【要約&レビュー】『レベル7(セブン)』記憶を失った男女の腕に刻まれた謎——宮部みゆきの傑作サスペンス
レベル7(セブン)
著者: 宮部 みゆき
ジャンル: 小説
試し読みもできます
Amazonで『レベル7(セブン)』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 記憶を失って目覚めた男女の腕に刻まれた「Level7」の謎
- 失踪した女子高生の謎の言葉と二つの事件が交錯
- 宮部みゆきの初期から代表作と呼ばれる傑作サスペンス
この本はこんな人におすすめ
- 宮部みゆきのミステリー・サスペンスが好きな方
- 記憶喪失をテーマにしたサスペンスに惹かれる方
- 長編で読み応えのあるミステリーを求める方
- 二つの事件が絡み合う重層的な物語が好きな方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| ストーリーの引き込み力 | ★★★★★ |
| 謎解きの巧さ | ★★★★★ |
| 構成の重層性 | ★★★★★ |
| 初期宮部みゆきの魅力 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
記憶を失った男女
物語は、記憶をすべて失って目覚めた若い男女の視点から始まります。二人の腕には、赤く「Level7」の文字が浮かび上がっている。「レベル7まで行ったら戻れない」——謎めいた言葉だけが手がかり。
自分たちが誰なのか、なぜここにいるのか。手探りで真相を探る二人の姿に、読者もぐいぐいと引き込まれていきます。
失踪した女子高生
一方で、カウンセラーの悦子は、担当していた女子高生・三枝真行子が謎の言葉を残して失踪したことに心を痛めていました。真行子が残したメモにも「Level7」の文字——。
二つの事件が絡み合い、巨大な陰謀の姿が徐々に明らかになっていく。宮部みゆきさんの構成力の真骨頂が発揮される一作です。
宮部みゆきの初期代表作
1990年に発表された本作は、宮部みゆきさんの長編サスペンスとして初期から高く評価されてきた代表作。約900ページの大長編ですが、ページをめくる手が止まらない圧倒的なリーダビリティ。
宮部みゆきさんの現代ミステリーを楽しむうえで、欠かせない一冊です。
読んだ後に残ったこと
僕はこの本を読んで、「記憶」という人間の根幹を改めて考えました。自分が自分であるのは、積み重ねた記憶があるから——。
息子との日々を、僕はちゃんと記憶に刻んでいるだろうか。本書は、記憶喪失というサスペンス装置を通じて、「今ある日常」の尊さを感じさせてくれる一冊でした。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー887件超え、評価3.98。「宮部みゆきの初期傑作」「長いけど一気読みできる」「構成が秀逸」という声が多いです。
「やや古さを感じる部分も」「終盤に詰め込みすぎ」という意見もありますが、サスペンスの完成度としては定評のある一冊です。
良い点
- 二つの事件が交錯する構成の巧さ
- 記憶喪失というサスペンス装置の面白さ
- 宮部みゆきの初期から完成された筆致
注意点
- 約900ページの大長編
- 1990年の作品で一部描写に古さがある
- 登場人物が多く最初は混乱する
この本の前後に読む本
前に読む本: 『理由』。宮部みゆきの直木賞受賞作。先に読むと著者の重層的な構成力に慣れます。
後に読む本: 『模倣犯』。宮部みゆきの代表大長編。本書を気に入ったら必読です。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約928ページ |
| 読了時間の目安 | 10〜12時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★★☆☆(長編だが読みやすい) |
まとめ
『レベル7(セブン)』は、記憶を失った男女と失踪した女子高生の謎が交錯する、宮部みゆきの初期サスペンス傑作です。約900ページの大長編ながら、一気読みさせる構成力。宮部ミステリーの入門にもおすすめの一冊です。
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Amazonで『レベル7(セブン)』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。