【要約&レビュー】『のぼうの城(下)』石田三成軍との忍城の戦い——和田竜が描く戦国エンタメ大作の決着

レビュアー: ゆう
のぼうの城(下)

のぼうの城(下)

著者: 和田 竜

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#和田竜#戦国時代#歴史エンタメ

3行で分かるこの本のポイント

  • 「戦いまする」のぼう様・成田長親と石田三成軍の忍城決戦
  • 正木丹波、柴崎和泉、酒巻負ら癖ある家臣たちの活躍
  • 野村萬斎主演で映画化された戦国エンタメ大作の決着

この本はこんな人におすすめ

  • 『のぼうの城(上)』を読んだ方
  • 戦国時代の歴史小説が好きな方
  • 野村萬斎主演映画版の原作を読みたい方
  • エンタメ性の高い歴史小説を楽しみたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★★
戦闘シーンの迫力 ★★★★★
キャラクターの魅力 ★★★★★
エンタメ大作としての完成度 ★★★★★

要約・内容紹介

和睦から決戦へ

下巻は、三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に耐えかねた「のぼう様」成田長親が、予定していた和睦の姿勢を翻す場面から始まります。

「戦いまする」——。その一言で、忍城は石田三成軍との決戦に突入していきます。圧倒的な兵力差でも、のぼう様と個性豊かな家臣たちは知恵と勇気で立ち向かう——。

忍城の奇跡

正木丹波、柴崎和泉、酒巻負——。癖のある家臣たちがそれぞれの才能を発揮し、忍城の防衛戦は「水攻め」という三成の奇策に対しても、驚きの展開を見せます。

史実上、忍城は唯一落城しなかった城。なぜ小田原北条氏が降伏した後も、忍城だけが石田三成軍に耐え抜いたのか——。その謎に、和田竜さんが独自の解釈で迫ります。

戦国エンタメ大作の代表作

2012年には野村萬斎主演で映画化(佐藤信介・犬童一心監督)され、東日本大震災の影響で公開延期されたものの、大ヒット。和田竜さんの戦国エンタメ小説の代表作として、多くの読者に愛されています。

歴史上の人物の解釈、エンタメ性、迫力の戦闘描写——。すべてにおいて読みやすく、歴史小説の入門にも最適な一冊です。

読んだ後に残ったこと

僕はこの本を読んで、「ぼんやり者」と馬鹿にされる人の本当の強さを感じました。のぼう様は決して頭が切れるタイプではないけれど、家臣と領民に愛される人徳を持っている。

フリーランスとして、頭の良さや器用さだけが武器ではないと実感しました。人に好かれ、助けられる「徳」を大切にしたい。本書は生き方を考えさせる一冊でした。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー803件超え、評価4.13と高評価。「戦国エンタメの傑作」「キャラクターが生き生き」「忍城の奇跡に胸が熱くなる」という声が多いです。

「歴史考証に甘い部分もある」「エンタメ寄りすぎ」という意見もありますが、楽しめる歴史エンタメとして高い評価を得ています。

良い点

  • 戦国エンタメとしての痛快さ
  • キャラクターの魅力
  • 読後の爽快感

注意点

  • 上下巻セットで読む必要
  • 歴史考証にはやや甘い
  • 本格派歴史ファンには軽く感じるかも

この本の前後に読む本

前に読む本: 上巻『のぼうの城 上』を必読。物語の前半から繋げて読みましょう。

後に読む本: 『燃えよ剣 上』。司馬遼太郎の幕末歴史小説。本書の後に読むと歴史小説の幅が広がります。

読了データ

項目 内容
ページ数 約336ページ(下巻)
読了時間の目安 4〜5時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい歴史エンタメ)

まとめ

『のぼうの城(下)』は、「戦いまする」の一言から始まる忍城決戦を描く、和田竜の戦国エンタメ大作の決着です。のぼう様と個性豊かな家臣たちの奇跡。爽快な読後感が魅力の一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。