【要約&レビュー】『木曜日にはココアを』小さな親切がつながる心温まる連作短編集
木曜日にはココアを
著者: 青山美智子
ジャンル: 小説
試し読みもできます
Amazonで『木曜日にはココアを』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 東京の喫茶店とシドニーのカフェを結ぶ12の物語が数珠つなぎにつながる連作短編集
- 一人の小さな親切が次の誰かに届き、善意のリレーが世界を一周する温かな物語
- じんわりと心が温まる、疲れた時に読みたい癒しの一冊
この本はこんな人におすすめ
- 心が疲れていて癒される物語を探している方
- 連作短編が好きな方
- 短い時間でさくっと読みたい方
- 人と人のつながりを感じたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| ストーリーの引き込み力 | ★★★★☆ |
| 再読したい度 | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
| 温かさ | ★★★★★ |
要約・内容紹介
あらすじ
東京の下町にある喫茶店「マーブル・カフェ」。毎週木曜日に来る常連のお客さんに、マスターはいつもココアを出します。物語はこの喫茶店から始まり、登場人物のリレーのように12の短編がつながっていきます。
ある話の脇役が次の話の主人公になり、小さな親切が次の物語の伏線になる。最後の話が最初の話に繋がった時、読者は温かな「世界はつながっている」という感覚に包まれます。
小さな善意のリレー
本書の美しさは、一つ一つの善意が決して大げさではないこと。席を譲る、言葉をかける、ココアを淹れる。そんな小さな行動が、知らない誰かの人生を少しだけ変える。そのリレーが物語全体を貫いています。
東京とシドニー
物語は東京だけでなく、シドニーにも舞台を移します。海を越えても善意のリレーは途切れない。地球の裏側まで繋がる人と人のつながりが、読後に世界を少し優しく見せてくれます。
読んだ後に残ったこと
寝る前にちょっとずつ読みました。一話が短いので、息子を寝かしつけた後の10分で一つ読める。そして読んだ後に温かい気持ちで眠れる。この本は「寝る前に最適な本」です。
読み終わった後、近所のカフェに行った時にマスターに「おいしかったです」と言いました。普段は言わないのに。この本の影響です。小さな一言が誰かの一日を変えるかもしれない。そう思えるようになっただけで、この本を読んだ価値がありました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー1,800件超え、評価4.25。「心がほっとした」「疲れた時に最適」「人に優しくなれる本」という声が多数。青山美智子の代表作として広く読まれています。
「展開が穏やかすぎる」「もう少し劇的な話もほしい」という声もありますが、この穏やかさこそが本書の持ち味です。
良い点
- 読後に心が温まる穏やかな物語
- 連作短編の繋がりが見事
- 一話が短くて読みやすい
注意点
- 劇的な展開を求める方には物足りない
- 12話の繋がりが分かりにくい場合がある
- 穏やかすぎて物足りないと感じる方もいる
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。青山美智子の入門として最適。
後に読む本: 青山美智子『お探し物は図書室まで』。同じ著者の本屋大賞ノミネート作。また『カフネ』も温かい物語が好きな方におすすめ。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約250ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『木曜日にはココアを』は、小さな善意のリレーが世界をつなぐ温かな連作短編集です。疲れた時、人に優しくなりたい時、この本を開けば、ほっと一息つけるはず。一杯のココアのような温かさを、ぜひ味わってください。
試し読みもできます
Amazonで『木曜日にはココアを』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。