【要約&レビュー】『子どもの心のコーチング』菅原裕子が語る——自分で考える力を育てる、依存させない子育て論
子どもの心のコーチング
著者: 菅原 裕子
ジャンル: 子育て・育児
試し読みもできます
Amazonで『子どもの心のコーチング』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「よい子に育てたい」という親心が、実は依存心の強い子を作っている——「世話のやきすぎ」の落とし穴
- 子どもが自分で考え、自分で決め、自分で動く——コーチング的アプローチで育つ本当の自立心
- 「周りの人とうまくやる力」も育てられる——子育てを教えることではなく引き出すことに変える
この本はこんな人におすすめ
- 子どもに何でも先回りしてしまう親
- 「うちの子、自分で何もできない」と悩んでいる方
- コーチングに興味がある子育て中の方
- 子どもとの関わり方を根本から見直したい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| 子育て論としての新鮮さ | ★★★★☆ |
| 実践のしやすさ | ★★★★☆ |
| 具体的なヒントの豊富さ | ★★★★★ |
| 子育ての不安を和らげる力 | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
「よい子に育てたい」が依存を生む
本書の出発点は、著者による鋭い問いかけです。「子どもをよい子に育てたいと思うあまり、声をかけ、世話をやきすぎていませんか?」——この親心が、実は自分で考えられない、自立できない子を育ててしまうというのが本書の核心です。
子どもが何かしようとするたびに親が口を出す。失敗しそうな場面で先回りして助ける。こういった関わり方が積み重なると、子どもは「自分で考えなくていい」と学習してしまいます。
コーチングで「引き出す」子育て
本書が提唱するのは、ティーチング(教える)からコーチング(引き出す)への転換です。「こうしなさい」と教えるのではなく、「どうしたらいいと思う?」と問いかけ、子ども自身が答えを見つける体験を積み重ねる。
この積み重ねが「自分で考える力」「自分で決める力」を育てます。失敗も体験の一部として受け入れることで、子どもは問題解決力を身につけていきます。
周りの人とうまくやる力も育つ
本書のもう一つの柱は「対人関係力」の育て方です。自分の気持ちを言葉にする力、相手の話を聴く力——これらは教えられるものではなく、日常の親子の関わりの中で自然に育つものだと著者は語ります。
コーチング的な関わりを続けることで、子どもは「聴いてもらえる」という安心感を土台に、他者とうまく関わる力を獲得していきます。
実際に試してみた
3歳の息子が何かうまくいかない時、つい「こうするんだよ」と口を出してしまっていました。本書を読んで「まず見守る」「困っていたら聞いてみる」を意識するようにしました。
最初は歯がゆいのですが、息子が自分で試行錯誤して「できた!」という顔をした瞬間が明らかに変わりました。先回りしていた頃より、はるかに嬉しそうなんですよね。「引き出す」という感覚が少しずつ分かってきた気がします。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー371件、評価4.32と高評価。「子育ての視点が変わった」「何度も読み返している」「もっと早く出会いたかった」という声が多数。
「コーチング的な関わりを継続するのが難しい」という正直な声もありますが、それだけ本書の提案が本質的であるということです。
良い点
- コーチングの概念を子育てに落とし込む分かりやすい解説
- 具体的な声かけの例が豊富で実践しやすい
- 「世話のやきすぎ」という親自身の振り返りを促す視点
注意点
- コーチング的関わりは即効性がなく、継続が必要
- 子どもの年齢によって適用の仕方を工夫する必要がある
- 夫婦・パートナーで読んで関わり方を揃えると効果的
この本の前後に読む本
前に読む本: 『子どもへのまなざし』。愛情と受容の土台を理解してから本書を読むと、コーチングのアプローチがより腑に落ちます。
後に読む本: 特になし。本書の実践を積み重ねるだけで子育ての質が大きく変わります。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約214ページ |
| 読了時間の目安 | 3〜4時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
『子どもの心のコーチング』は、「教える」から「引き出す」への子育て観の転換を促す一冊です。世話のやきすぎへの気づきから始まり、自分で考える力・対人関係力を育てるコーチング的アプローチを、具体的な言葉で丁寧に教えてくれます。
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Amazonで『子どもの心のコーチング』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。