に良いのか、どんな微生物が関わっているのかは全く意識していませんでした。

本書を読んでから、食品を買うときに原材料欄を見る習慣がつきました。「これは乳酸菌の力か」「ここに麹菌が使われているのか」と考えながら食事をするようになり、食への関心が確実に高まりました。また手作り味噌に挑戦してみたいという気持ちも生まれ、市販の糀(こうじ)を使った簡易味噌作りを試してみました。

知識が行動につながった意味で、本書は十分に役立ちました。

正直、ここが物足りなかった

化学式や反応の説明部分はさらっと流されている感があり、「なぜそうなるのか」をもう少し丁寧に解説してほしかった場面がいくつかありました。また実際に発酵食品を作るためのレシピや実践的なガイドは含まれていないため、「やってみたい」という気持ちが高まっても、本書だけでは実践に移れません。

読者の評判・口コミ

楽天ブックスではレビュー10件で評価3.44と中程度の評価。「発酵のことがよくわかった」「食べ物への見方が変わった」という肯定的な声がある一方、「化学的な説明が難しかった」「レシピがあると良かった」という意見も見受けられました。

発酵の仕組みを知りたいという目的で読んだ方は概ね満足しているようですが、実践的な活用を期待していた方には物足りないようです。

良い点

  • 身近な発酵食品を科学的に理解できる幅広い内容
  • 日本食と世界の発酵食品を横断的に学べる網羅性
  • 化学の専門家が書いているため、情報の正確さが信頼できる

注意点

  • 化学記号や反応の説明が登場するため、完全な文系読者にはやや難しい箇所がある
  • 実際に発酵食品を作るためのレシピは収録されていない
  • 図解のビジュアルが限定的で、イメージを掴むのに苦労する部分がある

似た本と比べると

小泉武夫氏の発酵関連書は日本食の文化的側面が強いのに対し、本書は化学的なメカニズム解説に重点を置いています。どちらが良いかは「文化として知りたいか、仕組みとして知りたいか」によって変わります。

この本の前後に読む本

発酵に興味を持ったら、実践編として『自分でつくる!おいしい発酵食品の本』のようなレシピ本と組み合わせると良いでしょう。文化的側面を深めたい方には小泉武夫『発酵食品の魔法の力』もおすすめです。

読了データ表

項目 内容
読了時間の目安 3〜5時間
ページ数 約200ページ
難易度 中級(化学の基礎知識があるとスムーズ)
おすすめ読書環境 食事の後・食への興味が高まっているとき

まとめ

『「発酵」のことが一冊でまるごとわかる』は、発酵の仕組みを化学的に理解したいという方にとって信頼できる入門書です。日常の食卓にある食品が微生物の働きによって生まれているという視点は、食への理解と興味を確実に深めてくれます。実践的なレシピは含まれませんが、知識の土台を作る一冊として手元に置いておく価値があります。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。