【要約&レビュー】『きみはポラリス』恋の形は一つじゃない——三浦しをんの恋愛短編集

レビュアー: ゆう
きみはポラリス

きみはポラリス

著者: 三浦 しをん

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#三浦しをん#恋愛#短編集

3行で分かるこの本のポイント

  • 三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛——11の短編で描く多様な恋の形
  • 「恋を恋だとなぜ分かるのか」を問いかける三浦しをんの恋愛短編集
  • どの恋にも**「ポラリス」(北極星)のような揺るがない想い**がある

この本はこんな人におすすめ

  • 恋愛小説の短編集を読みたい方
  • 三浦しをんの作品が好きな方
  • 多様な恋の形に触れたい方
  • 通勤・通学中に少しずつ読める本を探している方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★★★★
共感度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

「どうして恋に落ちた時、人はそれを恋だと分かるのだろう」。この問いから始まる11の短編。三角関係、同性愛、片想い、教師と生徒、年の差恋愛——世の中にはさまざまな恋の形がありますが、どれひとつとして同じ恋はありません。

恋の多様性

三浦しをんは、「普通の恋愛」だけを描きません。世間から見れば異端に映る恋も、当事者にとっては唯一無二の想い。どの短編にも「恋はこうあるべき」という押しつけがなく、すべての恋を等しく温かく描いています。

ポラリスの意味

ポラリスは北極星。どんな時でも同じ場所に輝き、旅人の道しるべになる星。本書は、人にとっての「ポラリス」——迷った時に立ち返る場所、揺るがない想い——を恋の中に見出す物語です。

読んだ後に残ったこと

恋愛小説はあまり読まない方ですが、この本は「恋愛」の枠を超えて人間を描いている。それぞれの短編に登場する人物が、不器用で、真剣で、時に滑稽。でも全員が本気で誰かを想っている。

妻と出会った頃のことを思い出しました。恋に落ちた瞬間を、なぜ恋だと分かったのか。今でも説明できません。三浦しをんが言うように、恋は理屈ではなく「分かる」もの。そんな原始的な感覚を思い出させてくれる本です。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,100件超え、評価3.46。「三浦しをんの恋愛観が素敵」「短編ごとに世界が変わる」「好きな一編が見つかる」という声がある一方、「短編によって当たり外れがある」「物足りない話もある」という声も。短編集の宿命ではありますが、刺さる一編が必ず見つかるはずです。

良い点

  • 多様な恋の形を温かく描いている
  • 短編なので気軽に読める
  • 三浦しをんの文章力が光る

注意点

  • 短編によってクオリティに差がある
  • 恋愛小説が苦手な方には向かない
  • 11編あるので好みに合わない話もある

この本の前後に読む本

前に読む本: 三浦しをん『舟を編む』。同じ著者の本屋大賞受賞作。三浦しをんの文章の魅力を知ってから読むと、短編の一つ一つがより味わい深くなります。

後に読む本: 『キッチン』。よしもとばななの恋愛小説。人を想う気持ちの温かさという点で通じています。

読了データ

項目 内容
ページ数 約380ページ
読了時間の目安 4〜5時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい短編集)

まとめ

『きみはポラリス』は、多様な恋の形を温かく描いた三浦しをんの恋愛短編集です。三角関係、同性愛、片想い——どんな恋にも「ポラリス」がある。恋の定義を広げてくれる、誰かを想う全ての人に届けたい一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。