【要約&レビュー】『空中ブランコ』破天荒な精神科医・伊良部が悩める患者を救う直木賞受賞作

レビュアー: ゆう
空中ブランコ

空中ブランコ

著者: 奥田 英朗

ジャンル: 小説

★★★★(4/5)
#小説#奥田英朗#ユーモア#直木賞

3行で分かるこの本のポイント

  • 色白でデブの破天荒な精神科医伊良部一郎が悩める患者を型破りに治療
  • 跳べなくなった空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザなどユニークな患者たち
  • 第131回直木賞受賞——笑って元気になれる伊良部シリーズ第2弾

この本はこんな人におすすめ

  • 笑える小説を読みたい方
  • 仕事やストレスで疲れている方
  • 直木賞受賞作を読みたい方
  • 短編集で気軽に楽しみたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★☆
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★★★★
笑い度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

伊良部総合病院の地下にある神経科。そこに勤める精神科医・伊良部一郎は、色白でデブ、注射が大好きで、患者の話を聞いているのかいないのか分からないマイペースな医者です。

本書には5つの短編が収録されています。跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザ、義父の tweeting が止められない女性など、悩みを抱えた患者たちが次々と伊良部のもとを訪れます。

伊良部流の治療

伊良部の治療法は型破りそのもの。患者の悩みに正面から向き合うのではなく、予想外の角度からアプローチします。真面目に悩んでいる患者は困惑しますが、不思議と最後には悩みが解決している。そのプロセスが痛快で笑えます。

看護師マユミ

伊良部のそばにはいつもセクシーな看護師マユミがいます。患者が来ると注射を打つのが日課。伊良部とマユミのコンビは、シリーズを通しての名物です。

読んだ後に残ったこと

仕事で疲れた夜に読んで、声を出して笑ってしまいました。悩みを深刻に考えすぎると余計に苦しくなる。伊良部のように「まあいいじゃないですか」と軽く受け流す姿勢も、時には必要なのかもしれません。

フリーランスとして働いていると、プレッシャーや不安に押しつぶされそうになることがあります。でもこの本を読むと、「悩んでいる自分」を客観的に見ることができる。笑いの中に、ちゃんと処方箋がある本です。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー1,100件超え、評価4.10。「声を出して笑った」「伊良部先生が好きになる」「疲れた時に読みたい」「直木賞にふさわしい」という声が多数。シリーズ前作『イン・ザ・プール』のファンからも高評価です。

「医療的にはありえない」「パターンが似ている」という声もありますが、エンタメとしての爆発力は抜群です。

良い点

  • 伊良部のキャラクターが抜群に面白い
  • 短編なので気軽に読める
  • 笑いの中に気づきがある

注意点

  • 医療描写のリアリティは求めない方が良い
  • 前作を読んでいなくても楽しめるが、読んでいるとより楽しい
  • パターンが似ているので連続で読むと飽きる可能性

この本の前後に読む本

前に読む本: 『イン・ザ・プール』。伊良部シリーズ第1弾。伊良部先生との出会いはここからがベストです。

後に読む本: 『県庁おもてなし課』。同じくユーモアのあるお仕事小説。笑いながら元気をもらえる点で通じています。

読了データ

項目 内容
ページ数 約280ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『空中ブランコ』は、破天荒な精神科医・伊良部一郎が悩める患者を型破りに治療する直木賞受賞の爆笑小説です。笑って、少し元気になれて、悩んでいたことがバカバカしく思えてくる。疲れた心への最高の処方箋です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。