【要約&レビュー】『変な絵』4枚の不気味な絵に隠された真相——雨穴の11万字長編ミステリー

レビュアー: ゆう
変な絵

変な絵

著者: 雨穴

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#ミステリー#雨穴#ホラー

3行で分かるこの本のポイント

  • ネットで見つけた4枚の不気味な絵に隠された連続殺人の謎
  • ホラー作家兼YouTuber雨穴の初書き下ろし長編小説
  • 80万部突破・コミカライズ化・海外翻訳多数の話題作

この本はこんな人におすすめ

  • 『変な家』が面白かった雨穴ファン
  • 絵や写真を使ったビジュアル系ミステリーが好きな方
  • ホラーとミステリーの融合が好きな方
  • YouTubeの考察系コンテンツが好きな方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
ビジュアル演出の巧さ ★★★★★
伏線回収の快感 ★★★★☆
怖さ ★★★☆☆

要約・内容紹介

4枚の絵から始まる謎

物語の始まりは、ネット上で見つかった4枚の奇妙な絵。一見、何の関連もなさそうな絵ですが、よく見ると不自然な点がある。それぞれの絵の「違和感」を読み解くと、そこに一つの真相が浮かび上がってきます。

雨穴さんの代表作『変な家』と同様、「違和感」を読者が一緒に解いていく構成。絵が文中に挿入されているので、読者は実際に絵を見ながら推理できます。

複数の視点が交錯する

本書は4つの章から構成され、それぞれ異なる人物の視点で物語が進みます。ブロガー、教師、刑事、母親——一見バラバラな4人の物語が、実は一つの事件に収束していく。

時間軸も前後に揺れ動くため、「この人物はいつの時代の誰なのか」を整理しながら読む楽しみがあります。

ホラー×ミステリーの絶妙な融合

『変な家』より物語性が増し、よりミステリー寄りになった印象。ただしホラー要素も健在で、読後にゾッとする場面も用意されています。雨穴さんらしい「日常に潜む違和感」の演出が光る一作です。

読んだ後に残ったこと

僕はこの本を絵が気になって読み始めましたが、読後は「絵を見る目」が変わりました。何気なく描かれた背景や小物に、実は描き手の意図が込められている。そう思うと、美術館の絵も違って見えます。

息子が保育園で描いてくる絵を見るときも、「この子は今、何を感じて描いたんだろう」と想像するようになりました。絵は言葉にならない感情の記録——本書はそんなことを教えてくれた一冊です。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー975件超え、評価4.08と高評価。「絵があることで没入できた」「『変な家』より好き」「伏線回収が気持ちいい」という声が多数です。

「4つの視点を整理しづらい」「後半で展開が読めた」という意見もありますが、ビジュアルミステリーとしての完成度は非常に高い作品です。

良い点

  • 絵を見ながら謎を解く没入感
  • 4つの視点が一点に収束する伏線回収
  • 一気読みできる読みやすさ

注意点

  • 時間軸と登場人物の整理が必要
  • 『変な家』と比べると恐怖度はやや控えめ
  • 電子書籍だと絵が見にくい場合がある

この本の前後に読む本

前に読む本: 『変な家』。雨穴の前作。間取り図から真相に迫る構成で、本書の絵と同じ「違和感」推理が楽しめます。

後に読む本: 『変な家2』。雨穴の最新作。違和感ミステリーのシリーズを続けて味わえます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約336ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト あり(絵が多数)
難易度 ★★☆☆☆(読みやすいが集中力が要る)

まとめ

『変な絵』は、ネットで見つけた4枚の絵から連続殺人の真相が浮かび上がる、雨穴初の長編ミステリーです。絵を見ながら一緒に謎を解く没入感と、4つの視点が収束する伏線回収が見事。『変な家』が好きだった人には必読の一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。