【要約&レビュー】『カラフル』人生は何色にも塗り替えられる再生の物語

レビュアー: ゆう
カラフル

カラフル

著者: 森 絵都

ジャンル: 小説

★★★★★(5/5)
#小説#青春#森絵都#YA

3行で分かるこの本のポイント

  • 死んだ魂が自殺した中学生の体に入り人生をやり直す再生の物語
  • 人は誰でも「カラフル」であり、一つの色だけで決めつけてはいけないという温かなメッセージ
  • アニメ映画化もされた、10代から大人まで響く森絵都の代表作

この本はこんな人におすすめ

  • 今の自分に自信が持てない方
  • 中高生のお子さんに読ませたい方
  • 短くてさっと読める良い小説を探している方
  • 人生について前向きな気持ちになりたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★★
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★★★★
元気が出る度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

死んだはずの「ぼく」の魂は、天使のプラプラから「おめでとうございます、抽選に当たりました」と告げられます。前世で大きな罪を犯した魂に与えられた再挑戦のチャンス。自殺した中学3年生・小林真の体に入り、「前世の罪」を思い出すまで真として生きなければなりません。

真の人生は問題だらけでした。母親の不倫、好きな女の子の援助交際、友達のいない学校生活。でも真の体で生き直すうちに、「ぼく」は世界の見え方が変わっていきます。

人は「カラフル」

本書が伝えるメッセージは、人間は単色ではないということ。母親は不倫をしていたけれど、家族を愛してもいる。好きな子には裏の顔があるけれど、純粋な一面もある。人間は「いい人」か「悪い人」かではなく、たくさんの色が混ざった「カラフル」な存在なのです。

軽いのに深い

200ページほどの短い小説ですが、描かれているテーマは深い。自殺、いじめ、家庭の問題。重いテーマを軽やかな文体で描いているのが本書の凄さです。

読んだ後に残ったこと

息子が生まれてから、この本のメッセージがより深く刺さるようになりました。

3歳の息子は、僕のことを「完璧なパパ」だと思っています。でも実際の僕は、仕事で悩むし、イライラすることもあるし、完璧とは程遠い。この本を読んで、「それでいいんだ」と思えました。人間は一色じゃない。ダメな自分も含めて「カラフル」なのだと。

将来、息子が思春期を迎えて自分に自信がなくなった時、この本を渡したいと思っています。「お前はカラフルだよ」と。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー2,400件超え、評価4.21。「10代の時に読みたかった」「大人になってから読んでも泣ける」「子どもに読ませたい」という声が多数。アニメ映画化でも高い評価を受けています。

「設定がやや御都合主義的」「大人が読むには物足りない」という声もありますが、このシンプルさこそが幅広い層に響く理由です。

良い点

  • 短くて読みやすいのにメッセージが深い
  • 「人間はカラフル」という前向きなメッセージ
  • 10代にも大人にも響く普遍的なテーマ

注意点

  • 大人の読者には展開がシンプルすぎると感じる場合がある
  • 自殺や援助交際など重いテーマを含む
  • 短いので一瞬で読み終わる

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。小説初心者にもおすすめの一冊です。

後に読む本: 『夜のピクニック』。同じ青春小説の傑作で、高校時代の空気感を味わえます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約220ページ
読了時間の目安 2〜3時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『カラフル』は、「人生は何色にも塗り替えられる」と教えてくれる再生の物語です。短くてすぐ読めるのに、読後にじんわりと温かい気持ちが広がります。自分に自信がなくなった時、誰かを一色で決めつけそうになった時、この本を思い出してください。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。