【要約&レビュー】『秘密』妻の魂が娘の体に宿った時、夫は何を選ぶのか

レビュアー: ゆう
秘密

秘密

著者: 東野 圭吾

ジャンル: 小説

★★★★★(5/5)
#小説#東野圭吾#家族#感動

3行で分かるこの本のポイント

  • バス事故で妻が亡くなり、娘の体に妻の魂が宿るという究極の設定
  • 「妻」として接するか「娘」として接するか、夫の葛藤がリアルに描かれる
  • 東野圭吾の初期代表作、ラストの「秘密」に涙が止まらない感動作

この本はこんな人におすすめ

  • 家族愛をテーマにした小説が好きな方
  • 東野圭吾作品を読みたい方
  • 泣ける小説を探している方
  • 映画やドラマの原作を読みたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ストーリーの引き込み力 ★★★★★
再読したい度 ★★★★☆
初心者おすすめ度 ★★★★★
感動度 ★★★★★

要約・内容紹介

あらすじ

杉田平介の妻・直子と娘・藻奈美が乗ったスキーバスが崖から転落します。直子は亡くなり、藻奈美は一命を取りとめますが、意識を取り戻した藻奈美の中には直子の人格が宿っていました。

外見は成長していく娘。中身は妻。平介は「娘の体に入った妻」と暮らし始めますが、藻奈美の体は日々成長し、やがて恋人ができ、大学に進学し……。平介の前で、「妻」は少しずつ「娘」になっていきます。

夫の葛藤

妻の魂が娘の体にいる。その事実を知っているのは平介だけ。世間には「娘が回復した」としか見えません。娘として成長していく妻を見守るしかない平介の苦しみ。「夫」でいたいのに「父親」でいなければならない矛盾が、丁寧に描かれます。

タイトル「秘密」の意味

ラストで明かされる「秘密」の本当の意味。それを知った時、物語の見え方が一変します。多くの読者がこのラストで涙を流しています。

読んだ後に残ったこと

もし妻の魂が息子の体に入ったら。そんなことを読みながらずっと考えていました。

3歳の息子の仕草に、ふと妻の面影を見ることがあります。笑い方が似ていたり、怒り方が同じだったり。家族って、魂とまではいかなくても、何かが伝わっていくものなのかもしれません。

この本のラストを読んだ時、電車の中だったのに涙が出ました。平介の気持ちが、父親になった今だからこそリアルに感じられる。独身の時に読んでいたら、ここまで刺さらなかったと思います。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー2,500件超え、評価4.20。「東野圭吾で一番泣いた」「ラストの秘密に震えた」「家族がいる人は必読」という声が多数。映画化・ドラマ化もされた人気作です。

「設定に無理がある」「中盤がやや冗長」という声もありますが、ラストの衝撃と感動がすべてを帳消しにするという評価が圧倒的です。

良い点

  • 「妻の魂が娘に宿る」という設定を見事に活かした構成
  • ラストの「秘密」の衝撃と余韻が素晴らしい
  • 東野圭吾らしい読みやすさで一気読みできる

注意点

  • ファンタジー的な設定を受け入れる必要がある
  • 中盤の展開がやや長く感じる場合がある
  • 映画版とは結末が異なる部分がある

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。東野圭吾の入門としても読めます。

後に読む本: 東野圭吾『容疑者Xの献身』。同じ著者の直木賞受賞作で、究極の「献身」を描いた傑作。

読了データ

項目 内容
ページ数 約460ページ
読了時間の目安 5〜6時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい文体)

まとめ

『秘密』は、家族愛の極限を描いた東野圭吾の初期代表作です。「妻の魂が娘に宿る」という突飛な設定ながら、そこに生まれる夫の葛藤はリアルそのもの。ラストで明かされる「秘密」の意味を知った時、きっと涙が止まらなくなるはずです。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。