【要約&レビュー】『しゃばけ』病弱な若だんなと妖怪たちが事件を解決する江戸ファンタジーミステリー

レビュアー: ゆう
しゃばけ

しゃばけ

著者: 畠中 恵

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#畠中恵#時代小説#ファンタジー

3行で分かるこの本のポイント

  • 江戸の薬種問屋の病弱な若だんな一太郎が妖怪たちと殺人事件に挑む
  • 和風ファンタジーとミステリーが融合したユニークな時代小説
  • 20年以上続く大人気シリーズの記念すべき第1作

この本はこんな人におすすめ

  • 時代小説を読んでみたい方
  • 妖怪や和風ファンタジーが好きな方
  • ほのぼのした雰囲気の小説が好きな方
  • シリーズものの1巻目を探している方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★★★★
世界観の魅力 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

江戸有数の薬種問屋「長崎屋」の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままなりません。しかし家族同然の妖怪たち——犬神の仁吉、白沢の佐助——に守られ、穏やかに暮らしています。

ある夜、目を盗んで外出した一太郎は人殺しを目撃。以来、猟奇的な殺人事件が続き、一太郎は妖怪たちと共に事件の解決に乗り出します。

妖怪との共生

本書の魅力は、妖怪たちのキャラクターです。一太郎を溺愛する仁吉と佐助は、人間に化けて番頭として働いています。他にも鳴家(やなり)や屏風のぞきなど、個性的な妖怪たちが登場。彼らと一太郎の関係は、家族のように温かいものです。

江戸の空気

畠中恵が描く江戸の街並みは、活気があって温かい。時代小説特有の堅さはなく、現代小説のように読みやすい文体で、時代小説初心者にも親しみやすい仕上がりになっています。

読んだ後に残ったこと

時代小説は苦手意識がありましたが、この本で一気にハードルが下がりました。妖怪がいる江戸の世界は、現代のファンタジー小説のようでもあり、時代小説の入口として最適です。

病弱な一太郎を妖怪たちが全力で守る姿に、親として共感しました。子どもが病気の時、何でもしてあげたくなる気持ち。妖怪たちの一太郎への愛情は、まさに家族愛そのものです。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,080件超え、評価4.05。「時代小説の入門に最適」「妖怪たちがかわいい」「シリーズ全部読みたくなる」という声が多数。20年以上続くシリーズの原点として、今なお新しい読者を獲得し続けています。

「ミステリーとしては弱い」「軽すぎる」という声もありますが、世界観の魅力でカバーしています。

良い点

  • 妖怪と人間の関係が温かい
  • 時代小説初心者でも読みやすい
  • シリーズの入口として最適

注意点

  • 本格ミステリーを求めると物足りない
  • 時代小説の重厚さはない
  • シリーズが長いのでハマると大変

この本の前後に読む本

前に読む本: 『夏の庭』。少年と老人の交流を描いた温かい物語。優しい物語の入門として先に読むと良いです。

後に読む本: 畠中恵『ぬしさまへ』。しゃばけシリーズ第2弾。一太郎と妖怪たちの冒険がさらに広がります。

読了データ

項目 内容
ページ数 約360ページ
読了時間の目安 4〜5時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(時代小説だが読みやすい)

まとめ

『しゃばけ』は、病弱な若だんなと妖怪たちが殺人事件に挑む和風ファンタジーミステリーです。妖怪たちの温かさ、江戸の活気、そしてミステリーの面白さ。20年以上愛され続けるシリーズの原点を、ぜひ味わってください。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。