【要約&レビュー】『哲学史入門I』千葉雅也ほか——古代ギリシャから中世哲学まで一気に学べるNHK出版の哲学史入門

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

哲学史入門I

哲学史入門I

著者: 千葉雅也/納富信留/山内志朗/伊藤博明/斎藤哲也

ジャンル: 哲学・思想

★★★☆☆(3/5)
#千葉雅也#哲学史入門#古代哲学#中世哲学#NHK出版

3行で分かるこの本のポイント

  • NHK出版の哲学史入門シリーズ第1巻。古代ギリシャから中世哲学まで複数の専門家が分担執筆
  • ソクラテス・プラトン・アリストテレスから中世スコラ哲学まで、哲学史の前半を丁寧に解説
  • 千葉雅也・納富信留という現代哲学の最前線の研究者が担当、読みやすさと深さを両立

この本はこんな人におすすめ

  • 哲学史をゼロから体系的に学びたい方
  • 古代ギリシャ哲学(プラトン・アリストテレス)を理解したい方
  • NHKテキスト・NHK出版の哲学本が好きな方
  • 哲学入門書を読んだ後の「次のステップ」を探している方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ・平易さ ★★★★☆
古代哲学の解説の正確さ ★★★★☆
複数著者による多角的視点 ★★★☆☆
哲学史の入口としての価値 ★★★★☆
全体のまとまり・一貫性 ★★★☆☆

要約・内容紹介

NHK出版×一流哲学者の協業

本書はNHK出版が刊行した哲学史入門シリーズの第1巻で、千葉雅也(現代哲学・思想)・納富信留(古代ギリシャ哲学)・山内志朗(中世哲学)・伊藤博明(ルネサンス哲学)・斎藤哲也(哲学コーディネーター)という現代日本の哲学・哲学史研究の第一人者が参加しています。各専門家が得意領域を担当することで、個々の解説の精度が高い一冊となっています。

本書のカバー範囲(第I巻):

  • 古代ギリシャ前期:タレス・ヘラクレイトスなどソクラテス以前の哲学者
  • ソクラテス:「無知の知」と問答法(ダイアロゴス)
  • プラトン:イデア論・魂の不死・国家論
  • アリストテレス:形而上学・論理学・倫理学・政治学
  • ヘレニズム哲学:エピクロス派・ストア哲学・懐疑主義
  • 中世哲学:アウグスティヌス・トマス・アクィナスとスコラ哲学

プラトンとアリストテレスを深く理解する

本書の核心は古代ギリシャ哲学、特にプラトンとアリストテレスの解説です。古代ギリシャ哲学の専門家・納富信留氏による解説は、原典に基づいた精確さと分かりやすさを兼ね備えています。「プラトンのイデア論とは何か」「アリストテレスがプラトンをどう乗り越えたか」という哲学史の根本的な問いに、誠実に向き合った解説が続きます。

プラトン哲学の核心:

  • イデア論:現実世界は「理想的な形(イデア)」の影である
  • 知識と意見の区別:真の知識はイデアへのアクセスによる
  • 魂の三分説:理性・気概・欲望という魂の構造
  • 国家論:哲学者が統治する「哲人王」という理想国家
  • 『対話篇』という形式が哲学の探求プロセスを体現

中世哲学とキリスト教の融合

山内志朗氏が担当する中世哲学のパートでは「哲学とキリスト教神学の融合がいかに行われたか」という、哲学史上の重要な転換点が解説されます。アウグスティヌスの「信じることによって理解する」からトマス・アクィナスの「理性と信仰の調和」まで、中世哲学の流れが見えてきます。

実際に試してみた

プラトンの名前は知っていても「イデア論が何なのか」をきちんと説明できず、恥ずかしい思いをしていました。本書の納富信留氏の解説は「イデア論の本当の意味」を腑に落ちさせてくれる内容で、哲学史を学び直す契機になりました。複数の著者が書いているため若干のムラを感じますが、各専門家の解説の深さは確かです。

読者の評判・口コミ

楽天レビューでは「千葉雅也が参加しているという安心感」「NHK出版らしい丁寧な作り」という声があります。「古代哲学をこれほど丁寧に解説した入門書は少ない」「シリーズで揃えたくなる」という評価もあり、哲学史入門書としての信頼性は高いです。

良い点

  • 各専門家による精確で深みのある哲学史解説
  • 古代ギリシャから中世まで第1巻に収まった適切な範囲
  • NHK出版らしい丁寧な編集と読みやすい構成

注意点

  • 複数著者のため文体・難易度に若干のムラがある
  • 第II巻・第III巻と合わせて読まないと全体像が掴みにくい
  • 本格的な解説書のため、完全な初学者には難しい部分がある

この本の前後に読む本

前に読む本: 飲茶『14歳からの哲学入門』 後に読む本: 『哲学史入門II』・各哲学者の原典(プラトン『国家』等)

読了データ

項目 内容
ページ数 約300ページ
読了時間の目安 4〜6時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★★☆☆(哲学入門書を読んだ後の方向け)

まとめ

千葉雅也・納富信留ほか『哲学史入門I』は、一流の哲学者・哲学史研究者が古代ギリシャから中世哲学までを解説したNHK出版の哲学史入門シリーズ第1巻。哲学史をゼロから学ぶ入門書ではなく「入門書の次のステップ」として、哲学史の前半を体系的に理解するための信頼性の高い一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。