【要約&レビュー】『続弾!問題な日本語』北原保雄——ことばの乱れ?変化?日本語の今を問う
※本記事はAIを活用して作成しています。
続弾!問題な日本語
著者: 北原保雄
ジャンル: 語学・英語学習
試し読みもできます
Amazonで『続弾!問題な日本語』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「ら抜き言葉・さ入れ言葉・役不足の誤用」——よく批判される表現が本当に問題なのか言語学の視点から冷静に検証する
- 「正しい日本語」とは何か——言語は変化するものであり「乱れ」と「変化」の区別が必要という根本的な視点
- 前著「問題な日本語」の続編——さらに多くの「問題な表現」を取り上げ日本語の現状をアップデートする言語学的解説
この本はこんな人におすすめ
- 日本語の「正しさ」に関心がある方
- ライター・編集者・教師など言葉を扱う仕事の方
- 「若者言葉・ら抜き言葉はなぜ問題にされるのか」を知りたい方
- 北原保雄の「問題な日本語」シリーズのファン
こんな人には合わないかも
- 前著を読んでいない方(続編のため重複内容がある)
- 言語学の専門的な体系を学びたい方
- 「正しい日本語の使い方」のルールブックを求めている方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 内容の濃さ | ★★★★☆ |
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| 実践のしやすさ | ★★★★☆ |
| 初心者向き度 | ★★★☆☆ |
| コスパ(満足度) | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
「ら抜き言葉」は本当に間違いか
本書の典型的な議論の一つが「ら抜き言葉」の問題です。「見られる→見れる」「食べられる→食べれる」という表現は「言葉の乱れ」として批判されますが、著者は「言語は変化するものであり、ら抜き言葉は自然な言語変化の一つだ」という言語学的な視点を提示します。
「間違いと変化は違う」という認識が日本語への見方を変えます。言語学的には「正しさ」は固定されたものでなく、時代とともに動くものです。今の「乱れ」が将来の「標準」になる可能性を歴史的な事例とともに示す視点は、日本語への思い込みを外してくれます。
「役不足」の誤用問題
本書が取り上げる「典型的な誤用」の一つが「役不足」です。本来は「能力に対して役が軽すぎる」という意味ですが、「力不足・能力が足りない」という意味で誤用されることが多い表現です。なぜこの言葉は誤用されやすいのかという分析は、言語の認知的な仕組みへの理解を深めます。「なぜ人はこの言葉を逆の意味で使うのか」という問いへの答えが、語の意味の捉え方への新しい視点を提供します。
「正しい日本語」の基準はどこにあるか
本書が最終的に問うのは「正しい日本語とは何か・誰が決めるのか」という根本的な問いです。辞書・文法書・学校教育・世間の感覚——これらが一致しないとき「正しさ」の基準はどこにあるのかという問いが立てられます。言語は常に変化しており変化を否定することは言語の本質を否定することだという著者の視点が一貫しており、「正しい日本語を守れ」という主張への批判的な考察になっています。
実際に試してみた
読む前の状態: ライターとして「正しい日本語を使わなければ」というプレッシャーを感じており、「ら抜き言葉は絶対に使ってはいけない」という意識が強くありました。使っていい表現・いけない表現を明確に知りたくて本書を手に取りました。
考えが変わった点: 「正しさ」の基準自体が変化しているという認識が深まりました。「これは正しいか間違いか」という二項対立ではなく「これは言語変化の途中なのか、それとも定着した誤用なのか」という問いに変わりました。言語への向き合い方が柔軟になりました。
変えた行動: 文章を書くとき「なぜこの表現は気になるのか」という問いを自分に投げかけるようになりました。「ルールだから」という理由でなく「この文脈ではどちらが伝わりやすいか」という視点で言葉を選ぶ意識が強まりました。
正直、ここが物足りなかった
前著「問題な日本語」と内容が重複する部分があり、前著を読んだ方には新鮮さが減ります。また言語学の専門書としては軽めで、各テーマの掘り下げが浅い章もあります。「続編」という性格上、前著を読んでいない方には文脈が伝わりにくい部分もあり、シリーズとして読むことが前提になっています。
読者の評判・口コミ
楽天レビューでは評価4.1程度の評価。「日本語への見方が変わった」「前著に続いて面白く読めた」という肯定的な声がある一方、「続編のため新鮮さが減った」「もっと深く掘り下げてほしかった」という意見も見られます。
「日本語に関心がある人が楽しく読める良書」という評価が多く、ライターや教師など言葉を扱う仕事の方から特に支持されています。
良い点
- 「日本語の乱れ」を言語学的に冷静に分析していて説得力がある
- 「正しい日本語とは何か」という問いへの新しい視点が得られる
- 読みやすく日本語への関心を高めてくれる
注意点
- 前著「問題な日本語」の知識があるとより楽しめる
- 言語学の専門書としては軽め
- 「続編」のため前著と内容が重複する部分がある
似た本と比べると
同じ「日本語の乱れ」を扱う本として、批判的な立場(「正しい日本語を守れ」系)と本書のような言語変化を肯定する立場があります。本書は後者として、「乱れと変化を区別する」という視点で論じており、読後に日本語への見方が柔軟になるのが特徴です。前著「問題な日本語」と合わせて読むことで、シリーズとしての価値が最大化されます。
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。日本語への関心があれば読み始められます(前著から読むとより楽しめます)。
後に読む本: 特になし。本書で日本語学への関心が深まったら、言語変化の専門書や方言研究書と合わせて学ぶと理解が深まります。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約200ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
北原保雄『続弾!問題な日本語』は「ら抜き言葉・若者言葉・誤用」などの問題な日本語を言語学的に検証した続編シリーズです。日本語の正しさに関心がある方・ライター・教師・言葉を扱う仕事の方に——「乱れと変化は違う」という言語学的な視点で日本語への理解を深める一冊として薦めます。
試し読みもできます
Amazonで『続弾!問題な日本語』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。