【要約&レビュー】『六人の嘘つきな大学生』就活の裏側を暴くどんでん返しミステリー

レビュアー: ゆう
六人の嘘つきな大学生

六人の嘘つきな大学生

著者: 浅倉 秋成

ジャンル: 小説

★★★★★(5/5)
#小説#ミステリー#浅倉秋成#就活

3行で分かるこの本のポイント

  • IT企業の最終選考に残った6人の大学生が告発文によって次々と「嘘」を暴かれるミステリー
  • 「いい人」は本当に「いい人」なのか、人間の多面性を鮮やかに描くどんでん返し
  • 就活の裏側を舞台にした二転三転の展開に翻弄される話題作

この本はこんな人におすすめ

  • 就活を経験したことがある方
  • どんでん返しが好きな方
  • 「人間の本性」をテーマにした小説が好きな方
  • テンポの良いミステリーを探している方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★★
再読したい度 ★★★★★
初心者おすすめ度 ★★★★★
衝撃度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

人気IT企業の最終選考。6人の大学生はグループディスカッションで内定者1名を選ぶことになります。協力しながらも競い合う6人。しかし選考の最中に、各人の「嘘」を暴く告発文が現れます。

優しい人の裏の顔、リーダーシップの裏にある計算、善意に見せかけた策略。告発文が一つ一つ暴かれるたびに、6人の関係は崩壊していきます。

「いい人」は本当に「いい人」なのか

本書が突きつけるのは、「第一印象で人は分からない」ということ。最初は魅力的に見えた人が告発文で暗い一面を晒され、逆に地味だった人の本質が明らかになる。しかしそれすらも「本当」なのか。人間の多面性がこれほど鮮やかに描かれた小説は珍しい。

二転三転の構成

前半と後半で物語の見え方が完全に変わります。「こういう話か」と思った瞬間にひっくり返され、さらにもう一度ひっくり返される。この構成力が本書の最大の魅力です。

読んだ後に残ったこと

就活をしていた頃のことを思い出しました。グループディスカッションで「いい人」を演じていた自分。あの時の自分は、この本の登場人物の誰に近かったのだろう。

フリーランスになった今、取引先との打ち合わせで見せる自分と、家で息子と遊んでいる時の自分は違う人間です。でもどちらも本当の自分。この本は「嘘をつくこと」を断罪するのではなく、「人間は多面的である」ということを教えてくれます。

就活中の方にはもちろん、社会人になってからも響く一冊です。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,700件超え、評価3.97。「どんでん返しが見事」「就活あるある」「一気読みした」という声が多数。2022年に大ヒットした話題作です。

「就活設定に興味がない」「後半の展開がやや強引」という声もありますが、エンターテインメントとしての完成度は高い。

良い点

  • 二転三転の展開に翻弄される構成力
  • 「人間の多面性」の描写が秀逸
  • テンポが良く一気読みできる

注意点

  • 就活経験がないと一部共感しにくい場面がある
  • 後半の展開にご都合主義を感じる方もいる
  • ネタバレを受けると面白さが減る

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。ミステリー初心者にもおすすめ。

後に読む本: 『方舟』。同じく極限状況で人間の本性が暴かれるミステリー。

読了データ

項目 内容
ページ数 約350ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(テンポ良く読みやすい)

まとめ

『六人の嘘つきな大学生』は、就活という身近な設定を舞台にした痛快などんでん返しミステリーです。「人は見かけによらない」を二転三転で体感させてくれます。就活経験者なら共感度倍増の一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。