【要約&レビュー】『ねえだっこして』竹下文子・田中清代——赤ちゃんをうらやむ猫の切ない気持ちが刺さる——親子の愛が詰まった絵本
ねえだっこして
著者: 竹下文子/田中清代
ジャンル: 子育て・育児
試し読みもできます
Amazonで『ねえだっこして』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「わたしだっておかあさんにだっこしてほしい」——赤ちゃんをうらやむ猫の切ない気持ちを描く絵本・子どもの「もっとかまってほしい」という本音が胸に刺さる
- 二番目に生まれる子・上の子の気持ちを代弁——下の子が生まれたときに「お母さんを取られた」と感じる上の子の感情を優しく描く
- 評価4.7・子どもも親も泣ける名作絵本——シンプルな言葉と温かいイラストが・親子の愛の深さをダイレクトに伝える
この本はこんな人におすすめ
- 二人目を産んだ・産む予定のお母さん
- 「上の子が赤ちゃん返り・かんしゃく」で悩んでいる方
- 子どもに「みんな愛してるよ」と伝えたい方
- 読み聞かせに心に刺さる絵本を探している方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 上の子の気持ちへの共感と描写 | ★★★★★ |
| 田中清代のイラストの温かさ | ★★★★★ |
| 読み聞かせ効果 | ★★★★★ |
| 「みんな愛してる」というメッセージの伝わり方 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
「わたしだっておかあさんにだっこしてほしい」という切ない気持ち
本書の主人公は、お母さんが赤ちゃんのお世話をしているのを見ている猫です。「わたしだっておかあさんにだっこしてほしい——ねえ、おかあさん、おかあさん」——この呼びかけが、上の子・きょうだいができた子の気持ちを見事に代弁しています。
「赤ちゃんにはお母さんを取られてしまった——自分は大切にされていない——この感覚が子どもに与えるダメージを・この絵本は正面から扱っている」という点が本書の価値です。
上の子の「赤ちゃん返り」を理解する助けに
二人目が生まれると上の子が「赤ちゃん返り」をすることがよくあります。本書を読むと「上の子がなぜそういう行動をするのか」という気持ちが感情として分かります。
「わたしも赤ちゃんみたいに甘えたい——お母さんが大好きだから・離れたくないんだ」——この心理を猫が体現することで、子どもも親も素直に感情と向き合えます。
お母さんの愛が全員に届く結末
本書の結末は「お母さんの愛はみんなに届いている」という温かいメッセージです。「赤ちゃんにだっこしてあげた後・猫にもちゃんとだっこしてくれる——この結末が、上の子への安心感を生む」という絵本の仕掛けが見事です。
「あなたも大切——赤ちゃんが生まれても、あなたへの愛は変わらない——この言葉を絵本で伝えることの力」が本書にあります。
実際に試してみた
息子が3歳になった今でも「だっこして」と言ってくることがあります。本書を読んで「それに応える時間の大切さ」を改めて感じました。
「仕事が忙しいから」と後回しにしがちな「だっこ」の時間——本書を読んでから「今日は息子のリクエストを全部叶える」という日を週に一度作るようにしました。些細なことでも、その積み重ねが大事なんだと思わせてくれた一冊です。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー178件前後、評価4.7前後と非常に高評価。「読み聞かせで子どもが泣いた」「二人目が生まれたときに読んで良かった」という声が多数。
上の子のいるお母さんを中心に広く読まれており、「出産祝いに贈った」「保育園で読み聞かせに使った」という声が多いです。
良い点
- 上の子の気持ちを猫で代弁する発想が秀逸
- 「みんな愛している」というメッセージが自然に伝わる
- 田中清代のイラストの温かさが文章と完璧に合っている
注意点
- 絵本なので文字量は少なめ
- 二人目以降がいない家庭では感情移入しにくい場合もある
- 読み聞かせで泣いてしまうお母さん続出(要注意)
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。二人目が生まれる前後に読むと特に刺さります。
後に読む本: 特になし。本書でこうした感情系絵本に興味を持った方は他の読み聞かせ絵本にも進んでみてください。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約32ページ(絵本) |
| 読了時間の目安 | 10〜15分 |
| 図解・イラスト | あり |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『ねえだっこして』は、赤ちゃんをうらやむ猫の気持ちを通じて「上の子のかまってほしい気持ち」を温かく描いた絵本です。「わたしだっておかあさんにだっこしてほしい」——この一言が親の胸に刺さり、子どもへの愛の伝え方を改めて考えさせてくれます。
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Amazonで『ねえだっこして』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。