【要約&レビュー】『きみは赤ちゃん』川上未映子——芥川賞作家が語る35歳初産の試練と感動

レビュアー: ゆう
きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん

著者: 川上 未映子

ジャンル: 恋愛・結婚

★★★★(4/5)
#育児#出産#川上未映子#エッセイ#子育て

3行で分かるこの本のポイント

  • 芥川賞作家・川上未映子が35歳で初めての出産を経験した——リアルで赤裸々な出産・育児エッセイ
  • NHK「あさイチ」・朝日新聞「売れてる本」で紹介されたベストセラー——試練の連続を笑いと涙で綴る
  • 「こんなに大変だと思わなかった」という正直な記録——出産・子育ての理想と現実を届ける一冊

この本はこんな人におすすめ

  • 妊娠中・育児中の方
  • 出産・子育てのリアルを知りたい方
  • 川上未映子のファン
  • 子育て経験者として共感したい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
リアルさ・共感度 ★★★★★
笑える度 ★★★★☆
泣ける度 ★★★★★
文章の美しさ ★★★★★

要約・内容紹介

35歳の初産——試練の連続

本書は川上未映子が妊娠が判明した時から始まり、出産・産後育児まで時系列で綴られた出産・育児エッセイです。「35歳で初めての出産」という状況が、日本社会における「高齢出産」とどう向き合うか、というリアルな問題とも絡んできます。

妊娠中の体の変化、出産の痛みと感動、産後の睡眠不足と混乱——「こんなに大変だとは思っていなかった」という正直な告白が、読者の共感を呼んでいます。

芥川賞作家だからこそ書けるリアル

出産・育児エッセイは数多くありますが、本書が特別なのは「文学者としての川上未映子が書いている」という点です。日常のエピソードが彼女の独特の文体と観察眼によって描かれると、単なる「育児日記」を超えた読み物になります。

感動的なエピソードも、思わず笑ってしまうエピソードも、川上未映子の手にかかると「文学」になります。

「きみは赤ちゃん」というタイトルの意味

生まれてきた子どもへの呼びかけであるこのタイトルには、「あなたが赤ちゃんだった時、私はこうだった」という親から子への記録という意味が込められています。育児の記録でありながら、「人間として生まれてくること」への深い思索も本書には漂っています。

読んだ後に残ったこと

3歳の息子がいる僕にとって、本書は「パパ視点からの出産・育児」を改めて考えさせてくれました。妻が出産した時の記憶と、川上未映子が描くお母さんの視点を重ねながら読んで、「あの時、妻はこんな気持ちだったのかもしれない」と思う箇所が何度もありました。

出産・育児のリアルは当事者にしか分からない部分が多い。だからこそ、こういう形で記録してくれた本書の価値は大きいと感じます。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー321件、評価4.35と高評価。「妊娠中に読んでリアルに備えられた」「お母さんになった気持ちを代弁してくれた」「川上未映子の文章力で育児エッセイがこんなに素晴らしくなる」という声が多数。

「育児のリアルが生々しい」という意見もありますが、それが本書の価値でもあります。美化されていない育児の記録として信頼できます。

良い点

  • 出産・育児のリアルが芥川賞作家の筆力で生き生きと描かれる
  • 笑えて泣ける感情の波があり最後まで飽きない
  • 妊娠前・妊娠中・育児中と幅広いタイミングで読める

注意点

  • 出産・育児経験がない方には一部の共感が難しいかもしれない
  • 内容がリアルなので出産への不安が増す可能性もある
  • 川上未映子独特の文体が合わない方もいる

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。妊娠中・育児中のどのタイミングでも読めます。

後に読む本: 特になし。本書をきっかけに川上未映子の小説作品を読むのもおすすめです。

読了データ

項目 内容
ページ数 約304ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『きみは赤ちゃん』は、芥川賞作家・川上未映子が35歳の初産から育児まで赤裸々に綴った出産・育児エッセイです。試練の連続を笑いと涙で記録した本書——妊娠中・育児中の方はもちろん、親になるということを深く考えたいすべての人に届けたい一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。