【要約&レビュー】『南極で心臓の音は聞こえるか』〜第59次南極地域観測隊員が綴るリアルな極地生活〜

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

南極で心臓の音は聞こえるか

南極で心臓の音は聞こえるか

著者: 山田恭平

ジャンル: 科学・サイエンス

★★★☆☆(3/5)
#科学#サイエンス#山田恭平

3行で分かるこの本のポイント

  • 高校生のときから南極を目指し続けた著者が、第59次南極地域観測隊として夢を実現した記録
  • アニメ『宇宙よりも遠い場所』の展開を現地から予想して話題になったブログ発の等身大の南極体験記
  • 極寒・孤立・チームワークという非日常の環境で、科学者として人間として何を感じたかを率直に綴る

この本はこんな人におすすめ

  • 南極という場所に純粋に憧れている方
  • 科学者・研究者の日常のリアルを知りたい方
  • 夢を追い続けることの意味について考えたい方
  • アニメ『宇宙よりも遠い場所』が好きで聖地・南極の実態を知りたい方

こんな人には合わないかも

  • 南極の地学・気象・生態系などの科学知識を体系的に学びたい方
  • サバイバルや冒険の緊迫感を期待している方
  • 客観的なデータや研究成果をメインに読みたい方

独自5段階評価

評価項目 評価
内容の濃さ ★★★☆☆
読みやすさ ★★★★☆
実践のしやすさ ★☆☆☆☆
初心者向き度 ★★★★☆
コスパ ★★★☆☆

要約・内容紹介

著者の山田恭平さんは、高校生のときから南極行きを夢見て研究者の道を歩んできた人物です。第59次南極地域観測隊の一員として実際に南極に赴いた際、現地から更新し続けたブログが注目を集めました。特に、南極を目指す女子高生たちを描いたアニメ『宇宙よりも遠い場所』の展開を、実際に南極にいる立場から予想する投稿が話題となり、多くの読者を獲得した経緯があります。

本書は、その南極滞在中の記録を中心に、観測隊の日常生活、チームメンバーとの関係、南極でしか見られない自然現象、そして研究者としての葛藤や発見を綴ったエッセイ的な体験記です。文章のトーンは親しみやすく、「南極に行った研究者」というと難解な話を想像しがちですが、本書は日記や読み物として楽しめるライトな読み口です。

南極の自然描写は臨場感があります。-40℃を超える寒さの中でのフィールドワーク、オーロラの美しさ、ブリザードの恐ろしさ、南極の夏の白夜と冬の極夜といったエピソードは、読んでいるこちらにも「あの場所に立っているような」感覚をもたらしてくれます。

一方で、本書は科学的な解説書ではありません。南極でどんな研究が行われているかは触れられていますが、詳細な科学的内容よりも著者の主観的な体験と感情の記録に重点が置かれています。

実際に試してみた

南極という場所に対して、正直なところ漠然とした「遠くて寒そうな場所」以上のイメージを持っていませんでした。本書を読んで一番印象に残ったのは、観測隊員たちが南極で日常を作り上げている部分です。限られた物資と空間の中でどうやって生活するか、チームとして機能するにはどうすべきか、という話は、リモートワークが普通になった今の仕事環境とも意外なほど重なりました。

正直、ここが物足りなかった

体験記としての面白さは確かにあるのですが、「南極で行われている科学研究」の部分がもう少し踏み込んで書かれていれば、より満足度が高かったと思います。また、ブログをもとにした書籍化のためか、エピソードが断片的で流れを追いにくい部分もありました。

読者の評判・口コミ

楽天レビューでは11件の評価があり、評価3.55という結果です。「南極のリアルな生活が伝わった」「著者の南極への情熱が伝わってくる」という好意的な声がある一方で、「科学的な内容を期待していたので少し拍子抜け」「もっとドラマチックな展開を期待していた」という意見もあります。

良い点

  • 南極という特殊な環境での生活をリアルに体験できる読み口
  • 科学者の夢追いストーリーとして読み物として楽しめる
  • アニメ『宇宙よりも遠い場所』ファンにとって特別な一冊

注意点

  • 科学的な専門知識の解説は少なめで、体験記・エッセイとして読むのが正解
  • ブログ発祥のためエピソードが断片的に感じる部分もある
  • 南極研究の全体像を知りたい場合は別途専門書が必要

似た本と比べると

南極・極地に関する本として、大林道義さんの『南極越冬記』のような古典的な探検記があります。そちらがサバイバルと使命感に満ちた緊張感あふれる記録なのに対し、本書はSNS世代の研究者が書いた等身大の体験記です。重厚さより親しみやすさ、使命より共感を重視した、時代に合った新しいスタイルの極地文学と言えます。

この本の前後に読む本

南極の自然や科学研究についてより深く知りたい方には、国立極地研究所が発行している資料や、NHK制作のドキュメンタリー書籍が参考になります。また、夢を追い続ける生き方に共感した方には、角幡唯介さんの探検記シリーズ(『雪男は向こうからやってきた』など)が読み応えある一冊としておすすめです。

読了データ表

項目 内容
読了時間の目安 3〜4時間
難易度 易しい(一般向け体験記)
ページ数 約240ページ
こんな場面で読む 休日の読書・夜のリラックスタイム

まとめ

『南極で心臓の音は聞こえるか』は、南極への憧れを持つ方や、夢を追い続けることの尊さに共感できる方にとって、温かみのある体験記です。楽天レビュー11件・評価3.55は、期待値によって評価が分かれる正直な数字です。「南極を旅した気分になれる本」として、肩の力を抜いて読んでみてください。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。