【要約&レビュー】『ダイイング・アイ』記憶を失った男と人形職人——東野圭吾が描く死の瞳に映るものは

レビュアー: ゆう
ダイイング・アイ

ダイイング・アイ

著者: 東野 圭吾

ジャンル: 小説

★★★☆☆(3/5)
#小説#東野圭吾#ミステリー#サスペンス

3行で分かるこの本のポイント

  • 人形職人に襲われ記憶を失った男・雨村慎介の復讐と謎解き
  • 慎介が起こした交通事故で死んだ女性との繋がりを追う過程
  • 東野圭吾が描くサスペンスとミステリーが交錯する異色長編

この本はこんな人におすすめ

  • 東野圭吾作品のファン
  • サスペンス系ミステリーが好きな方
  • 記憶喪失を題材にした物語が好きな方
  • ホラー要素のあるミステリーを読みたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★☆
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
サスペンスの緊迫感 ★★★★☆
異色ミステリーの味わい ★★★★☆
ラストの衝撃 ★★★★☆

要約・内容紹介

記憶を失った男

主人公の雨村慎介は、ある日、何者かに襲われて頭に重傷を負います。その犯人は、人形職人の男。慎介が過去に交通事故で死なせた女性の夫でした。

怪我の影響で慎介は記憶を失います。しかし、事故について調べ始めると、周囲の人間たちが不穏な動きを見せ始め——。

死の瞳が見たもの

本書のタイトル「ダイイング・アイ」は、死者の瞳に最後の風景が焼き付くという都市伝説に由来します。慎介は、事故で死んだ女性の瞳に何が映っていたかを追うように、真相に迫っていきます。

記憶を失った男、人形職人の狂気、死者の瞳に焼き付いた風景——。本作はサスペンス、ミステリー、そしてホラー的な要素が混ざり合った、東野作品の中でも異色の一冊です。

東野圭吾の異色長編

『容疑者Xの献身』『白夜行』で本格ミステリーの頂点を極めた東野圭吾さん。本作は2007年刊行の長編で、普段の東野作品とは少し趣の異なるダークな世界観が特徴です。

2019年には三浦春馬主演で映画化もされ、本作の独特の雰囲気が映像でも表現されました。ミステリーファンにとって、東野圭吾の幅を知る上で欠かせない一冊です。

読んだ後に残ったこと

僕はこの本を読んで、「過去は本当に消せるのか」を考えました。記憶を失っても、過去の行為は周囲の人の記憶や因果として残り続ける。

フリーライターとして書いた文章も、読者の記憶の中に残り続ける。自分の行為への責任を、改めて考えさせられる一冊でした。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー835件超え、評価3.56。「東野圭吾の異色作」「ダークな世界観が好き」「ラストの衝撃」という声があります。

「オカルト要素に賛否」「東野らしさが薄い」という意見もあり、東野作品の中では評価が分かれる一冊です。

良い点

  • 異色の世界観と独特の雰囲気
  • 記憶喪失と復讐の緊迫感
  • ラストの意外な展開

注意点

  • ホラー/オカルト要素に賛否
  • 東野圭吾の代表作と比べると地味
  • 結末が好き嫌いを分ける

この本の前後に読む本

前に読む本: 『容疑者Xの献身』。東野圭吾ガリレオシリーズ代表作。先に読むと東野の王道が味わえます。

後に読む本: 『手紙』。東野圭吾の社会派感動作。本書の後に読むと東野の幅が実感できます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約448ページ
読了時間の目安 5〜6時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすいが雰囲気は重め)

まとめ

『ダイイング・アイ』は、記憶を失った男が自分の起こした交通事故の真相を追う、東野圭吾の異色サスペンス長編です。ホラーとミステリーが混ざる独特の世界観。東野作品の幅の広さを知りたい方にお薦めの一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。