【要約&レビュー】『算数・数学が得意になる本』つまずきを乗り越える数学的思考法のレッスン

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

算数・数学が得意になる本

算数・数学が得意になる本

著者: 芳沢 光雄

ジャンル: 科学・サイエンス

★★★☆☆(3/5)
#科学#サイエンス#芳沢 光雄

3行で分かるこの本のポイント

  • 「くり上がりの計算」から「微分積分」まで算数・数学のつまずきポイントを解消する
  • 「マイナスかけるマイナスはなぜプラスか」という素朴な疑問から始まる本質的な数学理解
  • 暗記ではなく数学的思考法の習得を目指す大人と子どもの両方に向けた再入門書

この本はこんな人におすすめ

  • 学生時代に数学で挫折し、今も苦手意識を持っている大人
  • 子どもに算数・数学を教えたいが自分自身の理解が曖昧な親御さん
  • 「なぜそうなるのか」を知らないまま公式を丸暗記してきた方
  • 数学を論理的思考のトレーニングとして学び直したい方

こんな人には合わないかも

  • 数学の問題演習量を増やしたい受験生
  • 高校・大学レベルの数学を深く学びたい方
  • すでに数学が得意で発展的な内容を求めている方

独自5段階評価

評価項目 評価
内容の濃さ ★★★☆☆
読みやすさ ★★★★☆
実践のしやすさ ★★★☆☆
初心者向き度 ★★★★☆
コスパ(満足度) ★★★☆☆

要約・内容紹介

「なぜ?」から始まる数学の再発見

著者の芳沢光雄氏は数学者・数学教育の専門家で、長年「なぜ学校で数学が嫌いになる人が多いのか」を研究してきました。本書の中核的な主張は「数学が苦手になるのは、なぜそうなるのかを教えてもらわずに公式を暗記させられるから」というものです。

「マイナスかけるマイナスはプラスになる」という小学生でも直感的に不思議に思う問いを例に挙げながら、著者は数学の「なぜ」を丁寧に解説します。暗記ではなく理解から始めることで、応用できる数学の力が身につくという考え方が一貫しています。

くり上がりから微分積分まで

本書の構成は、小学校の算数(くり上がり・くり下がり)から始まり、中学の方程式・関数、高校の微分積分まで段階的に進みます。各段階で「多くの人がつまずく箇所」にフォーカスし、その原因と乗り越え方を示す設計です。

特に印象的なのは、「計算の間違いが多い人は、数の概念の理解が曖昧なことが多い」という指摘です。計算力の問題を計算練習だけで解決しようとするのではなく、概念の理解に立ち返ることを著者は提案しています。

実際に試してみた

「マイナスかけるマイナスがプラスになる理由」の解説を読んで、自分が中学生の時に「そういうルールだから」と丸暗記していたことに気づきました。著者の説明(方向性の反転という考え方)は直感的で、30年越しに腑に落ちた瞬間がありました。

3歳の息子の「将来の算数」を意識しながら読んだところ、「子どもに算数を教えるとき、正解だけでなく理由を教える重要性」が改めてわかりました。「なぜ?」を無視しない教え方を意識するきっかけになりました。

微分積分の章は、高校で挫折した記憶があるテーマでしたが、著者の「なぜ微分するのか・積分するのか」という目的から入る解説は、公式の暗記から始まった当時の授業よりはるかに理解しやすかったです。ただし本書だけで完全に習得できるとは言えず、入口として役立つという印象です。

正直、ここが物足りなかった

「数学的思考法」の重要性は伝わりますが、演習問題が少なく「読んだ後にどう練習すべきか」のガイドがほしいと感じました。概念の理解は本書で深められますが、実際に使える力をつけるための演習量は別途確保が必要です。また「得意になる」というタイトルに対して、本書を読むだけで得意になれるわけではなく、期待値の設定が重要です。

読者の評判・口コミ

Amazonレビューでは評価3.69と標準的な評価です。「数学の苦手意識が和らいだ」「理由から教えてもらえてよかった」という声がある一方、「もっと演習が欲しかった」「内容が浅い」という意見もあります。数学嫌いの方には入口として評価が高く、もっと実践的な内容を期待した方には物足りなく感じる傾向があります。

良い点

  • 「なぜそうなるのか」という本質から丁寧に解説する姿勢
  • 小学算数から高校数学まで一冊で俯瞰できる広いカバレッジ
  • 数学嫌いになった人が再出発するための心理的ハードルを下げてくれる

注意点

  • 演習問題が少なく、読むだけでは力がつきにくい
  • 各トピックの扱いが浅めで、深く学ぶには他書が必要
  • 「得意になる」ためにはこの本の後に相当量の練習が必要

似た本と比べると

同ジャンルの『数学ガール』シリーズや『数学は言語』と比べると、本書は実用書として直接的に「つまずき解消」を目指している点が特徴です。数学の美しさや面白さを楽しみたい方は数学ガールシリーズ、実用的な苦手意識の解消なら本書という使い分けができます。

この本の前後に読む本

  • 読む前に: 数学嫌いの原因を知るという意味で、まず本書から入ってよいです。前提知識は不要
  • 読んだ後に: 概念理解の後に演習を積むなら各学年・レベルの問題集へ、数学の面白さをさらに探求するなら『数学ガール』シリーズがおすすめです

読了データ

項目 内容
読了時間の目安 4〜6時間
難易度 初心者向け
ページ数 約220ページ
出版社 講談社現代新書
著者 芳沢光雄

まとめ

『算数・数学が得意になる本』は、数学嫌いの大人が「なぜ自分は数学が苦手だったのか」を理解するための再入門書です。公式暗記の呪縛から解放される体験は本書の最大の価値です。演習量は別途確保が必要ですが、まず「数学の本質を理解する」という第一歩として手に取ってみてください。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。