【要約&レビュー】『サヨナライツカ』結婚直前の男と謎の美女——辻仁成が描く25年越しの激しい恋愛長編
サヨナライツカ
著者: 辻 仁成
ジャンル: 小説
試し読みもできます
Amazonで『サヨナライツカ』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 結婚を控える「好青年」豊と謎の美女・沓子の激しく狂おしい恋
- 別れを選んだ二人が25年後に再会して知る真実
- 辻仁成が愛に生きるすべての人に捧げる渾身の恋愛長編
この本はこんな人におすすめ
- 辻仁成作品のファン
- 大人の恋愛小説を読みたい方
- 純愛と狂気が交錯する物語が好きな方
- 西島秀俊×中山美穂主演の映画版の原作を読みたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| ストーリーの引き込み力 | ★★★★☆ |
| 恋愛描写の濃さ | ★★★★★ |
| 25年の時の流れ | ★★★★☆ |
| 辻仁成の文体 | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
好青年と謎の美女の出会い
主人公の豊は、「好青年」と呼ばれる優秀なビジネスマン。結婚を控えたある日、彼はバンコクで謎の美女・沓子(とうこ)と出会います。
そこから始まる激しく狂おしい性愛の日々。豊は沓子に強く惹かれながらも、結婚相手への義理と葛藤——。
別れから25年後の再会
二人は最終的に別れを選びます。豊は本来の婚約者と結婚し、平穏な家庭生活を築いていく。しかし25年後、豊は再び沓子と再会することに——。
時を経て明らかになる、あの恋の本当の意味。沓子がなぜ豊を選び、なぜ別れを選んだのか——。過去と現在が交錯する切ないラストが、本作の白眉です。
辻仁成の恋愛小説
ミュージシャン・映画監督としても活躍する辻仁成さんの小説代表作の一つ。2001年刊行以来、大人の恋愛小説の定番として読み継がれています。
2010年には西島秀俊×中山美穂主演で映画化され、タイの風景とともに切ない恋の物語が映像化されました。大人の恋愛の複雑さを味わいたい方にお薦めの一冊です。
読んだ後に残ったこと
僕はこの本を読んで、若い頃の恋愛を思い出しました。結婚する前、後悔のない選択をできたかどうか——。人生には「もし」がつきまとうけれど、今の家族こそが答えだと思えました。
フリーライターとしての生き方、妻・息子との日常——。本書は「今の選択」を肯定してくれる一冊でもありました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー822件超え、評価3.76と堅実な評価。「辻仁成の文体が美しい」「大人の恋愛小説として秀逸」「映画もよかった」という声があります。
「過激な性愛描写に賛否」「主人公に共感しづらい」という意見もあり、大人向けの恋愛小説です。
良い点
- 辻仁成の詩的な文体
- 激しい恋と25年後の切なさ
- バンコクの情景描写の美しさ
注意点
- 過激な性愛描写あり
- 主人公への好き嫌いがある
- 大人向けの内容
この本の前後に読む本
前に読む本: 『冷静と情熱のあいだ Rosso』。江國香織の恋愛代表作。先に読むと大人の恋愛小説に馴染めます。
後に読む本: 『神様のボート』。江國香織の母娘恋愛小説。本書の後に読むと恋愛小説の幅が広がります。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約280ページ |
| 読了時間の目安 | 3〜4時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(文体は平易、テーマは大人向け) |
まとめ
『サヨナライツカ』は、結婚を控える豊と謎の美女・沓子の激しい恋、そして25年後の再会を描く、辻仁成の渾身の恋愛長編です。大人の恋の切なさと美しさ。心に残る一冊です。
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Amazonで『サヨナライツカ』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。