【要約&レビュー】『子どもはみんな問題児。』中川李枝子——「ぐりとぐら」の著者が伝える「焦らないで、大丈夫」の子育て論
子どもはみんな問題児。
著者: 中川 李枝子
ジャンル: 子育て・育児
試し読みもできます
Amazonで『子どもはみんな問題児。』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「焦らないで、悩まないで、大丈夫」——名作絵本「ぐりとぐら」の生みの親・中川李枝子が保母の経験と母親の経験から贈る温かい子育て論
- 「子どもは子どもらしいのがいちばん」——問題行動に見えることこそ子どもの正常な発達の証・焦ることを手放す視点
- 毎日がんばるお母さんへ——いま伝えたい・子どものことばと育ちの智恵
この本はこんな人におすすめ
- 子育てで焦りや不安を感じているお母さん・お父さん
- 子どもの問題行動に悩んでいる方
- 「ぐりとぐら」が好きな方・中川李枝子さんのファン
- 子育てをもっと楽しみたいと思っている方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 子育ての不安を和らげる温かさ | ★★★★★ |
| 保母・母親経験に裏打ちされた説得力 | ★★★★☆ |
| 具体的なアドバイスの充実度 | ★★★☆☆ |
| 長年の子育て論の深み | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
「問題児」こそ普通の子ども
本書のタイトル『子どもはみんな問題児。』は逆説的です。著者が言いたいのは「問題行動に見えることが・実は子どもの正常な発達の表れだ」ということです。「言うことを聞かない・じっとしていない・なんでも試してみようとする——これらは子どもらしい姿であり・大人が問題とみなすこと自体が間違いの場合が多い」という視点が、焦りがちな親御さんの心を解放してくれます。
「数多くの子どもを預かった保母として・また二人の子どもを育てた母親として——中川李枝子が見てきたのは・問題児などいない・みんなそれぞれの時間の流れで育っているという事実だ」という経験から来る確信が本書の説得力の源です。
「ぐりとぐら」が生まれた場所から
著者・中川李枝子の視点が独特なのは「名作絵本の書き手でもある」という背景です。「ぐりとぐらというキャラクターが子どもたちに愛される理由は・彼らが子どもの気持ちを体現しているから——好奇心旺盛で・失敗を恐れず・仲良く楽しく——これが子どもの本来の姿だ」という著者の子ども観が、本書の根底に流れています。
「子どもを型にはめようとするより・子どもの中にある自然な成長の力を信じて待つ——これが著者が保育と創作の両方から学んだ最大の教訓だ」という智恵が本書に凝縮されています。
毎日がんばるお母さんへのメッセージ
本書が特に向けられているのは「毎日子育てを頑張っているお母さん」です。「子育てには正解がない・失敗があって当然・焦らなくていい——この単純なメッセージが・育児書の情報に振り回されがちな現代の親御さんに深く刺さる」という評価があります。
「育て方を間違えたらどうしようという不安は・子どもへの愛情の裏返しだ——でも心配しすぎると・その不安が子どもに伝わる——大丈夫、という言葉を著者は優しく何度も繰り返す」という本書のトーンが、読者の緊張をほぐします。
実際に試してみた
3歳の息子がレストランで「じっとしていられない」「大声を出す」という場面で、周囲の目を気にして焦ることがよくあります。本書を読んでから「これは問題行動ではなく・3歳児として正常なことだ」と考え直すことができました。
親の焦りが子どもに伝わるというのは確かで、ゆったり構えていると息子も落ち着いてくる気がします。「大丈夫」と思えることで、子育てが少し楽になりました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー164件前後、評価4.2前後と高評価。「読んで肩の力が抜けた」「こんな子育て論に早く出会いたかった」という声が多いです。
「具体的なハウツーを求める方には物足りない」という声も。温かいエッセイとして読むのが正解です。
良い点
- 豊富な保育経験と子育て経験に裏打ちされた言葉の重み
- 「大丈夫」と思える温かさが子育ての不安を和らげる
- 子どもへの深い愛情と観察眼が随所に光る
注意点
- 具体的な育児テクニックより哲学的なメッセージが中心
- 「子どもらしい」という曖昧な基準に違和感を覚える方も
- 現代の保育・教育環境との齟齬を感じる場面も
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。子育てエッセイの入門として本書から始めても問題ありません。
後に読む本: 特になし。本書で中川李枝子の世界観に惹かれた方は「ぐりとぐら」など絵本にも触れてみてください。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約200ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『子どもはみんな問題児。』は、「ぐりとぐら」の生みの親・中川李枝子が保母と母の経験から綴る温かい子育て論です。「焦らないで、大丈夫」——この言葉が、頑張りすぎている親御さんの心を軽くしてくれます。
試し読みもできます
Amazonで『子どもはみんな問題児。』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。