【要約&レビュー】『放課後』校内更衣室で教師が青酸中毒死——東野圭吾が江戸川乱歩賞を受賞した学園ミステリーのデビュー作

レビュアー: ゆう
放課後

放課後

著者: 東野 圭吾

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#東野圭吾#江戸川乱歩賞#学園ミステリー

3行で分かるこの本のポイント

  • 校内の更衣室で生徒指導教師が青酸中毒で死んでいた衝撃の始まり
  • 女子高を舞台に続々登場する生徒の犯人候補と教師の謎
  • 第31回江戸川乱歩賞受賞——東野圭吾の記念すべきデビュー作

この本はこんな人におすすめ

  • 東野圭吾作品のファン
  • 本格ミステリーが好きな方
  • 東野圭吾の原点を読みたい方
  • 学園ミステリーが好きな方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★★
ミステリーの論理性 ★★★★☆
学園の雰囲気 ★★★★☆
デビュー作としての完成度 ★★★★★

要約・内容紹介

女子高の密室殺人

舞台は女子高。校内の更衣室で、生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいました。入り口は内側から施錠された密室状態——。

教師・前島を先生ナンパするアーチェリー部の主将、2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰な美少女で剣道部の主将——。犯人候補は続々登場します。

運動会の仮装行列での事件

さらに物語が進むと、運動会の仮装行列で第二の事件が発生。緻密な学園の描写と、次々に現れる容疑者たち——。本格ミステリーとしてのトリックと、学園を舞台にした青春の雰囲気が絶妙に融合しています。

東野圭吾さん独自の「意外な動機」「巧妙なトリック」の萌芽が、このデビュー作にも十分に感じられます。

江戸川乱歩賞受賞のデビュー作

本作は1985年、第31回江戸川乱歩賞を受賞した東野圭吾さんのデビュー作です。当時27歳だった東野さんは、この受賞を機に作家デビュー。

以後、『白夜行』『容疑者Xの献身』『新参者』などを発表し、日本ミステリー界のトップ作家となります。本作はその原点。東野圭吾ファンなら避けて通れない一冊です。

読んだ後に残ったこと

僕はこの本を読んで、「デビュー作から完成度が高い」東野圭吾さんの才能に改めて驚きました。ベテランになった今の作品と比べても、プロットの組み立て方、伏線の張り方、結末の意外性——どれも高水準です。

フリーライターとして「駆け出しの頃の自分」を思い返しました。若さゆえの不器用さはあっても、情熱は忘れてはいけない。本書は書き手としての初心を思い出させてくれる一冊でした。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー780件超え、評価3.56。「東野圭吾のデビュー作とは思えない完成度」「古典的な学園ミステリー」「当時としては画期的」という声があります。

「今読むと古さを感じる」「今の東野作品と比べると地味」という意見もありますが、東野圭吾のルーツを知る上で重要な一冊です。

良い点

  • 東野圭吾デビュー作としての価値
  • 江戸川乱歩賞受賞の品質
  • 学園を舞台にした本格ミステリー

注意点

  • 1985年作品なので時代背景が古い
  • 今の東野作品ほどの洗練はない
  • 学園ミステリーの古典の範疇

この本の前後に読む本

前に読む本: なし。東野圭吾のデビュー作なので、本作から始めるのがおすすめ。

後に読む本: 『白夜行』。東野圭吾の代表作の一つ。本書の後に読むと東野圭吾の成長を感じられます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約352ページ
読了時間の目安 4〜5時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい文体)

まとめ

『放課後』は、女子高を舞台にした密室殺人を描く、東野圭吾の江戸川乱歩賞受賞のデビュー作です。原点にして完成度の高い学園ミステリー。東野圭吾ファンに必読の一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。