【要約&レビュー】『数字が苦手な人のための簿記「超」入門』今村正——つまずきポイントを丁寧に解消する簿記入門書

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

数字が苦手な人のための簿記「超」入門

数字が苦手な人のための簿記「超」入門

著者: 今村正

ジャンル: 資格・検定

★★★★(4/5)
#簿記#簿記入門#資格#経理#今村正

3行で分かるこの本のポイント

  • 「借方・貸方ってなに?」という疑問から始めて、仕訳の仕組みをゼロから丁寧に解説
  • 数字が苦手な人向けに専門用語を平易な言葉で言い換えながら進む構成
  • 簿記3級取得を意識した実践的な例題と解説が豊富で、独学でも進めやすい

この本はこんな人におすすめ

  • 簿記の勉強を始めたいが、どこから手をつければいいか分からない方
  • 数字や計算が苦手で、会計・経理に苦手意識がある方
  • 独学で日商簿記3級の取得を目指している方
  • 経理業務を担当することになり、基礎から学び直したい社会人の方

こんな人には合わないかも

  • 簿記2級以上を目指す方や、すでに3級の基礎知識がある方
  • 試験直前に過去問演習をしたい方(テキストベースの入門書のため)
  • 財務諸表の読み方や管理会計など、より実務的な内容を求める方

独自5段階評価

評価項目 評価
内容の濃さ ★★★☆☆(入門に絞っており深さより広さ重視)
読みやすさ ★★★★★(文章が平易で図解も豊富)
実践のしやすさ ★★★★☆(例題があり手を動かして学べる)
初心者向き度 ★★★★★(入門書としてはトップクラスの親切さ)
コスパ(満足度) ★★★★☆(初学者にとって十分な価値あり)

要約・内容紹介

簿記の「なぜ?」から丁寧に解きほぐす

多くの簿記入門書は「借方・貸方のルール」を暗記させるところから始まります。でも本書は違います。今村正さんはまず「そもそもなぜ簿記が必要なのか」「お金の流れを記録するとはどういうことか」という根本的な疑問に答えるところから丁寧に始めてくれます。

仕訳の仕組みも、いきなりルール表を見せるのではなく、「お店でモノを買ったときに何が起きているか」という身近な場面から説明してくれるので、数字アレルギーの人でも「あ、そういうことか」と腑に落ちやすい構成になっています。

勘定科目の壁を乗り越える工夫

簿記学習でよく挫折が起きるのが「勘定科目の暗記」です。資産・負債・純資産・収益・費用という5つの分類から始まり、売掛金・買掛金・前払金など似たような名前が続きます。本書はこれらを丸暗記させるのではなく、「それぞれの勘定科目が現実のどんな状況を表しているか」をセットで説明してくれるので、記憶に定着しやすくなっています。

例題を通して手を動かしながら学ぶ

各章の後に練習問題がついており、読んで理解したことをすぐに実践できる構成です。解説も丁寧で、なぜその仕訳になるのかの根拠まで書かれているため、答えを丸写しするだけでなく思考プロセスを追うことができます。

実際に試してみた

読む前:数字が出てくるだけで構えてしまっていた

正直に言うと、僕は会計・簿記の話が苦手でした。「複式簿記」「試算表」という言葉を見るだけで頭がぼんやりする感覚があって、簿記の本を手に取っても最初のページで止まってしまうことが何度もありました。それでも仕事上、損益計算書くらいは読めるようになりたいという気持ちはあって、本書を試してみることにしました。

読んで考えが変わった点

「借方・貸方は左右を示すだけの記号」という説明がとても腑に落ちました。それまでは借方=借りているもの、貸方=貸しているもの、という語感で混乱していたのですが、「単なる左右の区別で意味は後から覚えればいい」というアドバイスで肩の荷が下りました。簿記は暗記ゲームではなく、お金の動きをトレースする記録術なんだ、という感覚を持てたことが大きな収穫でした。

読んだ後に変えた行動

本書を読み終えてから、Excelで簡単な家計の収支を仕訳形式で記録する練習を始めました。日常の買い物を「現金・食費・光熱費」などの勘定科目で分類していくと、帳簿の仕組みが体感としてつかめてきました。その延長で、簿記3級の問題集にも手を伸ばせるようになっています。

正直、ここが物足りなかった

本書は入門書として非常によくできている反面、網羅性には限界があります。日商簿記3級の試験範囲のうち、手形取引や決算整理仕訳など比較的難易度の高いテーマについては触れ方が浅く、試験対策には別の問題集が必要になります。

また、図解は豊富ですが、カラー印刷ではないため視覚的な見やすさで言うと他の入門書に劣る部分もあります。「全問正解できる練習問題集」としての機能は持っていないので、あくまで「理解を助けるための入門書」として位置づけて使うのがベストです。

読者の評判・口コミ

楽天レビューでは4点台の高評価が多く寄せられており、「何度挑戦しても挫折していたのに、この本でやっと理解できた」「説明が優しくて読みやすい」という声が目立ちます。特に「仕訳が苦手で困っていた」という読者からの反応が多く、まさに本書の狙い通りのユーザーに届いている様子です。

一方で、「すでに基礎を知っている人には物足りない」「もう少し問題数が欲しかった」という批判的な意見もあります。入門特化の書籍である以上は仕方ない部分ですが、簿記の全体像を学びたい方はこの本の後に問題集を用意しておくとよいでしょう。

良い点

  • 「なぜ複式簿記が必要なのか」という根本から説明してくれるので納得感が高い
  • 専門用語の言い換えが丁寧で、数字や会計に苦手意識がある人でも読み進められる
  • 例題と解説がセットになっており、読んだ内容をすぐ手を動かして確認できる

注意点

  • 簿記3級の全範囲をカバーするわけではないため、試験直前には別途問題集が必要
  • 2級以上を目指す方にはすぐ物足りなくなるレベル感
  • モノクロの図版が多く、視覚的な華やかさはない

似た本と比べると

同じく簿記入門を扱った『スッキリわかる日商簿記3級』(TAC出版)と比べると、本書の方が「数字が苦手な人」に向けた語り口が徹底されており、挫折しにくい工夫が多い印象です。一方でスッキリシリーズは試験対策に特化しており、問題演習の量は段違いに多いです。

ふくしままさゆきさんの『朝10分で差がつくちょこっと簿記』と並べると、本書の方がより丁寧な解説寄りで、ちょこっと簿記の方が短時間で効率よく要点を掴む構成になっています。数字の苦手意識が強い方には本書、ある程度サクサク進めたい方にはちょこっと簿記が向いているかもしれません。

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし(本書自体がゼロからのスタートを想定) 後に読む本: 『スッキリわかる日商簿記3級』(TAC出版)——試験対策の問題演習に進む

読了データ

項目 内容
ページ数 約220ページ
読了時間の目安 3〜5時間
図解・イラスト あり(豊富な図解)
難易度 ★☆☆☆☆(簿記完全初心者向け)

まとめ

『数字が苦手な人のための簿記「超」入門』は、タイトルの通り「苦手意識」を持つ人に向けて設計された入門書です。仕訳の理屈をゼロから丁寧に説明してくれるので、過去に挫折した経験がある方にも自信を持っておすすめできます。試験対策は別の問題集と組み合わせて、本書で「理解の土台」を作るのがベストな使い方です。

読書好きならKindle Unlimitedがおすすめ

月額980円で200万冊以上が読み放題。30日間の無料体験あり

Kindle Unlimitedを無料で試す

この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。