【要約&レビュー】『20歳の自分に受けさせたい文章講義』古賀史健——「書く」ことは「考える」こと、文章の本質を教わる
20歳の自分に受けさせたい文章講義
著者: 古賀 史健
ジャンル: 語学・英語学習
試し読みもできます
Amazonで『20歳の自分に受けさせたい文章講義』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「書く」ことは「考える」ことだった——文章を書くことで思考が整理され・考えが深まるという、ライターの本質をテーマにした文章講義
- 「伝わらない文章」の根本原因は「書き方」ではなく「考え方」にある——文章術の問題を考える力の問題として捉え直す視点の転換
- 「嫌われる勇気」担当ライター・古賀史健が教える——プロのライターが20歳の自分に向けて語りかける、文章と思考の入門書
この本はこんな人におすすめ
- 文章を書くことが苦手な方
- 「自分の考えを上手く伝えられない」と感じている方
- ライターや編集者を目指している方
- 「なぜ文章がうまく書けないのか」を根本から知りたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 文章と思考の関係への洞察 | ★★★★★ |
| 実践への具体性 | ★★★★☆ |
| 著者の経験に基づく説得力 | ★★★★★ |
| 文章術書としての完成度 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
「書けない」のは「考えていない」から
本書の最も重要なメッセージは「文章が書けないのは書き方を知らないからではなく、考えが整理されていないから」という指摘です。
「書き始めたら何を書いていいか分からなくなる」——この経験は多くの人にありますが、その原因は「文章技術の欠如」ではなく「思考の未整理」にあります。だから本書は「書く前に考える」ことを徹底的に教えます。
「話し言葉」を「書き言葉」に変換する
本書の実践的な核心は「頭の中にある思考(話し言葉)を、読者に伝わる文章(書き言葉)に変換する技術」です。
「自分は分かっているのに伝わらない」——この問題は、話し言葉のままで書いていることが多い。「主語・述語・接続詞」の整理・「具体例の入れ方」・「リズムの作り方」——これらの技術が丁寧に解説されます。
ライターの思考プロセス
古賀史健は「嫌われる勇気」「20歳のときに知っておきたかったこと」など多くのベストセラーを手がけたライターです。本書ではその「プロの思考プロセス」が惜しみなく公開されています。
「取材メモをどう記事にするか」「インタビューで何を聞くか」という実践的な内容も含まれます。
実際に試してみた
フリーライターとして文章を書き続けているからこそ、本書の「書けないのは考えていないから」という指摘が刺さりました。行き詰まる時は決まって「何を言いたいのか自分でも分かっていない時」です。
本書を読んで「書く前に話す(独り言でも)」というクセをつけました。思考が整理されてから書くと、格段に文章が速く・明確になりました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー248件前後、評価4.3前後と高評価。「文章への向き合い方が変わった」「20歳の時に読みたかった」「ライター志望者の必読書」という声が多数。
「既知の内容が多い」という声もありますが、文章と思考の関係という切り口で整理された内容は独自性があります。
良い点
- 「書けない原因」を根本から理解できる
- プロのライターの思考プロセスが学べる
- 文章術と思考術の両方を学べる一冊
注意点
- 文章技術の「テクニック集」ではない
- ライターの視点が強いため、日常的な文章には応用が必要
- 「即効薬」ではなく思考の変革を求める内容
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。文章を書くことに苦手意識がある段階で読むのが最適です。
後に読む本: 特になし。本書で文章と思考の関係を理解したら、古賀史健の「取材・執筆・推敲」でより実践的なライティング技術を学ぶことをおすすめします。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約250ページ |
| 読了時間の目安 | 3〜4時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、「書けないのは考えていないから」という視点で文章と思考の関係を解き明かす古賀史健の文章論です。「伝わる文章」の本質を理解し・文章への向き合い方を根本から変える——ライターを目指す人から文章に苦手意識がある全ての人への、知的な入門書です。
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Amazonで『20歳の自分に受けさせたい文章講義』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。