【要約&レビュー】『生きる言葉』俵万智——スマホ時代に問う、日本語の足腰を鍛え「言葉の力」で生きること
生きる言葉
著者: 俵 万智
ジャンル: 語学・英語学習
試し読みもできます
Amazonで『生きる言葉』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- スマホとネットが日常になった現代——「言葉の力が生きる力となる時代」に日本語の足腰をどう鍛えるかを問う
- 顔の見えない人ともコミュニケーションできる便利な反面——やっかいになった言葉の扱いに向き合う俵万智の言葉論
- 「サラダ記念日」の著者が伝える——言葉と丁寧に向き合うことの大切さ、言葉で生きることの喜び
この本はこんな人におすすめ
- 俵万智の短歌・文章が好きな方
- 言葉・日本語の豊かさに関心がある方
- SNSやデジタルコミュニケーションの中で「言葉の使い方」を考えたい方
- 言語感覚・表現力を磨きたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| 言葉への洞察の深さ | ★★★★★ |
| 俵万智の文体の美しさ | ★★★★★ |
| 現代への問いかけの鋭さ | ★★★★☆ |
| 日本語を愛する気持ちへの共鳴度 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
「言葉の力が生きる力」という時代認識
本書の出発点は「スマホとネットが日常の一部となった現代社会では、言葉の力がより大切になっている」という俵万智の時代認識です。
顔が見えない相手とコミュニケーションすることが増えた現代——言葉だけで思いを伝え、誤解を生まず、関係を築く力が求められています。便利になった反面、「やっかいになった」言葉との関係に、本書は正直に向き合います。
日本語の足腰を鍛えるとは
「日本語の足腰を鍛える」という著者の表現が印象的です。足腰が弱いと遠くへ歩けないように、言葉の力が弱いと深い思考・感情の表現が届かなくなる——この比喩が本書のテーマを体現しています。
短歌という「限られた言葉で最大の意味を込める表現」を長年実践してきた著者だからこそ語れる、言葉の鍛え方が本書には詰まっています。
言葉と丁寧に向き合う
本書全体を通じて伝わるのは「言葉を丁寧に扱うことへの愛」です。大量の情報が溢れ、言葉が消費される現代に、一つひとつの言葉の重みを感じながら生きること——俵万智の文章はそのモデルを体現しています。
実際に試してみた
フリーライターとして毎日大量の言葉を扱う自分には、本書の「言葉を丁寧に扱う」という姿勢が刺さりました。「早く書く」ことを優先するあまり、言葉を雑に扱っていないか——本書を読んでから、一文一文の言葉選びをより意識するようになりました。
「サラダ記念日」の著者が語る言葉論は、短歌の深みと同じ精度で書かれています。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー261件前後、評価4.2前後と高評価。「俵万智の文章の美しさに改めて感動した」「言葉への向き合い方が変わった」という声が多数。
「内容が難しい部分がある」という批評もありますが、言葉・日本語に関心がある層からの評価は高いです。
良い点
- 俵万智の美しい文体自体が「言葉の力」の実証になっている
- 現代的なデジタルコミュニケーションの問題にも向き合っている
- 「言葉を丁寧に扱う」という姿勢が読後に残る
注意点
- 俵万智の文体・短歌に関心がないと刺さりにくい
- 実践的なHow-toよりエッセイ的な内容が中心
- 「言葉論として深い」だけに読むのにエネルギーが必要
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。俵万智の「サラダ記念日」を読んでから本書に来ると、著者の言葉への想いがより深く理解できます。
後に読む本: 特になし。本書の「言葉を丁寧に」という視点を日常の書くこと・読むことに活かすことが次のステップです。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約200ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
『生きる言葉』は、「サラダ記念日」の俵万智がスマホ時代に問う「言葉の力が生きる力」の書です。日本語の足腰をどう鍛えるか——言葉と丁寧に向き合うことの大切さを、著者自身の美しい文体で体現した、言葉を愛する人に手渡したい一冊です。
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Amazonで『生きる言葉』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。