【要約&レビュー】『ちびまる子ちゃんの作文教室』さくらももこ/貝田桃子——まる子流「伝わる文章」の作り方

レビュアー: ゆう
ちびまる子ちゃんの作文教室

ちびまる子ちゃんの作文教室

著者: さくらももこ/貝田桃子

ジャンル: 言語

★★★★(4/5)
#言語#作文#さくらももこ#文章術#子供向け

3行で分かるこの本のポイント

  • ちびまる子ちゃんと一緒に「作文の書き方」を学ぶ——まる子・ヒロシ・おじいちゃんが登場する楽しいストーリー形式で、作文の基本を教える
  • 「何を書いていいか分からない」を解決——テーマの見つけ方・構成の作り方・表現の工夫——作文の全工程を分かりやすく解説
  • 小学生から大人まで使える——子供向けに見えるが「伝わる文章術」の本質が詰まっており、大人が読んでも発見がある

この本はこんな人におすすめ

  • 作文・文章を書くのが苦手な子供
  • 子供に作文を教えたい親・教師
  • 文章術の基本を学び直したい大人
  • さくらももこのファン

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
作文の基本の分かりやすさ ★★★★★
キャラクターとの一体感 ★★★★★
大人にも通じる内容 ★★★☆☆
実践しやすさ ★★★★☆

要約・内容紹介

ストーリー形式という設計の巧みさ

本書の最大の特長は「まる子たちが作文に取り組むストーリー」と「作文の技法解説」が組み合わさった設計です。まる子が宿題の作文に悩み・ヒロシに相談し・おじいちゃんのアドバイスをもらいながら書いていく——この物語が「作文の書き方」を自然に教えます。

「教科書で教わるより身につく」のは、読者が物語の主人公に感情移入するからです。

「何を書くか」の解決

本書が最初に扱うのは「何を書いていいか分からない」という問題です。「体験したことの中から『一番感じたこと』を選ぶ」「なんとなく思ったことを言葉にしてみる」——この初歩的な問いへの答えが、本書の最も重要な部分です。

多くの人が作文を苦手とする理由が「何を書くか」の段階で詰まることだとすれば、本書はこの段階への最良のガイドです。

「伝わる文章」の基本

本書後半は「伝わる文章にするための表現の工夫」に当てられています。具体的なエピソードを入れる・感情を正確な言葉で表す・読み手を意識した構成にする——これらは小学生向けに書かれていますが、社会人のビジネス文書にも通じる普遍的な原則です。

実際に試してみた

フリーライターとして文章を書く仕事をしていますが、本書を読んで「作文の基本に帰る大切さ」を感じました。「体験の中から一番感じたことを選ぶ」という当たり前のことが、いつの間にか「読者が求めていそうなこと」に置き換わっていたことに気づきました。

3歳の息子が小学生になったら、一緒に読みたい一冊です。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー246件前後、評価4.2前後と高評価。「子供が作文を嫌がらなくなった」「まる子のおかげで楽しく学べた」「大人が読んでも気づきがある」という声が多数。

「子供向けすぎて大人には物足りない」という声もありますが、「基本への回帰」として大人にも価値があります。

良い点

  • ストーリー形式で楽しく作文が学べる
  • 「何を書くか」という初歩的な問いに答える
  • 大人が読んでも文章術の基本を再確認できる

注意点

  • 子供向けのため大人には「物足りない」部分がある
  • 「高度な文章術」を求める方には向かない
  • さくらももこのキャラが好きでないと入りにくい

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。作文・文章が苦手な子供に最初に読ませたい一冊です。

後に読む本: 特になし。本書で文章術に興味を持ったら大人向けの文章術本にも進むことをおすすめします。

読了データ

項目 内容
ページ数 約160ページ
読了時間の目安 1〜2時間
図解・イラスト あり(まる子のマンガ・イラスト)
難易度 ★☆☆☆☆(小学生でも読める)

まとめ

『ちびまる子ちゃんの作文教室』は、さくらももこのキャラクターと共に「伝わる作文の書き方」を楽しく学べる入門書です。「何を書けばいいか分からない」という最初の壁をまる子と一緒に乗り越える——子供から大人まで楽しめる文章術の原点です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。