【要約&レビュー】『改訂新版 事実婚と夫婦別姓の社会学』〜「姓」をめぐる歴史と日本の婚姻制度を問い直す〜

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

改訂新版 事実婚と夫婦別姓の社会学

改訂新版 事実婚と夫婦別姓の社会学

著者: 阪井 裕一郎

ジャンル: 恋愛・結婚

★★★★(4/5)
#恋愛#結婚#阪井 裕一郎

3行で分かるこの本のポイント

  • 夫婦同姓が法律で定められた日本で、事実婚・夫婦別姓を選ぶ人々の実態と思想を分析
  • 「姓」をめぐる歴史と社会学的議論の枠組みを徹底的に掘り下げた研究書
  • 改訂新版として最新の動向も取り込み、結婚制度を問い直す社会学の成果を提示

この本はこんな人におすすめ

  • 夫婦別姓・事実婚の背景や議論を深く知りたい方
  • 結婚制度や姓制度に社会学的な関心を持っている方
  • 事実婚を実際に検討しているカップル
  • 家族社会学・ジェンダー論に興味がある方

こんな人には合わないかも

  • 恋愛テクニックや実用的な婚活情報を求めている方
  • 学術的な内容が苦手な方
  • 姓制度より感情的な恋愛論を求めている方

独自5段階評価

評価項目 評価
内容の濃さ ★★★★★
読みやすさ ★★★☆☆
実践のしやすさ ★★☆☆☆
初心者向き度 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆

要約・内容紹介

日本では法律婚において夫婦は同じ姓を名乗ることが定められています。双方がそれぞれの姓を継続したい場合は「事実婚」という選択肢をとることになりますが、それは同時に法律婚と比べたさまざまな権利の制限を受け入れることを意味します。

本書は、この「姓をめぐる問題」を出発点に、日本における事実婚と夫婦別姓の議論を社会学的に分析した研究書です。著者の阪井裕一郎さんは、姓の歴史的変遷、選択的夫婦別姓をめぐる政治的議論の経緯、そして実際に事実婚を選んでいる人々の声と実態を丁寧に積み上げながら論考を展開しています。

「なぜ日本だけが夫婦同姓を義務付けているのか」という問いへの答えも本書で得られます。西洋諸国や東アジアの国々との比較を通じて、日本の婚姻制度の特殊性と、それが生み出している問題が浮き彫りになります。

改訂新版ということで、近年の議論の動向も更新されており、同性婚・パートナーシップ制度など新しい家族の形についても触れられています。社会の変化に対して結婚制度がどう対応しているか(あるいはしていないか)を知る上で、時事的な価値も高い一冊です。

実際に試してみた

友人カップルが事実婚を選んだ際、その制度的なデメリットについて話を聞いて興味を持ち、本書を手に取りました。読む前は「姓の問題はイデオロギーの話」という印象でしたが、本書を読んで、姓制度が個人の自己同一性や家族観と深く結びついていることが理解できました。

特に、「夫婦別姓を望む人たちはなぜそれを望むのか」についての丁寧なインタビューと分析が、賛否を超えて「なるほど」と思わせてくれました。読後、友人夫婦の選択をより深く理解できるようになった気がします。

正直、ここが物足りなかった

研究書としての完成度は高いのですが、学術論文に近い記述スタイルのため、一般読者には読むのに時間と集中力が必要です。特に前半の歴史的分析パートは丁寧すぎて、読むペースが遅くなりました。「事実婚を検討している一般読者向け」に絞った実用的な情報が補足されていると、さらに使いやすい本になったと感じます。

読者の評判・口コミ

楽天ブックスでのレビューは4件、評価は4.0と高評価です。「夫婦別姓の議論の背景がよく分かった」「この問題を社会学的に理解できた」という声が多く、テーマに関心のある読者から支持されています。学術書としての位置づけに共感できる方に評価が高い印象です。

良い点

  • 夫婦別姓・事実婚の議論を歴史的・社会学的に体系的に理解できる
  • 改訂新版として最新の動向も反映されている
  • 当事者へのインタビューが豊富で、制度の問題を生の声で感じられる

注意点

  • 学術書に近い記述スタイルで、一般読者には読みにくい部分がある
  • 実践的なアドバイスや手続き情報は少ない
  • テーマへの関心がないと最後まで読み切るのが難しい

似た本と比べると

同テーマでは二宮周平・風間孝編『家族の変容と法制度』があります。あちらは法学的なアプローチが中心ですが、本書は社会学・歴史学の視点から議論を組み立てている点が異なります。制度を知るならあちら、背景と思想を知るなら本書という使い分けができます。

この本の前後に読む本

本書の前に山田昌弘『家族難民』でまず現代家族の問題意識を持ってから読むと、本書の議論が入りやすくなります。読んだ後はルポ形式で多様な結婚の実態を知るために筋野茜ほか『ルポ 婚難の時代』に進むのも良い流れです。

読了データ表

項目 内容
著者 阪井 裕一郎
読了目安 5〜7時間
こんな気分のときに 結婚制度・姓制度について深く考えたいとき
読む場所 メモを取りながら集中できる環境で

まとめ

『改訂新版 事実婚と夫婦別姓の社会学』は、日本の婚姻制度とその問題を社会学的に理解するための決定版です。テクニック本でも感情本でもなく、知識と視野を広げてくれる学術書として読む一冊です。夫婦別姓・事実婚に関心がある方は、ぜひ手に取ってみてください。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。