【レビュー】燃えよ剣 上——土方歳三の生き様に魂が揺さぶられる、司馬遼太郎の幕末歴史小説の傑作

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

燃えよ剣 上

燃えよ剣 上

著者: 司馬 遼太郎

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#司馬遼太郎#歴史小説#新選組#幕末

3行で分かるこの本のポイント

  • 武州多摩の「バラガキ」から新選組副長へ——土方歳三の圧倒的な生き様を描く司馬遼太郎の代表作
  • 浪士組の結成から京都での新選組誕生まで。幕末の激動を人間ドラマとして読める歴史小説
  • 鉄の規律「士道不覚悟」で組を統率する土方の姿に、男としての矜持を感じる一冊

この本はこんな人におすすめ

  • 歴史小説・時代小説が好きな方
  • 新選組・幕末史に興味がある方
  • 司馬遼太郎作品のファン
  • 岡田准一主演の映画版の原作を読みたい方

こんな人には合わないかも

  • 登場人物が多い小説が苦手な方(幕末の人物が次々と登場します)
  • 古い文体やリズムに慣れるのが大変な方
  • 上下巻を続けて読む時間がなかなか取れない方

独自5段階評価

項目 スコア
内容の濃さ ★★★★★
読みやすさ ★★★★☆
実践のしやすさ ★☆☆☆☆
初心者向き度 ★★★☆☆
コスパ(満足度) ★★★★★

要約・内容紹介

武州多摩の若者・土方歳三

物語は、武州多摩の石田村(現在の東京都日野市)の百姓の家に生まれた土方歳三の青年期から始まります。喧嘩に明け暮れ、「バラガキ(悪童)」と呼ばれていた土方。しかし天然理心流の剣を学び、近藤勇ら仲間たちとの出会いを経て、彼は次第に剣士としての矜持を育んでいきます。

「俺は死ぬまで副長だ」——このセリフに象徴される土方歳三という男の強さと頑固さが、物語序盤から読者を引き込みます。

浪士組から新選組へ

幕末、幕府は京都の治安維持のために浪士組を結成。土方と近藤らはこの浪士組に参加します。しかし内部対立を経て、近藤・土方らは分派して「新選組」を結成。京都の町で尊皇攘夷派の志士たちを取り締まる役目を担う新選組において、土方は副長として鉄の規律「士道不覚悟」で組を統率していきます。

組の規律を破った者には切腹を命じる——その厳しさが「鬼の副長」と恐れられながらも、組を組織として機能させていく土方の手腕が際立ちます。

司馬遼太郎の幕末小説

『竜馬がゆく』『坂の上の雲』と並ぶ司馬遼太郎の代表作として、本作は幕末小説の金字塔と評されます。上巻では京都での新選組黄金期の前半までが描かれ、下巻の戊辰戦争へと続きます。2021年には岡田准一主演で映画化もされ、再び広く注目を集めた作品でもあります。

読んだ後に残ったこと

小説を読む前は、新選組についての知識はぼんやりとしたものでした。「幕末の剣客集団」という印象しかなかった。でも本書を読み終えた後、土方歳三という人物が鮮やかにイメージできるようになりました。「自分の信じる道を貫く」というシンプルで力強い生き方に、胸が熱くなります。

フリーランスとして一人で仕事をしていると、「矜持を持ち続けること」の難しさを感じることがあります。本書を読んだ後、少し背筋が伸びる感覚がありました。3歳の息子が大きくなったら、一緒に読みたいと思った一冊です。

正直、ここが物足りなかった

登場人物が非常に多く、特に幕末の歴史に不慣れな方は最初に混乱するかもしれません。上巻だけで完結せず、下巻まで読まないと物語が完結しないため、時間を確保して読み始める必要があります。また司馬遼太郎の文体は昭和の香りがあり、現代の小説に慣れた方には最初の数十ページが少し取っつきにくく感じるかもしれません。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー863件超え、評価4.3と高評価。「司馬遼太郎の代表作」「土方歳三がかっこいい」「新選組ファンなら必読」という声が多いです。「登場人物が多く混乱する」「古い文体に慣れが必要」という意見もありますが、幕末小説の金字塔として揺るぎない評価を得ています。

良い点

  • 土方歳三というキャラクターの圧倒的な魅力
  • 幕末京都の情景描写の緻密さ
  • 司馬遼太郎の歴史観が生む厚みのある人間ドラマ

注意点

  • 登場人物が非常に多く、幕末史の予備知識があると読みやすい
  • 古い文体で最初は取っつきにくいと感じることがある
  • 上下巻を続けて読む必要があるため、まとめて時間を確保したい

似た本と比べると

司馬遼太郎の幕末小説の中でも、本書は「土方歳三」という一人の人物に徹底的に焦点を当てた点が特徴です。坂本龍馬を描く『竜馬がゆく』と比べると、「敗者側の美学」を描いた渋みがあります。より感情移入しやすいのは『竜馬がゆく』かもしれませんが、男の矜持という意味では本書が上回る気がします。

この本の前後に読む本

前に読む本: 幕末史に馴染みがない方は、概説書を一冊読んでおくとより楽しめます。

後に読む本: 下巻『燃えよ剣 下』を必読です。土方の戊辰戦争から函館五稜郭までを描く感動の結末へ。

読了データ

項目 内容
ページ数 約448ページ(上巻)
読了時間の目安 6〜7時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★★☆☆(幕末史の予備知識があると◎)

まとめ

『燃えよ剣 上』は、武州多摩の百姓から新選組副長へと駆け上がる土方歳三の前半生を描く司馬遼太郎の幕末歴史小説の金字塔です。鉄の規律で組を統率する男の生き様——一生モノの読書体験を求める方にぜひ読んでほしい一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。