【要約&レビュー】『新世界より(下)』夏祭りの大殺戮から真実の地へ——貴志祐介が描く日本SF大賞受賞作の衝撃の結末
新世界より(下)
著者: 貴志 祐介
ジャンル: 小説
試し読みもできます
Amazonで『新世界より(下)』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 夏祭りの夜に起きた悪鬼による大殺戮と町の崩壊
- 真実の地へ向かう早季たちが知る人類と化鼠の真実
- 第29回日本SF大賞受賞作貴志祐介の壮大なディストピアSF完結編
この本はこんな人におすすめ
- 『新世界より(上)』を読み終えた方
- 貴志祐介作品のファン
- 本格SF・ディストピア小説が好きな方
- 日本SF大賞受賞作を制覇したい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| ストーリーの引き込み力 | ★★★★★ |
| SF設定の緻密さ | ★★★★★ |
| クライマックスの衝撃 | ★★★★★ |
| SF大賞受賞の完成度 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
夏祭りの大殺戮
下巻は夏祭りの夜に起きた凄惨な大殺戮から始まります。悪鬼と化した存在が町に現れ、町民を次々と殺していく——。
悲鳴と嗚咽に包まれた町を後にして、早季たち選ばれし者は目的の地へと急ぎます。それが何よりも残酷であろうとも、真実に近付くために。
化鼠と人類の真実
本書のクライマックスでは、化鼠(ばけねずみ)という存在の正体、そして人類そのものの歴史的な真実が明らかになります。1000年後の日本で起きた「呪力」獲得と、その代償——。
上巻で張られた伏線が見事に回収され、読者は世界観の奥深さに震撼することでしょう。ディストピア、ホラー、SF、社会学——。あらゆるジャンルの要素が凝縮された傑作です。
日本SF大賞の栄誉
本作は第29回日本SF大賞を受賞。貴志祐介さんの代表作として、SFファンのみならず一般読者にも広く愛される作品となりました。
2012〜2013年にはアニメ化もされ、独特の世界観が映像でも表現されました。上下2巻で完結するSF巨編として、SF小説入門にも最適な一冊です。
読んだ後に残ったこと
僕はこの本を読んで、「人間性とは何か」を深く考えました。超能力を手にしながらも、凶暴性を抑えるために遺伝子操作される人類の姿。正義と狂気、恐怖と進化の境界線。
フリーライターとして、技術進化のニュースを見るたびに、本書が問いかけた問題を思い出します。読後もずっと心に残り続ける、一生モノの一冊です。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー833件超え、評価4.24と高評価。「日本SF大賞の風格」「上巻の伏線がすべて回収される快感」「衝撃のラスト」という声が多いです。
「後半が重い」「読了後の余韻が凄まじい」という意見もあり、読み応えのある大作として愛されています。
良い点
- 上巻の伏線が全て回収される構成美
- SF設定の圧倒的な緻密さ
- ラストの衝撃的な真実
注意点
- 上巻必読
- 重いテーマへの耐性が必要
- 残酷なシーンもある
この本の前後に読む本
前に読む本: 上巻『新世界より 上』を必読。物語の前半から繋げて読みましょう。
後に読む本: 『悪の教典 上』。貴志祐介のサイコホラー。本書の後に読むと著者の幅が実感できます。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約544ページ(下巻) |
| 読了時間の目安 | 7〜8時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★★★☆(SF要素が多め) |
まとめ
『新世界より(下)』は、悪鬼による大殺戮と化鼠の真実を経て、人類の歴史的な秘密へと至る、貴志祐介の日本SF大賞受賞作の衝撃の完結編です。上下巻を読み通すと、人生の読書体験が変わる壮大な傑作です。
試し読みもできます
Amazonで『新世界より(下)』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。