【要約&レビュー】『夜は短し歩けよ乙女』京都を舞台にした幻想的な恋愛ファンタジー

レビュアー: ゆう
夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

著者: 森見 登美彦

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#京都#森見登美彦#ファンタジー

3行で分かるこの本のポイント

  • 京都の夜を舞台に黒髪の乙女を追いかける「先輩」の一夜の冒険を描く恋愛ファンタジー
  • 森見登美彦の独特のユーモアと幻想的な文体が光る山本周五郎賞受賞作
  • アニメ映画化もされた、京都好き・本好きにはたまらない一冊

この本はこんな人におすすめ

  • 京都の雰囲気が好きな方
  • ユーモアのある小説を探している方
  • 独特な文体の作品にチャレンジしたい方
  • アニメ映画版を観て原作が気になっている方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★☆☆
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
再読したい度 ★★★★★
初心者おすすめ度 ★★★☆☆
独自性 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

京都の大学に通う「先輩」は、後輩の「黒髪の乙女」に恋をしています。彼女の姿を「偶然を装って」追いかける「ナカメ作戦」を展開する先輩と、そんなことには全く気づかず、京都の夜を自由に駆け回る乙女。

先斗町の夜、古本市、学園祭、そして風邪の神様。現実と幻想が入り混じる京都の街を舞台に、二人の距離は少しずつ縮まっていきます。

森見ワールド全開の文体

本書の最大の魅力は、森見登美彦にしか書けない独特の文体。古風で大仰な語り口、突拍子もない展開、それでいてどこか温かいユーモア。好き嫌いは分かれますが、ハマると抜け出せない中毒性があります。

京都への偏愛

本書には京都の実在する場所が多数登場します。先斗町、木屋町、下鴨神社、糺の森。京都を知っている人なら「あそこだ!」と楽しめるし、知らない人は「京都に行きたい!」と思うはずです。

読んだ後に残ったこと

大学時代に京都に住んでいた友人に「絶対読んで」と勧められて手に取りました。最初の数ページは独特の文体に戸惑いましたが、先斗町の夜の場面あたりから一気にハマりました。

読了後、妻に「京都行きたい」と言ったら「また?」と返されました(笑)。でも本当に、この本を読むと京都の夜を歩きたくなるんです。息子がもう少し大きくなったら、本に出てくる場所を巡る「聖地巡礼」をしたいと密かに計画しています。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー3,100件超え、評価4.04。「森見登美彦の最高傑作」「京都に行きたくなった」「文体が癖になる」という声が多数。アニメ映画化で新たなファンも増えています。

「文体が合わない」「何が起きているか分からない」という声も。独特な作風なので、合わない人には徹底的に合わない。まずは数十ページ読んでみて判断するのがおすすめです。

良い点

  • 他に類を見ない独自の文体とユーモア
  • 京都の魅力が詰まった美しい描写
  • 読むたびに新しい発見がある密度の高さ

注意点

  • 独特の文体が合わない人もいる
  • 現実と幻想が混ざるので、リアリティを求める方には不向き
  • 京都の地理が分かるとより楽しめる

この本の前後に読む本

前に読む本: 森見登美彦『四畳半神話大系』。同じ京都大学を舞台にした作品で、森見ワールドへの入門に最適です。

後に読む本: 森見登美彦『有頂天家族』。京都を舞台にしたファンタジーの系譜を楽しめます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約340ページ
読了時間の目安 4〜5時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★★☆☆(文体に慣れが必要)

まとめ

『夜は短し歩けよ乙女』は、森見登美彦の魅力が全開の、唯一無二の恋愛ファンタジーです。京都の夜のように、美しくて少し不思議で、どこか温かい。この独特な読書体験は、他のどんな小説でも味わえません。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。